特定非営利活動法人イカオ・アコ

基礎情報

団体ID

1505904126

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

イカオ・アコ

団体名ふりがな

とくていひえりかつどうほうじん いかお あこ

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

フィリピンでの植林活動を通して、日本人とフィリピン人の友好を深め、友情と共に苗木を育てていくというのがイカオ・アコのモットーです。1997年、西ネグロス州シライ市で始めたマングローブの植林活動は、ネグロス島の各地やボホール島に広がりを見せています。マングローブの植林だけでなく、山地での植林や環境教育、エコツーリズム、フェアトレード、農業の6次産業化、ごみの減量化など、住民の生計向上支援も合わせて活動の幅が広がってきています。すべては「日本人とフィリピン人が協働して持続可能な社会を作る」という活動方針に沿ったものです。

代表者役職

理事長

代表者氏名

後藤 順久

代表者氏名ふりがな

ごとう よりひさ

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

460-0004

都道府県

愛知県

市区町村

名古屋市中区

市区町村ふりがな

なごやしなかむらく

詳細住所

新栄町2ー3 YWCAビル7F

詳細住所ふりがな

しんさかえまち わいだぶりゅーしーえーびる

お問い合わせ用メールアドレス

ikawako.mangrove@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

050-6873-1521

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

13時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

-

都道府県

-

市区町村

-

市区町村ふりがな

-

詳細住所

-

詳細住所ふりがな

-

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1997年1月18日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2009年12月28日

活動地域

海外

中心となる活動地域(県)

海外

最新決算総額

1,000万円~5,000万円未満

役員数・職員数合計

19名

所轄官庁

愛知県

所轄官庁局課名

あいちNPO交流プラザ
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

子ども、青少年、教育・学習支援、地域・まちづくり、環境・エコロジー、災害救援、国際協力、国際交流、経済活動の活性化、就労支援・労働問題、市民活動団体の支援、農山漁村・中山間、食・産業、漁業、林業

設立以来の主な活動実績

1995年 戦後フィリピンで在留日系人の支援活動を行っていた土居潤一郎氏が、地元のフィリピン人のためになる活動がしたいと現代表の後藤に声をかけ、日本人・フィリピン人の両方に利益のある環境活動(主にマングローブの植林)を始めることになった。
1997年 環境NGOイカオ・アコとして、植林活動を始める。
2002年 フィリピン/ネグロス島に1名以上の駐在員を配置する。現地法人IKAW-AKO Japan-Negros Partnership for Environmental Protectionを設立する。
2003年 代表の後藤、副代表の鈴村がフィリピン/シライ市バラリン村の名誉村民となる。
2007年 JICA草の根技術協力支援事業を開始する。
2009年 NPO法人に認定される。フィリピン/ボホール島に現地事務所を設置する。現地駐在インターンシップ制度を開始する。
2011年 ニチバン株式会社様と連携し、植林事業を始める。
2014年 TOTO水環境基金「フィリピンで有機農業を広め、水源の森を守ろう!」のプロジェクトで、日本水大賞を受賞。
2021年までに、173万本の植林を達成した。

団体の目的
(定款に記載された目的)

フィリピンにおいて、熱帯林再生などに関する事業を行い、環境に係る問題の改善や解決を図り、住民の生活の質の向上と日本・フィリピンの相互理解及び親善の増進に寄与することを目的とします。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

◆1960年代から、フィリピンにおいて魚の養殖池への転換や、薪炭や建材を採取するためにマングローブが伐採され、4分の1までに激減した社会背景があります。そこで、失われたマングローブ林再生のため、フィリピン/ネグロス島とボホール島で、地域住民と教育機関を巻き込んでマングローブの植林、また清掃活動を行っています。
◆農家の所得向上、また地域の産業発展を目指し、フィリピン/ネグロス島で、地域の観光業との連携を図り、高原の気候に合った高付加価値のイチゴ栽培/販売を行っています。
◆安全な水を入手できない地域や学校が多くあることから、フィリピン/ボホール島で、一手法として、雨水を貯蔵し浄水できるタンク建設することで、地域住民と生徒たちに安全な飲料水の供給事業を行っています。
◆毎年、マングローブの植林体験や現地の学生と文化交流を行えるスタディツアーを開催しています(コロナ禍により、現在は中止)。
◆フィリピン/ネグロス島で、日本人ボランティアやインターンが国際協力を体験できる滞在型の研修センターを運営しています(コロナ禍により、現在は休業中)。

現在特に力を入れていること

◆2023年までに200万本の植林の達成を目指しています。
◆フィリピンのイチゴ栽培における高品質の安定化、また収穫の増加を目指し、ゆくゆくはイチゴ栽培をフィリピン・ネグロス島高地に拡散できるように、現在取り組んでいます。
◆フィリピン・ボホール島での水の供給事業と合わせて、衛生教育を行い、公衆衛生に対する地域住民の意識を向上させる取り組みも行っています。

