【設立の趣旨】
　八幡市は、愛宕、比叡、鷲峰、生駒の山々をめぐらせた山城の西の一角にあって、木津、宇治、桂の三大河川がひとつに合して淀川となるほとりに位置し、かつて日本の政治と文化の中心であった難波京、平城京、平安京の近辺にあって、古くから豊かな文化の光を生み、旧石器時代に始まる長い歴史の遺産を持っている。
　この古い歴史のまちは、昭和４０年代後半から、全国にも稀な人口急増の時代を経験するなかで、昭和５２年に市制を施行し、現在ではこの地に生まれ育った多くの人々と、この地を選んで移り住んだより多くの人々とが、ひとつのまちの輪のなかに、共通の暮らしの根を持って生活している新しいまちである。
　市の基本構想は、自然と歴史文化が調和し、人が輝くやすらぎの生活都市～自立と協働による個性あふれるまちづくり～を築き上げることにあり、公益財団法人やわた市民文化事業団は、この構想実現の重要な一翼を担うものとして、八幡市の歴史的文化の象徴である史跡松花堂の付帯施設と近代的な文化の殿堂である文化センターの健全な管理運営を行うとともに、八幡市が行う史跡松花堂の保存活用に協力することにより、広く市民文化の振興に寄与しようとするものである。
　本事業団は、以上の趣旨により設立するもので、その目的を達成するための事業を行うものである。

【事業内容】
（１）文化センターで行う音楽、演劇、舞踊等の公開、美術、工芸品等の展示及び市民の生活文化、　　　文化的教養に資するための講演会、講座、研究会、展覧　　会等の開催に関する事業。
（２）史跡松花堂の付帯施設で行う文化財の保存、展示公開及び文化的教養に資するための研究会、　　　講座、展覧会等の開催に関する事業。
（３）市民の文化の振興を図るための啓発及び文化団体等の育成に関する事業。
（４）八幡市との委託契約に基づく文化センター及び史跡松花堂の付帯施設の管理運営委託事業。
（５）八幡市が行う史跡松花堂の保存活用に協力する事業。
（６）その他この法人の目的達成に必要な事業。

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