高齢者、福祉、地域・まちづくり

この社会福祉法人は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的とする。

「医療・保健・福祉のネットワークづくりを通し、地域社会に貢献します」を法人の理念とし、設立以来、福祉施設として地域住民が高齢になっても、住み慣れた地域で安心してくらし続けていける施設づくりを目指してきました。その後、地域密着型の特養も併設し、より地域に身近な施設としてご利用いただいております。しかしながら、開設から10年を迎え、国が推進する地域包括ケアにおいて地域での在宅生活を支えていく、ということを考えた場合、これまでのように入所された方々を中心に目を向けていくだけではなく、地域の福祉資源として地域包括ケアの拠点となっていくことが必要だと考えています。そこで、龍和会では平成27年度より地域の高齢者に対して、「買い物支援」を行なっています。これは介護保険の有無に関係なく、買い物に行くことに不自由を感じている方々を送迎し、法人内に開店したお店に買い物に来ていただくサービスです。送迎車はデイサービスの車両の空き時間を利用し、店舗は施設内にテーブルを並べ、販売業者の方と施設職員が協力してお店作りをします。月に2回の開催ですが、利用される方々には無料の送迎と玄関先まで重い荷物も運ぶことが大変好評で、また買い物が終わった後に、お茶やコーヒーの提供をしながらのおしゃべりも楽しみの一つになっているようです。ただ、この話を聞いた近隣地区の方々から自分たちの地区にも是非送迎に来てほしいと要望が上がっているものの、車両と職員の問題で今のところ要望に応えることができないことが、今後の課題となっています。また、今年度より参加する大分県社会福祉協議会の「くらしサポート事業」においても、法人内のコミュニティーソーシャルワーカーを中心に暮らしの中での相談を幅広く受け付けていく予定です。開設から10年、これまで以上に地域のニーズを捉え、貢献していくことで、地域づくりの一役を担っていけるのではないかと考えています。

平成27年4月より地域貢献活動としてふれあいマーケットを開催している。この地域貢献活動を実施するにあたり、大分県社会福祉協議会、大分市社会福祉協議会、判田校区社会福祉協議会、判田校区民生委員会、竹中・判田地域包括支援センター協力のもと活動を実施している。毎月第2・４水曜日に当施設の地域交流スペースを利用し、野菜や果物、日用品、生鮮食品等の販売業者に無料開放し、地域の高齢者に買い物していただく。地域の高齢者には当施設から無料送迎車を出し、買い物した商品も自宅まで届けるようにしている。現在送迎車を3台使用し活動を行なっているが、送迎車が足りない状況であり今後の課題となっている。

実績なし

 

認定なし

 

 

未実施