子ども

　近年の新生児医療の発達により、人工呼吸器、経管栄養など医療的ケアを受けながら生活している子どもたちが急増しています。全国に1万８千人ほどいると言われ、子どもたちはNICUやGCUなどでの長期入院を経て、家族の待つお家へ帰っていきます。ただ、子どもたち、家族を支える地域の支援体制は、ここ数年でようやく整い始めたばかりで、まだまだ十分とは言えません。多くの家族は、24時間ケアという身体的にも、精神的にも、経済的にも大きな負担を抱えながら生活しています。
　NPO法人i-care kids京都の代表の藤井も次男が18トリソミーという近年まで1歳になれるのは10人に一人といわれる難病とともに生まれてきて、人工呼吸器など様々な医療機器を使いながら生活していました。3歳目前で亡くなってしまいましたが、次男との闘病生活を通して出会った多くの家族、医療、福祉、療育の関係者とともに、医療的ケア児に関する写真展、シンポジウム、チャリティーイベントなどを開催してきました。そして、自分が次男の病気で仕事を辞め、亡くなったあとにゼロからキャリアを積みなおすことになった経験から、医療的ケアを必要とする子どもを授かっても、当たり前のこととして、お父さん、お母さんたちが仕事を続けられる社会を作りたいと、医療的ケアを必要とする子どもが通える小規模保育園を作りたいと考え、今回NPO法人を設立しました。2020年春の小規模保育園の開園を目指す活動を進めているとともに、今後も多くの家族、医療、福祉、療育などの専門家とともに、子どもたちを、家族を支えていけるように、活動を展開していきたいと考えています。

2019年春現在は、2020年4月に医療的ケアを必要とする子どもたちが通える小規模保育園設立のための準備を進めています。
主な業務として、
①物件を探し、行政とやりとりしながら改修を計画する。
②寄付募集の活動（企業、個人向け）
③活動の広報活動（ホームページ、ロゴ、リーフレットの作成）
④スタッフとの保育内容の検討

今後、2019年秋に医療的ケア児に関するシンポジウムや家族交流会を開催する予定です。

実績なし

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9130005015484

 

 

2018年度決算は問題なし