旧川内市では、厳しい行財政状況のもと、行財政の健全化と事務の効率化を図るため、積極的に事務事業の見直しが行われてきた。
併せて、自由時間の増大及び生活様式や価値観の多様化により、市民の余暇活動に対するニーズの多様化・高度化など社会構造が変化する中、当該需要に適切に対応すると共に、地域社会の活性化を図るため、効率的、弾力的な行財政運営に努めなければならなかった。
このため、公共施設の管理運営においても、事務の効率及び経済効果等が向上すると思われる分野については、積極的に民間委託を推進し、合理化が図られた。
このような中、より一層の経費節減と行財政の効率的運営を図る観点から、公共施設の管理運営及び生涯学習、芸術文化事業を実施する団体として、平成１０年３月に旧川内市により「財団法人川内市民まちづくり公社」（平成１６年１０月１市４町４村の合併により薩摩川内市が発足したため、薩摩川内市民まちづくり公社に改称）が設立された。
なお、公益法人制度改革（平成２０年１２月１日に関係法が施行）に伴い、本公社は公益財団法人への移行作業に着手し、平成２３年４月１日、「公益財団法人薩摩川内市民まちづくり公社」として発足した。代表者である理事長は前薩摩川内市収入役である。
現在、指定管理者制度に基づき、薩摩川内市から管理受託する文化施設及び社会体育施設等の公共施設を管理運営するとともに、施設を活用して市民の生涯学習の推進に関わる各種講座、講演、創作教室及び体験活動を実施している。
また、薩摩川内市の歴史や文化、ゆかりの文学に関する調査研究、資料収集の成果展示、宇宙に関する資料等の展示を通して市民の生涯学習の推進と学術振興を図っている。
さらに、運動公園や公園緑地、史跡公園等の維持管理を通じて安心安全な広場環境を提供している。
平成23年度の主な管理施設については次のとおりである。
　　川内文化ホール・川内歴史資料館・川内まごころ文学館・せんだい宇宙館
　　総合運動得公園・薩摩国分寺跡史跡公園・横岡古墳公園・都市公園(30箇所)　
　　普通公園(70箇所)　など135施設

管理受託する川内文化ホール等の文化施設を活用し、優れた質の高い舞台芸術やコンサートの鑑賞、文化講演会等の聴講の機会を提供することで、生涯学習の推進、市民の芸術文化に対する意識の高揚及び豊かな人間性を涵養することを目的としてきた。
主な事業は、
平成２３年度
　「デューク・エリントン・オーケストラジャパンツアー2011」　
　「いっこく堂&ツートン青木スーパーライブ」　　　　　　　　
　市民参加型ミュージカル「ようこそ，ほほえみシティへ」
平成２４年度
　ＡＩ「ＩＮＤＥＰＥＮＤＥＮＴ」ＴＯＵＲ　２０１２

１．公共施設等を活用した芸術・文化・スポーツ等野の振興に関する事業
２．指定管理者制度等による公共施設の管理及び運営等に関する事業
３．指定管理者受託施設における調査及び研究に関する事業
４．公共施設等の関係機関・関係団体等との連絡調整に関する事業
５．その他公社の目的を達成するために必要な事業。

特になし

無