特定非営利活動法人わかくさ

基礎情報

団体ID

1589320579

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

わかくさ

団体名ふりがな

わかくさ

情報開示レベル

★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

①生活介護・就労継続支援B型の多機能型事業を運営しているが、生活介護の人に提供するサービスの充実をはかり、就Bの人達の仕事に対する意欲の向上をはかっている。
②共に生活することでお互いが認め合い、助け合いながら集団で行う活動を取り入れて学び合っている。特に社会性を養うことができる。
③本部と2出張所での活動を体験することで、生活に変化がもたらされて意欲が高まっている。
④小中学校との交流や出前講座などを行って地域との連携ができ、障がいのある人達の社会参加について考えてもらえる機会を提供している。

 平成10年にスタートしてから17年。6名が家族のような関係で穏やかに自然豊かな波豆川の地でゆったりとして過ごした小規模作業所の頃の温かさを変えることなく現在に至っている。
 車いす対応トイレやスロープを取り付け、お菓子作りの工房を作り、農園で野菜を作ったり、肢体不自由の人達のための訓練室を作ったりして、新しい人を受け入れる度にその人に合う環境を作る努力をしてきた。
 地域の人達との交流を深め、畑作業への協力や合唱団を作ってお祭りなどに出演したりして楽しんできたが、殆ど人に合うことがない田舎なので、人と接する機会をということで、「のぞみショップ」を開店したのが平成14年。ショップを開いたことで、ご近所の皆さんからの協力、地域の方々の障がいのある人への理解も深まり、いろいろな形で協力頂けるようになった。
 他へ行ってもうまくなじめなかった人、長く家に引きこもっていた人、一般高校や短大を卒業してから人との関係がうまくできなくて手帳をとった人、どうしても「のぞみ」へ来てこんなことをしたいと希望を持った人など、初めの方針通り、それぞれの方の状況を聞いて受け入れてきたので、17年間に利用者が次々と増え、現在は39名。一人ひとりの違いを受け入れながら、それぞれの特性や可能性を引き出していくことに努めている。
 みんなで取り組む共同作品作り・和太鼓・ダンス・器楽合奏・合唱などで楽しみながら仲間意識を育て、地域のお祭りや高齢者のつどいに招かれて発表の場を頂いている。

代表者役職

代表理事

代表者氏名

久保 佳子

代表者氏名ふりがな

くぼ よしこ

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

669-1533

都道府県

兵庫県

市区町村

三田市

市区町村ふりがな

さんだし

詳細住所

三田町24-19

詳細住所ふりがな

さんだちょう

お問い合わせ用メールアドレス

npowakakusa_nozomi@nike.eonet.ne.np

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

079-559-5630

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

FAX番号

FAX番号

079-559-5630

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1998年6月1日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2007年4月2日

活動地域

市区町村内

中心となる活動地域(県)

兵庫県

最新決算総額

5,000万円~1億円未満

役員数・職員数合計

30名

所轄官庁

兵庫県

所轄官庁局課名

このページの先頭へ

活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

障がい者、福祉

設立以来の主な活動実績

1998年、小規模作業所「のぞみ」を立ち上げ、利用者6名からスタート。三田市の山奥でゆっくり自然の中で、パニックをおこしたり自傷行為のある利用者たちが、心をいやして落ち着くようになってきた。通所希望者が増えて、野菜作り、お菓子作りなどが軌道に乗り、野菜の宅配や訪問販売、委託販売なども行ってきた。
 自然の中で環境は大変よかったが、人との出会いが少なく、通所に時間や費用がかかるため、三田市の駅前に福祉の店「のぞみショップ」「第2のぞみ工房」を開設して社会参加をはかってきた。利用者20名になり、障害が多様化して、人との出会いがこわくて引きこもっていた人たちの居場所として、2006年には、、第3の作業所「のぞみサポートハウス」を開設して織物や社会生活のための自立訓練を行ってきた。
 NPO法人「わかくさ」を平成2007年に取得した。
 2011年には、地域活動支援センターに移行したが、2012年度の利用者は28名になり、全面介助の必要な人、一般就労をめざす人などのそれぞれのニーズに合った支援をするために多機能型(生活介護・就労継続支援B型)事業所として新たなスタートをした。2015年4月利用者は39名になり、活動内容も多様化してきた。
 

