学校や施設・職場等で多くの事を学び、就職したにも係わらず何らかの理由で退職して在宅で時間を持て余している障害者たちが、昼間通って再就職に必要な技術・技能を身に付けたいと言う希望を持って前授産施設の施設長へ相談にきました。話し合った結果、平成１４年に地域作業所プリントショップ　ピコを設立しました。
　パソコンを媒体にした作業がしたいという要望から作業種目は １、写真の現像プリント ２、印刷全般 ３、企業受注作業（クリーニングたたみ作業・自動車清掃クロスの封入・クラフトテープ製篭作り・自動車部品の加工等）を行うことにしました。

平成１８年６月　障害者自立支援法が制定されたのを契機に法人化しました。
特定非営利活動法人　グループピコ　の設立

平成１９年４月　神奈川県より「就労継続支援Ｂ型事業所プリントショップ　ピコ」の指定を受けて法内施設として活躍を始めました。（２０名定員）

　常時２０名以上が頑張っています。利用者の社会的自立を目指すために、少しでも多くの工賃を支給し、経済的な安定を図る事が最大の目標です。
　第２の目標である利用者の就職も、少ないまでも毎年２～３名を企業に送って自立させています。

理事長　松田福二　７６歳　保護者代表
職　歴　（株）三菱電機
　　　　（現在　三菱電機家電販売店グループ代表・経営診断士）

プリントショップ　ピコは契約に基づいて作業を行うの事が大きな事業です。
毎日何種類もの作業が来るので、会社ごとに分類をして間違えのないように作業を進めて納品をしますが、次の作業の段取りが効率よく出来ていて次々に作業がはかどって行きます。固定した顧客が増え事業は順調に展開されています。
しかし、中には体調不良であったり精神的なこだわりから出勤できない人もいます。そのまま放置しておくと長期欠席になってしまいます。そのような人のために送迎をして休まずに来ていただく努力をしています。
作業漬けの毎日なので１年に１度海外旅行に行くのが大きな余暇活動です。今までにハワイ・オーストラリア・香港と行きましたが、今年度はソウルです。パスポートを取り行く等出来ることはなるべく自分たちで準備しますが、パスポートが手元に届いたときの喜びは格別なものです。
　他に地域交流の機会として「地域ふれあいチャリティー・コンサート」を年に１回行っております。街の写真屋さん印刷屋さんと地域の人達との交流はとても楽しいももので、皆さんが心待ちにしています。このように地域に根付いた活動をし、障害者の人々が安心して自立生活が出来るよう日々努力しています。

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