この会は、奈良県北和地域の障害者福祉に積極的に活動していくために平成23年に設立された。
活動は、それぞれ、理念として多様性をもとめて、咲き競う「らんまん」として、実際の活動を行っている。この会の理念は「私たちらんまんは、ノーマライゼーションの理念の下、障害を持つものも、持たないものが、共にありのままに暮らし、互いの違いを認め、尊重する社会を求め、目指す。」としている。
また運営方針として
〇社会的自立への支援
私たちらんまんは、障害者がその地域社会で孤立せず、より豊かで幸せな生活ができるよう、自らの生活を獲得していく過程を支持し支援する。
〇地域社会活動への参加・参画
私たちらんまんは、共助、互助の地域社会をつくることの取り組みに積極的に関わり、障害者の地域生活がより豊かなものになるようめざす。
〇障害者種別の壁の打破
私たちらんまんは、ありのままを認め合うノーマライゼーションの理念にのっとり、障害種別の壁を乗り越えるために、各々の障害を理解し、交流を積極的に進める。
〇意識の変革
私たちらんまんは、障害者が、保護し保護され見守られる立場から脱却し、自己の判断と力で自己実現し、責任を担って生きていく力を信頼し、支持する。
〇社会貢献
私たちらんまんは、らんまんが広く社会に開かれた存在であることを自覚し、社会のニーズに迅速かつ柔軟に応じ、貢献する。
とし、「これらのことを実現するため、わたしたちは誠意と創意で、積極性にあふれたらんまんを常に作り続けます」と、宣言している。
また、これらの活動を進めるため、当法人が運営する「らんまん」各事業職員に課せられた職員行動規範として
第1条　『個人の尊厳』
私たち、らんまん職員は、利用者の意思や価値観を尊重し、強く支持する。
私たち、らんまん職員は、利用者のできることや可能性を強く支持し、支援する。
私たち、らんまん職員は、利用者の言葉だけでなく、その思いに耳を傾ける姿勢を持ちます。
第２条　『生命の尊厳』
私たち、らんまん職員は、利用者個々人の安全を守ることに努めます。
私たち、らんまん職員は、利用者に個別の配慮をし、安全な食事ができるよう心がけます。
私たち、らんまん職員は、事業所環境を整え、利用者が気持ちよく安全に利用できるよう心がけます。
第３条　『人権の擁護』
私たち、らんまん職員は、職員であることを自覚し、不快になるような言動や態度は慎みます。
私たち、らんまん職員は、利用者に対して、大人としてふさわしい呼び方を心掛けます。
私たち、らんまん職員は、利用者への意思確認や情報の伝達の際はプライバシーに配慮する。
第４条　『プライバシーの保護』
私たち、らんまん職員は、利用者の個人情報の取り扱いには最大限の注意を払います。
私たち、らんまん職員は、基本原則にのっとって個々のプライバシーを遵守する。
第５条　『利用者本位の援助サービス』
私たち、らんまん職員は、利用者に、活動の内容や予定を事前に分かりやすいよう伝えます。
私たち、らんまん職員は、個々の活動場面で中で利用者の自己決定を尊重する。
私たち、らんまん職員は、個々の利用者に合わせた分かりやすい言葉と話し方を心がけます。
私たち、らんまん職員は、利用者の障害にとらわれず、本人の長所を伸ばしていけるよう支援する。　
第６条　『地域社会への参加と交流』
私たち、らんまん職員は、利用者がさまざまな社会資源を活用できるように支援する。
私たち、らんまん職員は、利用者が地域と交流できる機会を作ります。
第７条　『支援サービスの点検』
私たち、らんまん職員は、常に自己点検やまわりの声に耳を傾け、サービス向上に努めます。
とし、以下の宣言を行っている。
「私たち、らんまん職員は、機会あるごとに事業の見直しを図り、 サービスの改善及び開拓に努めます。」
「私たち、らんまん職員は、利用者だけでなく、その出身家族とのコミュニケーションも大切にする。」

設立以来、6年が過ぎますが、小規模であることでの小回り、即応性をもって、支援の科学性・専門性と併せてエモーショナルな支援も含め、多様な展開を行っています。

代表理事

すがわ えいじ