団体の目的
(定款に記載された目的)

この法人は、障害者の自立生活支援と社会参加促進に関する事業を行い、障害者の福祉の増進とすべての人が安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

NPO法人わかくさ事務局は三田市中町に置く
障害福祉サービス 多機能型生活介護・就労継続支援B型「のぞみ」の運営
 中町の事業所を本部とする「のぞみ事業所」 
  のぞみショップ運営
  オリジナル商品づくり
  野菜の訪問販売
  ランチ・喫茶・弁当作り
  工場の下請け内職作業
  相談業務
 自然豊かな波豆川出張所「のぞみ工房」
  野菜作り
  お菓子作り
  生活介護の人たちの機能訓練、体力作り
  内職作業
  資源ゴミ回収
  オリジナル商品づくり
  音楽、共同作品作り、ダンス、のぞみ太鼓などの活動
 街の中にある出張所 「のぞみサポートハウス」
  さをり織り
  箸袋作り
  地域との交流における社会適応訓練
  食事作り・洗濯など日常生活の自立訓練
  清掃(三田市総合福祉センター清掃委託)

現在特に力を入れていること

①生活介護の人達の体力作り
・歩行訓練・体操・ダンス・トランポリンなどによって体を動かすことを多く取り入れて楽しみながら体力作りをする。
・波豆川出張所で、自然豊かな野原での散歩などで、野外の観察などをおこなう。
・訓練室の整備によって、自分の体を認識したり姿勢をチェックしたりしながらクラッチを使っての歩行の姿勢を矯正していく。
・体が固くならないように、常に動かす工夫をしながら動きを確保していく。
②就労継続支援の人達の仕事に対する意欲作り
・弁当作り、ランチ作りなどのスタッフとして訓練することで仕事の意欲を高める。
・工場からの請負作業を責任持って取り組む。
・工場内での作業に参加することで作業能力と意欲を高めて一般就労をめざす。
・一人ひとりに合った作業を、できるだけ多様化して、できることを増やし、責任持って仕上げていける力をつける。
③「のぞみショップ」の充実
・新鮮野菜の販売、ランチの提供、喫茶の充実、利用者の手描きによる個性的なデザインのTシャ ツ・エプロン・バッグなどの販売力を高める。特にランチは、波豆川農園で収穫した野菜中心のメニューを研究している。お客様を増やすことで、利用者の方々とのコミュニケーション能力を高めて、社会との接点にしていきたい。
・波豆川で作るお菓子の種類を増やして、販売力を高める。
 地域の生産物(生姜・黒豆・干柿・ゆずなど)を使ったクッキーを開発して種類を増やす。
 贈答品として使うために手描きの絵の箱、袋、カード、シールなど工夫をして営業活動をする(セット品をアピールする)
 販売してもらう店を増やす。(市内の商店・市役所のアンテナショップ・三田市社会福祉協議会の福祉マルシェ・小学校への訪問販売等)
・ショップのイベント作り
 月1回の「うたごえひろば」
 夏まつりのイベント
 歳末の売り出し
 新年おとしだまセールなどによって集客に努める。
④農園の充実と資源ゴミの回収
・波豆川農園の充実によって野菜の収穫量を増やす。
 種まきから収穫まで作業チームが取り組むことで自分達で作った野菜の販売を楽しむ。
・ハーブ園を作ってオープンガーデンをアピールして、収穫祭に、地域の人やお世話になった人を招待する計画を立てて実行する。
・資源ゴミの回収をして市のゴミ減量作戦に参加して収入を得る。利用者の人と回収に行くことで地域の人達との交流をはかる。
・利用者の人達の工賃アップをはかるために、少しでも収入につながる作業を取り入れたり、営業活動を強化していきたい。

