1980年。義務教育終了後、せめてあと3年間の後期中等教育を保障してほしいと願う親たちと川崎市教職員組合の専門部である障害児教育部とが連携して始めた進路保障運動から任意団体として生れました。養護学校高等部への希望者全入、空白地域への養護学校の新設活動、進路に関する学習会の開催など毎年取組んできました。1995年には栃木県那須町に野外活動ホーム「那須わになろうの家」を開設、自然の中での自立生活体験の場として活用されています。中学校障害児学級の担任だった現理事長は、会の発足当初から事務局を担当。定年退職後の2001年1月、活動拠点となる「サポートハウスわにの家」を開設。同年10月NPO法人を立上、法人の代表となりました。会の運営は発足以来保護者・教員両者で構成された世話人会によって行われてきましたが、法人設立後は改めて理事を選任、保護者・特別支援教育の現任者・元教員・放課後支援のスタッフで構成されており、それぞれの立場からの意見や要望が法人の活動内容に反映されています。

障がいのある人とその家族、特別支援教育担当者等を対象に、特定非営利に係る次の事業を行います。（1）自立活動の支援・・・在宅青年の日中活動や野外活動ホームを活用しての体験活動　（2）人権・教育・生活等に関する相談・・・電話・来訪による相談への対応、他機関との連携　（3）地域生活の支援　1.放課後・休日の日中一時預り＜市指定　幼児～成人＞ 2.地域活動支援センター事業＜成人＞ 3.移動支援（社会参加・通所通学）や見守りサポート＜市指定　小学生～成人＞　4.生活介護事業＜成人＞（4）学習、研修、啓発、広報　1.母親の交流会、進路学習会、見学会等の実施　2.特別支援担当者の情報交換、実践交流　3.障がい児者理解のための講演会、映画会、フォーラムの開催　4.月一回の会報発行（会員及び全市の特別支援学校・学級への情報提供）　（5）その他、障がい児者支援に関わる団体・機関とのさまざまなネットワークづくり、豊かな地域療育を考える連絡会、区障がい者自立支援協議会、区社会福祉協議会、等への参加。

昨今、障害児の放課後の受け入れ先は年々増加していますが、学校を卒業後に成人の方が作業所での仕事終わりや休日に通える場所が少なく、家と作業所の往復だけの生活になってしまいがちです。
今現在、当法人でも障害者の仕事後の余暇活動は行っておりますが、今後は受け入れ人数を増やしながら活動の幅を広げて、地域の中で当たり前に、そして豊かに過ごしていける居場所づくりを目指していきます。

現在、当法人では特定非営利の活動のみで、収益事業は実施していません。また、2018年4月より
生活介護事業が始まり、新施設改修費用や初期設備投資などにより活動資金が不足していますので
車両購入のための助成を必要としています。

実績なし

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