2022年4月10日、「明日を紡ぐ大地の会」は創立12周年を迎えました。
　ふるさとゆかりの詩人・文学者たちを中心に丹念に学び直し、、作品の奥深くにこめられた後世へのメッセージをつかみなおし、そのエキスを舞台化して今に伝える仕事を一歩一歩進めてきました。
　上演した作品は次の通りです。
　『吉田松陰と烈婦』
　『長州藩維新団物語』
　『川柳中興の祖・井上剣花坊の世界』
　『碧空の詩人・井上信子の世界』
　『富岡先生─国木田独歩の世界』
　『明日の考察─石川啄木の世界』
　『神前結婚─嘉村磯多の世界』
　『オッペルト象─宮沢賢治の世界』
　『走れメロス─太宰治の世界』
　『うた時計とごん狐─新見南吉の世界』
　『原爆詩集─詩人・峠三吉の世界』
　『花よジャンケン─詩人・礒永秀雄の世界』
　『へその耳─詩人・和田健の世界』
　『おせん淵─詩人・大佛文乃の世界』
　『郷土詩人・小島寿美子の世界』
　『民衆詩人・野村稲波の世界』
　『春さきの風─詩人・中野重治の世界』
　『いのちの道しるべ─種田山頭火の世界』
　他方この10年間、ふるさとの芸術家のみなさんと一緒に20回に及ぶ「共同発表会」を開催してきました。春には「女流芸術家発表交流会」、秋には「市民文化祭」を主催し、毎回多数の芸術団体・個人の参加を得て規模、芸術水準ともに大きな発展を遂げています。ステージには三歳児から90歳代まで、ジャンルを超えて多彩な市民アーティストが入れ替わり登場、斬新なパフォーマンスを繰り広げ、参加団体はのべ120団体を越えました。
　そして昨年6月には、この10年間の共同発表の成果をまとめた『みんなで燃やした文化の火─市民文化共同発表会十年のあゆみ』を出版しました。

　①地域の芸術家団体とともに、年１回の発表会を開催します。また、ふるさとゆかりの創作劇を創造し、定期的な公演をします。
　②公演に向けての稽古を毎週1回（現在は木曜日）をおこないます。
　③地域の要望にこたえて随時「いきいきサロン」、その他で公演をおこないます。

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