一般社団法人海の共同通信

基礎情報

団体ID

1432089959

法人の種類

一般社団法人

団体名(法人名称)

海の共同通信

団体名ふりがな

うみのきょうどうつうしん

情報開示レベル

★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

【活動主旨】

 『海の共同通信』の目的は、地方沿岸部の集落やまちに、住民が主体となる活性化のプラットフォームをつくり、そこから活動を起こし継続することです。そのために、担当者が地域に入ってニーズを知り、住民を中心とした組織をつくり、計画を立てて実行します。また、行政、企業、研究機関、表現団体の人々と連携して、その多様な意見を集約し、計画立案と実施へ反映させます。

 モノ・人・経済・文化の都市への集中が加速する中で、沿岸部の集落やまちでは、それに呑み込まれないための様々な取組みが行われています。しかしそれらの活動が成果を上げているかと言えば必ずしもそうではありません。その原因の一つには、人口減少や複雑化する流通といった問題に、地域単位の解決策が追い付いていないことがあります。また、海洋生物資源の減少や増え続ける海ゴミといった問題が、国を越えて多層化していることもあります。すべての原因が大きく立ちはだかり日常生活の中では対応できないという印象を生んでおり、地域住民は問題を自分の問題として考えることがなかなかできません。

 私たちは、この打開には「身近で具体的で面白いことをまず始めてみる」のが重要だと考えています。原因は何か、障壁は何かといった分析から解決手段を模索し、まず実行に移し、検証し、続けていく。『海の共同通信』はそのためのプラットフォームを生み出すことに取組んでいます。

 私たちは、このプラットフォームを『海のステージ』と名付けました。これは文字通り現実の『舞台』です。地域住民との協働作業で、海のロケーションを活かした手作り仮設野外舞台を建設・運営、そこで音楽・演劇・ダンスをはじめとする多彩なパフォーマンスを展開しています。
実際の『舞台』にこだわるのは、地域活性化という取組みの成果が非常に見えにくいからです。2018年5月に福井県小浜市田烏(たがらす)地区で展開した『海のステージ』では、海を臨む棚田に野外ステージを建設し、その美しいビジュアルと賑やかなパフォーマンスで地元住民や外から訪れた人にアピールしました。
 また『海のステージ』の実行委員会には様々な年齢や職業の住民が参加しています。この場で、地域が抱える様々な問題を見つめ直し、忘れている伝統や人々の結びつきに再度注目しながら独自のアイディアが生み出されています。大きな問題の前で立ち止まるのではなく、まず一歩を踏み出してみることが何より重要だと考えます。
    

代表者役職

代表理事

代表者氏名

杉本 信昭

代表者氏名ふりがな

すぎもと のぶあき

代表者兼職

株式会社GEARS社長

主たる事業所の所在地

郵便番号

161-0033

都道府県

東京都

市区町村

新宿区

市区町村ふりがな

しんじゅくく

詳細住所

下落合3-4-18

詳細住所ふりがな

しもおちあい

お問い合わせ用メールアドレス

sugimoto@gears-tokyo.net

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

090-4832-5317

連絡先区分

自宅・携帯電話

連絡可能時間

10時00分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

FAX番号

FAX番号

03-3358-6848

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

160-0004

都道府県

東京都

市区町村

新宿区

市区町村ふりがな

しんじゅくく

詳細住所

四谷4-24-2 中島第一ビル8-B

詳細住所ふりがな

よつや なかじまだいいちびる

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2016年10月12日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2016年10月12日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

東京都

最新決算総額

100万円~500万円未満

役員数・職員数合計

4名

所轄官庁

法務省

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

地域・まちづくり、文化・芸術の振興、環境・エコロジー、国際協力、経済活動の活性化、市民活動団体の支援、観光、農山漁村・中山間、食・産業、漁業、林業、行政への改策提言

設立以来の主な活動実績

【設立の経緯】
代表者である映像監督の杉本が、撮影で訪れた沿岸部の人たちと親交を深める中で、彼らの抱える問題を知り、それを打開するための具体的な行動を起こすことが必要と考え設立した。

【活動実績】
■2016年11月~2017年8月
  福井県小浜市内外海地区田烏(うちとみちくたがらす)にて、第1回『内外海田烏 海のステー
  ジ』(主催:「海のステージ実行委員会」「海の共同通信」 後援:小浜市)を準備

■2017年9月
  実行委員会編成終了。メンバー:田烏集落住民、カフェ経営者、レストラン経営者、
  デザイナー、公民館職員、若狭高校教員、若狭高校生、小浜市役所職員(以上小浜市)、
  プログラムディレクター、宣伝担当(以上東京都)

■2018年5月12日・13日
  第1回『内外海田烏 海のステージ』実施。2日間で約1,700人を集客。
  https://www.facebook.com/uchitomi.uminostage/

