全校生徒の約七割が不登校経験者という私立竹田南高校のボランティア舎監として活動した代表が、休みを利用して全国のフリースクールなど若者関連施設をいくつも訪問しました。そこで出会った様々な経歴を持つ若者たちとの出会いが、good!設立の大きなきっかけでした。彼らは他の若者たちと何ら変わることなく、「いい子にして、いい学校に入って、いい会社に入ることが、よい人生である」という、あまりにも限定された価値観の中で必死に生きようとしてきた若者たちでした。そんな中で多くの若者たちが閉塞感を感じながら生きています。彼らに、世界を見せたい。生きる力の溢れるアジアの空気に触れさせたい。生きていくこと、人と関わることの素晴らしさをかんじてもらいたい。そんな思いが団体立ち上げの原点です。学生時代から旅好きで、世界各国にいる代表の友人達や、
関係団体などの協力も得られ、2001年、「不登校・ひきこもり経験者を含むすべての若者」を対象に、きっかけづくりのワークキャンプを中心とした活動を行う団体として、活動をスタートしました。共同生活、労働の分かち合い、貧困や社会的な問題に直面する現場を体験することで、参加者たちは確実に何かを感じ、新しい一歩を歩き始めています。また、人と関わることが出来ず、ひきこもり状態を続けていたたくさんの若者が社会復帰を果たしており、私達の活動の可能性を強く感じております。これまでに、延べ１０００名以上、中学生から４０代前半まで、幅広い世代の若者が参加しています。

「不登校・ひきこもり経験者を含むすべての若者」を対象にした国内外のワークキャンプを年１０回程度行っています。海外では、韓国、タイ、スリランカ、モンゴルなどのアジア各国で、井戸掘りや学校づくり、農作業などの活動、そして国内での活動は、新潟・長野での農作業体験、大阪・釜ヶ崎における炊き出し、牧場での酪農体験や、養鶏場での養鶏体験、まちづくりの一環としての商店街での活動など、多岐にわたります。地域のイベントやフリーマーケットへの出店、国際交流イベントなどにも積極的に参加。また、事務所はフリースペースになっており、キャンプ参加者だけではなく、多くの若者が集まる交流の場になっています。また、ひきこもり経験者などが共同生活を行っています。

無