今後の活動の方向性・ビジョン

 自然いっぱい、元気いっぱい、笑顔いっぱい、夢いっぱいを合いことばに障がいのある人もない人もお互いに認め合って、共に生きる社会をめざす。生まれ育った地域で一般社会の人達の中で楽しく生きていく方法を見つけることが大切だと思っています。
 保護者の年齢が高くなってくると将来のことを考えるということが大きな課題だと考えます。
 施設入所は難しく、地域移行が今叫ばれている中で現在少しずつ高齢化している保護者たちの悩みはどんどん大きくなっていくのが現状です。保護者が元気な内に、将来のために安心して預かってもらえる場所を確保したいと思われるのは当然のことだと思います。
 学校を卒業してからの長い人生50年60年と何才までかはわかりませんが、安心して幸せに生きてほしい、生まれてきてよかったと思える人生を送ってほしいと願われるのは当然のことです。
 当事業所開設時は6名だった利用者が今年は、39名になりました。一人ひとりに合ったサービスを考え、一人ひとりの個性が輝ける日常生活を、そして可能性を引き出して、仕事に達成感と働くよろこびを感じてもらえるにはどうしたらよいかと常に考え続けている現状です。今年度も特別支援学校の生徒さんが次々に実習に来られます。卒業して希望があれば受け入れたいと思いますが、場所は狭く、定員を増やすには、人数に見合うスペースが必要になってきます。
 就Bの方々に一般就労をして社会へ出ていってもらえるような力をつけて、何とか巣立ってほしいと思いますが、受け入れ先の確保は難題です。行くところがなく「のぞみ」へ是非行かせたいと思われる保護者の願いを受け入れるためには、どうしたらよいのかと常に考え続けています。
 また、自立生活を送るための条件を満たすにも沢山の課題があります。グループホーム設立に向けての取り組みも行っていますが、場所と建物の規制が厳しく、次々と難題に直面します。
 難題を一つひとつクリアしながら方向を見つけるための努力をしていきたいと思っています。
①一人ひとりの将来の自立をどのように考えていくが、保護者との面談の中で方向性を考えていく。そして、現在の生活の中で利用者の社会適応力を高めていくこと、いろいろな人と出会うことでコ ミュニケ―ション力を育てていって生きていくのに必要な力を高める。
②事業所の中だけでなく、外へ出かけることを増やし、社会体験の場を提供していく。
③ことばのない人、自分で意思表示できない人達の思いを受け止めるためのスタッフの力を育て、一般社会の人達とのつながりを深めていく努力をする。
④緊急ショートステイの利用等で家庭を離れての生活を考えていかれる中で緊急な場合の受け入れ先が確保できないことが多いので、当事業所で宿泊訓練を行ったり、緊急な場合の一時受け入れのシステムを作っていく。
⑤定員を増やすために場所の確保をすること。グループホームやショートステイのための事業の拡大。
⑥地域の中で、理解を得られるように障害のある人の社会の中での役割等についての啓発活動に力を入れていく。

 今の社会の中で障がいのある人達が周りの人達から理解と支援を受けながら、あたり前に生活できることを願って日々の活動を進めていきたいと思っています。弱者が安心して生きられる社会は、すべての人が安心できる社会だと考えています。
 利用者の皆さんの思いをしっかり受け止めながら社会へ発信していきたいと思います。
 笑顔が沢山見たい、一人ひとりのその人らしさを感じたい、小さな歩みと小さな感動を積み重ねていきたいと日々活動をしています。


定期刊行物

「のぞみ通信」1年に3回発行します。地域の人達、お世話になっている団体、利用者一人ひとりの出身校、協力して下さるボランティアさん等に配布します。のぞみの活動の様子、お世話になっている方々のご支援の様子、行事のことなどなどを掲載してできるだけ多くの方々に、障がいのある人の社会参加のこと、オリジナル商品のことなどを知っていただけることを願って発行しています。
 市内の小中学校や公民館、市のふれあいセンターなどにも置かせて頂いて、一般市民の方々に知って頂けるようにと考えています。(約500部)
「のぞみショップだより」2・3か月に1回、駅前、地域の人、お世話になっている人達に配布します。ショップに並んでいる新鮮野菜の紹介、新商品の紹介などを掲載します。ランチのメニュー、お客様からのメッセージ、新しくできた織物など、ショップの様子を多くの方々に紹介して、お客様を増やしたいと考えています。月に1回、ショップでの「うたごえひろば」の案内を掲載します。
 障害のある人たちに対する理解を多くの人に深めていただきたいと考えています。一人の人間として、社会の一員として認められ、生まれ育った地域で社会生活が送れるようにと願っています。

団体の備考

このページの先頭へ

協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

企業・団体との協働・共同研究の実績

行政との協働(委託事業など)の実績