■2018年6月~7月
  実行委員会にて活動の工程を整理。来年度以降の継続開催を決定。
  以下が他地域展開のモデルとなる『海のステージ』実施工程。
   1) 担当者の地域浸透
    コーディネート役のスタッフが集落やまちに通い、核となる人材を発掘
   2) 実行委員会の結成
    核となる人材とともに、多様な分野・年齢構成の実行委員会メンバーを組織
   3) 実行委員会の運営
    課題の見直し、目標の設定、企画内容・資金調達・継続性・発展性などについての議論
   4) 拠点確保
    実行委員会の拠点となる場所(空家、漁協施設内等)を集落内に確保
    行政組織内に担当者を確保
   5) 分科会の設置
    パフォーマンス内容の決定、地元内外への宣伝、イベント運営、イベント後の展開等に
    ついての検討・実行
   6) コミュニケーション及び宣伝メディアの構築
    Facebook、特設サイトの作成
   7) 準備・実行
    ステージ及び集落を舞台としたパフォーマンスイベント及びマルシェ等の展開
   8) 継続・発展
    『海のステージ』の継続による地域のファン確保
    拠点となった家の宿泊施設展開や企業との協働等、活動の経済的自立基盤の構築
    地元住民の中の人材育成及び活動の地元移行

■2018年8月~
  次回開催へ向けた実行委員会を編成
  他の地域への展開準備

【代表者略歴】
1956年新潟生まれ。1986年よりドキュメンタリー映像監督。2010年より全国の閉鎖性海域の環境保全をテーマにした映像制作に従事するとともに、地元関係者の意見調整、地域産業の活性化等様々なサポートを行ってきた。

 
 

団体の目的
(定款に記載された目的)

当法人は、海洋及び沿岸域で起こっている諸問題に対して、その解決のための道筋を付けるために当該地域住民間に自立的な問題解決力と継続的なコミュニケーションを醸成し、さらに当該地域住民と研究者・研究機関・メディアを結ぶネットワークを構築・発展させることを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

法人の目的に資するために次の事業を行う。

   1.海洋及び沿岸域で起こっている諸問題に関する分析
   2.海洋及び沿岸域で起こっている諸問題に関する研究事例と解決へ向けた方法の集積及び
     手法の構築
   3.当該地域が抱える課題の把握と分析
   4.課題解決へ向けた方法・手法の当該地域に於ける実践
   5.実践に当たる各地域住民の活動支援及び活動継続へ向けた支援
   6.各地域における実践の経過・結果・展望の分析と持続的発信
   7.上記事業に関わる全ての研究機関・地域・メディア・個人のネットワーク形成
   8.その他この法人の目的を達成するために必要な事業

現在特に力を入れていること

■「海のステージ」継続のための経済的自立基盤の構築
  ・地域にマッチした活性化ビジョンの具体化
  ・モノに限らず、人、伝統、雰囲気までに視野を広げた地域の「強み」の掘り起こし
  ・掘り起こした「強み」の収益事業化

■「海のステージ」のモデル化と新たな地域への展開
  ・新潟県村上市
  ・青森県八戸市
  ・三重県志摩市及び鳥羽市 

■小浜市における継続のための若手人材育成


今後の活動の方向性・ビジョン

■『海のステージ』を入り口とした事業展開モデルの構築
  ・ステージの徹底的な活用(結婚式ステージ、地域イベントステージ等)
  ・マルシェの展開(イベント期間以外への延長から恒常化へ)
  ・集落全体の演出強化(空家、蔵、路地の活用)

■『海のステージ』に次ぐ地域活性化へ向けた新たなプラットフォームの開発
  ・地域住民の「もてなし心」を活かし洗練させた宿泊施設運営等、住民それぞれが能力を発揮し
   収入を得ることができるシステムを構築

■地域活性化の実践ノウハウのライブラリー化
  ・ライブラリーを基にした他地域への展開 

定期刊行物

団体の備考

【中心となるメンバー】(2016年10月31日現在)

 ・山形 俊男 東京大学名誉教授 一般社団法人海の共同通信理事
 ・古川 恵太 特定非営利活動法人海辺つくり研究会理事
 ・松田  治 広島大学名誉教授 公益財団法人国際エメックスセンター副理事長
 ・田中 丈裕 特定非営利活動法人里海づくり研究会議理事/事務局長
 ・西野ひかる 一般社団法人うみから理事
 ・国分 秀樹 三重県水産研究所
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

実績なし

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

■任意団体田烏我が袖くらぶ
  福井県小浜市内外海地区田烏「海のステージ」企画・実施・運営協働
■一般社団法人うみから
  同上企画・実施・運営協働
■演劇集団風煉ダンス
  同上パフォーマンス企画協働

企業・団体との協働・共同研究の実績

■株式会社クラウド漁業
  福井県小浜市内外海地区田烏「海のステージ」マルシェ実施提携
■株式会社未来プランニング
  同上企画協働
■株式会社マインドアンドサウンドライフ
  同上舞台照明・音響の提携
■有限会社まるめろ
  同上パフォーマンスプログラム企画提携
■株式会社キックスマッシュ
  三重県志摩市「海のステージ」企画きょうどう

行政との協働(委託事業など)の実績

■福井県立若狭高校
  福井県小浜市内外海地区田烏「海のステージ」企画協働
■独立行政法人国立若狭湾青少年自然の家
  同上運営協働
■福井県小浜市
  同上運営