今後の活動の方向性・ビジョン

【ビジョン】
日本人とフィリピン人が国境を越えて協働し、環境保全活動を通して友情を育てていくこと

【ミッション】
1、フィリピンで主に森林破壊に関する環境問題について実態を調査し、住民を教育しつつ、住民と共に森林再生に取り組む。
2、日本人とフィリピン人の親善を促進するため、文化交流活動を行う。
3、森林再生等に取り組む現地住民が、活動を継続するための資金を自己調達できるように、職業訓練や収入向上支援を行う。

定期刊行物

週刊メルマガ
http://www.mag2.com/m/0000170060.html

パンフ・案内書を不定期に発行

団体の備考

<活動開始の経緯>
 第二次世界大戦中に当時アメリカ統治下であったフィリピンは、1941年日本に侵攻され、約4年間占領されていました。シライ市は、ネグロス島で最後まで日本兵が居残った場所でした。このシライ市で通信部隊の小隊長を務めていた故土居氏は、日本軍から教会を爆破するようにと渡された爆弾を海に放棄するなど、現地の人に対して思いやりのある行動をしていたため、地元の人から愛されていました。土居氏は戦争後も残留していた日系二世たちの支援のために何度もネグロスに足を運んでいらっしゃる中で現在のイカオ・アコ代表と出会い、「地元の人のためになる活動はないか」と協議した結果始めたのが、現在のマングローブの植林だったというわけです。
 現在、フィリピン、ネグロス島では90%以上のマングローブ林が消失しています。この90%のマングローブ消失の背景には日本経済と密接な関係があります。エビの養殖、キャンプ用の炭などが日本へ輸出されています。こうした危機感からマングローブの植樹活動を通して、地域コミュニティーと共に考えて、環境保全をリードできる人材を担うために活動をスタートさせました。
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

2003年4月~2006年3月 国際ボランティア貯金 「マングローブ林近隣住民に対するカニの養殖技術指導」
2007年10月~2010年9月 JICA草の根技術協力事業支援型 「南ネグロスのマングローブの再生と生計向上支援」
2008年4月~2009年3月 イオン環境財団環境活動助成 「西ネグロス州北部地域におけるマングローブ40万本再生計画」
2008年9月~20011年8月 緑の募金 「地球温暖化防止とアクト・ローカリーを目標とするマングローブ再生」
2010年4月~2011年3月 国際ボランティア貯金 「ボホールにおけるマングローブの植林および環境教育」
2010年10月~2013年9月 JICA草の根技術協力事業パートナー型 「流域の森林再生と環境教育-エコツーリズムの導入-」
2011年4月~2012年3月 国際ボランティア貯金 「ボホールにおけるマングローブの植林、養豚、養殖技術の指導」
2011年7月~2014年6月 緑の募金 「西ネグロス州中部における水源涵養、魚付き林整備」
2012年4月~2015年3月 イオン環境財団環境活動助成 「ボホール島における住民参加によるマングローブ再生事業」
2013年4月~12月 リコー社会貢献クラブ・FreeWill「リコーFreeWillの森プロジェクト」
2013年7月~2014年3月 地球市民財団「フィリピンの貧困農山村における環境調和型農畜産業育成事業」
2013年11月~2014年7月 世界の人々のためのJICA基金「食品加工技術の移転による貧困山村地域の女性の就業支援」
2014年4月~2015年3月 TOTO水環境基金「フィリピンで有機農業を広め、水源の森を守ろう!」
2015年10月~2019年9月 JICA草の根技術協力事業「環境教育による3R推進と循環型社会の形成プロジェクト」
2017年4月~2019年3月 地球環境基金「フィリピンの水源地域におけるサトウキビ畑の有機農業への転換」
2019年4月~2022年3月 三井物産環境基金「雨水のリユースシステム構築による、安全な飲料水と適切な衛生環境を提供する事業」
2019年3月~2023年2月 日本NGO連携無償資金協力(外務省)「農家の生計向上を目指す高品質イチゴの観光農園の普及事業」
2021年4月~2024年3月 地球環境日本基金「熱帯林における違法伐採による炭焼きの現状と持続可能性確保の調査・提言事業」

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

2011年度から計6回、NICEと共催したワークキャンプ実施を行ったり、フィリピンの他NPOや語学学校の人を植林に招くなど、人脈づくりも兼ねて、多くの人と活動を共にしています。

企業・団体との協働・共同研究の実績

2011年度より、ニチバン株式会社様と連携を取っています。『ニチバン巻心ECOプロジェクト』として、ニチバン様が使用済みテープの巻心を資源回収し、段ボールに再生した収益金の一部をイカオ・アコに寄付していただいています。それにより、2021年までに272,622本のマングローブの苗を植林することができました。

行政との協働(委託事業など)の実績

2009年度 国土交通省 「環境調和型公園施設整備支援事業」