当団体の代表は保育士資格・幼稚園教諭・小学校・中学校（英語）の教員免許を持ち、認定こども園・保育園・子ども英会話教室で勤務する傍ら、食育・農育団体のサポートを続け、幅広い年代の子どもたちと関わってきました。これまでの保育や教育の経験と、自身の英語力や裁縫の技術を活かし、2018年から『みやぎっ子食農くらぶ』で積み上げてきた『ノウハウ』・『ボランティアスタッフ』・『専門講師』・『地域とのかかわり』を基本に分団化し、体験を通した子育て支援を強化するため『英語教育』も主目的に取り入れた団体を発足することになりました。
近年の日本では就学前から英語に触れる機会も増え、小学３年生から外国語活動の実施などもあり、子どもたちにとって英語が身近になってきています。一方で日常で英語を使う場面は多くなく、授業や試験のための英語学習が中心となり、「使える英語」が身につきにくいことが現状です。英語を学校以外でもあらゆる場面で使い、英語が子どもたちの日常に溶け込んでいくことで、子どもたちの「使える英語力」を高めることができると思っています。
このような現状を踏まえて当団体では、地域の中で積極的に英語を使う場を作り、英語が子どもたちの生活に結び付くような活動を提供しています。地域の中で様々な体験を通した英語活動を展開し、地域住民と関わりながら『生活力』・『語学力』を高める活動を通して、子どもたちが日常の中で自信をもって英語を使えるような支援をしています。
『裁縫教室』『工作教室』『食育教室』などの生活力向上教室に『英語』をプラスしたイベント、教室を月に1度程度しています。参加者は都度希望者を募り、1回ごとにテーマを決めて、子供たちの語学向上・生活力向上が推進される活動を行います。また海外の人を講師としてお招きし、異文化を体感したり、英語でのコミュニケーションを楽しんだりする活動も行い、異文化理解を図っていきます。さらに不定期で『地域包括支援事業』『こども食堂等との共催事業』『地域の祭り』に参加し、教室・イベント参加者と一般参加者の交流の場を作っています。

これからの社会を担う子どもたちと、その保護者が安心して地域交流を楽しみながら、子どもの健全な発育・成長を支援できる場を提供することを目指しています。同時に様々な体験を通して、将来子どもたちが仙台・宮城の内外で活躍できるような力を高め、さらに外国語を一緒に学ぶことでグローバル化に対応できる力を育むことができるようにしています。
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過去の活動・分団化前の団体の概要

農業体験を通して、真の『食育』を見つめ直し、自分の体を使い、野菜を育て・収穫し・味わうことで、子供たちの健全な育成をサポートする活動を行っています。
活動地域を東日本大震災で被災した沿岸部の農地を利用することにより、参加者に『震災復興』の現状を感じてもらうとともに、地元住民との交流を通して、地域の福祉力向上を図っています。
当該地域の仙台市は、東日本大震災により、沿岸部の住民の市街地への大規模な移転が起きました。
市街地では、人口が密集し、子供たちが外でのびのびと農業体験できる場がなく、逆に、被災地の沿岸部では、震災復旧工事により、多くの農地が復興しているのにもかかわらず、農業をする若者が減っている現状があります。
『農業体験をしたいが場所がない子供たち』と『場所はたくさんあるのに若者がいない地域』を、当活動を通して結び付け、体験を通し、両者がともに交流を持ち、活動から得られた関り・絆により地域の『福祉力』向上を目指しています。

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