ワールドランナーズ（ＷＲ）は 1978 年「飢餓の終わりのための活動」に参加していた「走ることが好きな人々」によって「走ることを通して飢餓の終わりに貢献しよう」というビジョンから米国で設立された NGO です。ワールドランナーズ・ジャパン（ＷＲＪ）は 1989 年ＷＲの飢餓の終わりと世界の平和のためのマラソン「モスクワピースマラソン」に日本から初めて参加した 8 人が帰国後同年 ８月に NGO(任意団体)として設立し今日に至っています。
モスクワでは、赤ちゃんを乗せた乳母車を押しながら走るお母さんや、グループで横断幕を持って合唱しながら走る人達、沿道の人たちに自分の走る目的を書いたカードを配りながら走る人達、声を掛け合い、エイドを分けてくれたりなど自分の記録や順位ではなく大会の目的を思い思いの形でアピールしながら全員が共通のビジョンを共有して走る参加者の姿に感動。衝き動かされる様に資金も無く方法もわからないまま目をつぶって鼻をつまんで底なしの井戸に飛び込む様にこの活動（WRJ）を始めました。
ＷＲＪは、「走ることを通して地球上から慢性的な飢餓をなくす」という WR のビジョンを掲げるだけでなく、当時まだ日本では一般的でなかった「走る目的を周りの人々に話、スポンサーを募って走る事で寄せられたお金を貢献に回す」ことや「ある目的のためにランニング大会を開催し参加費から必要経費を差し引いた金額をその目的のために貢献する」ことなど、今までに無い文化を創り出すさきがけとしての意気込みから「走ることを通して貢献するという文化を日本に創作し根付かせ拡大してゆく」という WR には無い二つ目のビジョンを掲げ飢餓の終わりや国際貢献への新たな参加の切り口として誰でも踏み出せる「走る」という機会を市民レベルで提供し拡大し続けているところです。

海外援助事業
ケニア、タンザニアのスラムや農村にて、優秀な女子学生たちに奨学金を提供しコミュニティーでの女性の地位向上やリーダーシップを醸成する奨学金プロジェクト基金、セカンダリースクール寄宿舎建設プロジェクト、給食プロジェクトを実施しています。

貢献のために走るという機会の提供
1　新春ランニング感謝祭
「走ることで貢献できてありがとう」をキャッチフレーズに2000年から毎年2月もしくは3月に開催しています。
２　チャリティーリレー for AFRICA
慢性的な飢餓の影響を真っ先に受けるアフリカの子どもたちをサポートすることと、多くの人々に「貢献のために走る」機会を提供しようというのが目的です。第19回を数え完了した「山中湖セーブ・ザ・チルドレン・リレー」の後継イベントとして2009年6月に第1回を開催。現在まで 毎年か欠かさず開催しています。
3　WRJ AFRICAパートナーシップラン
アフリカの子ども達をサポートするための一定時間内にどれだけの距離を走れるかをチームで競うリレーイベントを毎年秋に開催しています。
4 　チャリティーラン
「走ることで世界に貢献」する機会を増やす目的かつWRJの認知の機会を増やす目的で、皇居周回コースを利用して毎年２回開催をしています。
5　定期ラン
WRJの毎月定例のランニング練習会（毎月第2日曜日）を実施しています。
６　てけらん（平日夜の定期ラン）
平日夜の時間に皇居周回コースを歩いたり、走ったり気楽に参加出来るようなイベント毎月開催しています。
７　不定期ラン
実施時期場所等その都度決定し参加できる人が集まり参加する形をとり、街や季節を楽しむランイベントを開催しています。

上記の１ー７のチャリティーラン大会の参加者からいただく参加費から経費を差し引いた余剰金と、参加者や賛同者からの寄付金がアフリカの支援に充てられています。

その他の活動
ニュースレターの発行： 年間３、4回発行
ママトゥンデの会：4人のアフリカツアー同窓会のメンバーを中心に、アフリカプロジェクトを盛り上げていくことを目的に講演会などのイベントを開催しています。
AFRICAプロジェクト視察ツアー：支援先アフリカの現地の実際に触れ、現地のパートナー達と人間関係を強固にするツアーを２年に一度のペースで実施しています。

年４回の大会開催は引き続き行って行きます。
コロナの影響などもあり、アフリカの支援地との距離が離れてしまった時期がありましたが、AFRICAプロジェクト視察ツアーが再開できたこともあり、より親身になった継続的な支援を目指しいています。
また、より多くの方にＷＲＪの活動を知ってもらうとともに、大会への参加、サポーターとしてなど活動への参加の機会を提供していきたいと考えています。

実績なし

無

国際協力ＮＧＯセンター正会員

 

 

 

2023年9月29日

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