第二次世界大戦後、アメリカやカナダの人々からの資金援助を受けて、日本の戦災孤児の支援を開始しました。1970年代、日本の経済成長によって、日本の子どもたちを取り巻く環境は大きく改善されました。そこで、これまでアメリカ・カナダの人々が日本の子どもたちを支援したのと同じように、今度は日本がアジアの貧しい子どもたちを支援する、これまでの26年間の善意を途切れさせるのではなく、「順送りの恩返し」をする、と決意し、当時東南アジアの中でも特に厳しい貧困状況にあったフィリピンへの支援を開始しました。
その後、1995年にネパールへの支援、2006年にスリランカへの支援を開始。これまでに、31,000人以上の子どもを支援してきました。2023年には、日本国内の外国ルーツの子どもたちへの補習支援も始めました。

1. 地域開発支援
貧困の中で暮らす子どもたちの健全な成長と、地域の自立を目指した包括的な支援活動を行っています。フィリピン、ネパール、スリランカの3カ国を中心に、教育、栄養、青少年育成、暴力からの子どもの保護などの分野で支援を行っています。

2. 緊急・復興支援
台風や地震などの自然災害の被災者や、地域紛争による避難民を支援しています。チャイルド・ファンドの他国のメンバー団体と連携して、「パレスチナ・ガザ緊急支援」「ウクライナ緊急支援」等を行っています。

3. 広報・啓発・提言事業
支援地域の実態や団体の活動を広く伝える取り組みや、子どもを暴力から守るための制度づくりに取り組んでいます。

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