障がい者

本法人は1998年4月、重度の身体障害を持つ人たち5名が中心となって、『自分たちの思いにそった作業所を作ろう』との強い思いから、小規模作業所「ワークハウスくるみ」を立ち上げたことに始まる。
「ワークハウスくるみ」では、『重い障害があっても仲間と一緒の場が欲しい、自分の持てる力を発揮したい、社会人としての役割を果たしたい』をみんなの合言葉として、小規模作業所を続けてきた。平成17年5月には、NPO法人格を取得する。平成18年10月には、障害者自立支援法の施行により、事業体系を就労継続支援B型事業に移行。
一方で、長い期間「ワークハウスくるみ」を利用している人たちの中には、年齢を重ねるにつれて可動域がだんだんと狭くなったり、自分で出来ることがだんだんと少なくなってきたことが大きな課題となる。もし働くことが出来なくなった場合、当時の状況のままではどこか行けるところを改めて探さなければならなかったため、「働けなくなっても、本人の持てる力を維持しながら、時間を有意義に過ごせるようにしてもらいたい」という思いから、平成21年4月、生活介護事業所「ふれんず」を設立した。
平成22年1月からは、ご家族の方のレスバイトを目的として、土・日・祝祭日に日中一時支援事業を開始した。
平成24年2月には、事業の基盤を固め、また今後の事業の発展へとつなげていくために、社会福祉法人格を取得する。
時間の経過とともに法律が様々に移り変わっていくなかで、サービスを利用するすべての利用者を対象に計画相談の実施が必要となったため、「みんなが気軽に相談しやすい場所づくりを」との思いから、平成26年12月より相談支援事業所「こもれび」を開所。
また、当法人内の利用者やその家族から、「親亡き後のことを考えていきたい」「自立して生活したい」との意見が多数あり、平成30年4月より共同生活援助事業所「輪が家」を開所。　現在に至る。
現在の法人の理事長は、前理事長の辞任に伴って選出され、平成27年4月より理事長に就任した。

本法人には、就労継続支援B型事業所「ワークハウスくるみ」、生活介護事業所「ふれんず」、相談支援事業所「こもれび」の3つがある。
「ワークハウスくるみ」では、クッキー・ケーキ製造作業、織物作業、軽印刷作業、農工作業の４つの作業内容があり、利用している人たちの希望や能力に合った作業を行っている。
「ふれんず」では、週3回の入浴、週2回の個別リハビリを中心に、陶芸、フラダンス、手芸、おやつ作り、創作活動、レクリエーション、外出など、日々さまざまな内容を組んで活動を行っている。
「こもれび」では、サービスの利用に伴っての一般相談支援や特定相談支援を行っている。
「ワークハウスくるみ」「ふれんず」ともに、ここに来ている人たち、すなわち利用者が主役であり、日々楽しく作業や活動が出来るよう、みんなで意見を出し合い、改善すべきところは改善し、一人ひとりが輝ける場所づくりを目指している。また、「こもれび」においては、利用者の人たちの暮らしやすさやニーズを第一に考え、相手の立場に立った支援を心掛けるように取り組んでいる。
共同生活援助事業所「輪が家」では、現在10名の利用者が入居し、自分たちに出来ることを考え支え合いながら、地域の中で生活を行っている。

実績なし

無