○設立の経緯
大船渡国際水産・物流拠点形成プロジェクト実行委員会は、東日本大震災からの復旧・復興にあたって「海を生かしたまちづくりの復活」の中心的なプロジェクトとして、三陸産水産物の中国・アジア向け輸出の促進のため基幹となる施設整備により、漁業、食品・水産関連産業、港湾関連産業の復活に寄与するために、大船渡市、大船渡湾冷凍水産加工業協同組合、大船渡国際港湾ターミナル協同組合により設立された。
○活動の実績
東日本大震災で港湾施設や水産流通加工業者の冷蔵・冷凍施設など、市内全域で大きな被害を受け、国際貿易コンテナ定期航路が休止したところである。
国際水産・物流拠点としての大船渡の復活を目指し復旧・復興事業を展開し、平成25年9月28日に大船渡港国際フィーダーコンテナ定期航路が開設された。

１　共同利用冷蔵・冷凍施設及び附帯施設整備
　(1)　時期　　　2017年３月
　(2)　場所　　　大船渡市大船渡町字笹崎10-２（大船渡港野々田ふ頭近隣地）
　(3)　冷蔵・冷凍施設及び附帯施設整備の内容
　　ａ．鉄筋コンクリート造4階建　延床面積 3,814.64㎡
　　ｂ．屋上部分にソーラー発電用パネルを設置
　　ｃ．鉄骨外壁階段と屋上避難場所を設置（津波対策）
　　ｄ．冷温冷蔵〔－15～－30℃〕 1,250ｔ×２室、1,400ｔ×２室　計5,300ｔ
　（4）　附帯施設整備
　　ａ．水産加工業高度化施設（研修室）
　　ｂ．事務会議室
　（5）　関連設備
　　ａ．パレット、フォークリフト等関連設備の整備
　　　　パレット4,000個、スクリュー冷凍機37kw×４基、バッテリーフォークリフト５台、
リーチ式フォークリフト１台
２　港湾施設整備
　(1)　時期　　　2017年７月
　(2)　場所　　　大船渡市大船渡町字野々田124-3（大船渡港野々田ふ頭）
　(3)　大船渡港コンテナ用上屋倉庫の整備
　　ａ．鉄骨造平屋建　延床（建築）面積 2,062.29㎡
　　　　　　　　　　　　　　ストックヤード 1,094.52㎡
　　ｂ．管理関連設備（パレット等）一式
　（4）　コンテナヤード附帯施設の整備
　　ａ．管理棟１棟
　　ｂ．トラックスケール（重量計測器）１台
　　ｃ．フォークリフト３台
　　ｄ．メンテナンス備品等関連設備一式
　（5）　コンテナ運搬用トレーラー整備
　　ａ．トラクターヘッド５台
　　ｂ．海上コンテナ用シャーシ（40フィート（ＭＧ付）３台、40フィート（ＭＧなし）２台、
20フィート５台）

無