近年、我が国では、他に齢の無いほどの速度で高齢化が進行しています。社会の高齢化に加え、近年の核家族化の影響で、高齢者のみの世帯は増加している傾向にあり、高齢者が高齢者を介護するいわゆる“老老介護”が増加しています。更に、大家族においても、少子高齢化に伴い、家族内における介護をする者の人数が減少し、それによって家族内の同じ人物だけが介護を行うことになってしまい、介護者の精神的、肉体的負担が増加しています。また、つきっきりで介護を行うため、地域社会との関わりが薄くなり、疲労とストレスが溜まり、ついには介護する者が介護される側に回ってしまうというケースも珍しくありません。
　このような状況や不安を解消するためには高齢者の方々が自立できるように支援をしていかなければなりません。そのためには介護するだけではなく、高齢者の方々が積極的・自発的に社会に参加していけるように、地域社会全体で支援をしていく必要があると考えます。
　そこで、私たちは平成25年3月より住宅型有料老人ホームおよび通所介護事業所を開設いたしました。開設から現在まで、入居者およびご利用者様の人数は増えてきており、より良いサービスが提供できるよう努力しているところです。

(1)　介護保険法に基づく居宅サービス事業
　　有料老人ホーム入居者及び地域住民の通所介護サービスとして、入浴・食事の提供（これらに伴う介護を含む）、日常生活に関する相談・助言、健康状態の確認などの日常生活上の世話及び機能訓練を行います。
特に機能訓練では常勤の理学療法士による指導を行い、充実した機能訓練を行います。
(2)　介護保険法に基づく介護予防サービス事業
　　要支援者向けの「介護予防通所介護」として、地域包括支援センターが作成するケアプランに基づき、日常生活支援等の共通サービスと、運動器機能向上・栄養改善・口腔機能向上等の選択サービスを行ないます。　　　
(3)　介護保険法に基づく居宅介護支援事業
　　要介護者の依頼を受けて、心身の状況、環境、要介護者や家族の希望等 を考慮した介護支援計画（ケアプラン）の作成、およびその他の介護に関する専門的な相談に応じます。居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービスまたは福祉サービス（指定居宅サービス等）を適切に利用できるように、要介護者 とサービス提供事業者や行政との調整を行います。
(4)　有料老人ホームの設置及び運営に関する事業
　　有料老人ホームの運営により、要介護高齢者の生活を支援します。近隣施設との差別化を図るため、特色を持たせた運営を目指します

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