【設立までの経緯】
　平成12年当時、山形県酒田北港には県内外から大勢の釣り人が押し寄せ、大量のゴミを置いて帰って行きました。親水空間でもある港湾のあり方とは程遠い姿を見、当時、県内で最初の環境NPOを立ち上げる。平成17年に、「魚たちが安全に住み、子供たちが安心して訪れることができるようにしたい」という思いから、ハタハタの生態を研究しながら、子供たちと環境について学習しあう「みなと研究会」を立ち上げた。

【活動実績】
平成17年　小学生を中心にした、ハタハタの増殖と自然環境の大切さを学ぶ総合学習を行う。産卵床の適合性や、成長状況の調査、産卵床での孵化・産卵シーンなどを体感してもらい感じてもらう。
　平成18年　ハタハタの増殖と自然環境の大切さを学ぶ総合学習を行う。また、地元の小学生と宮海海岸で体験ダイビングを行い、地元の海に棲む生き物を調査する。
　平成18年　ハタハタを総合学習の場として学校の授業に活かされる。また、前年同様、体験ダイビングを大浜海岸で実施。山形県よりハタハタ卵特別採捕許可をいただく
　平成19年　環境・生態系保全活動調査事業を展開。山形県より「2007年やまがた公益大賞」を受賞。
　平成20年　環境・生態系保全活動調査事業を展開。産卵床の設置を小学校と連携しながら行い、また藻場造成活動などを行う。
　平成21年度　産卵床の設置を小学校と連携しながら行い、また藻場造成活動などを行う。

1月　藻場造成のためのアマモを成長させる
　　 産卵床の回収と孵化活動、放流
2月　地元のハタハタを活用した寒風干し作業
3月　産卵床の引き上げ
6月　環境、生態系保全活動で砂地藻場造成
7月　総合学習として地元小学生と小魚捕獲・スケッチ
8月　体験ダイビング
9月　環境、生態系保全活動で砂地藻場造成
10月　環境、生態系保全活動で砂地藻場造成
11月　ハタハタ給食
　　　砂地藻場造成活動・アマモ採取
12月　産卵床設置
　　　人工授精の体験学習

山、川、里、街、海は水によって繋がっていますが、海の環境整備だけが一番遅れています。それは誰でも行けない場所であり、理解されない部分が多いのです。私達は海、港、海洋から多くの恩恵を受けています。今開発、温暖化や磯焼け現象で沿岸域は破壊されて来ています。豊かで恵まれた海洋資源の海の生きものと社会が共生できる環境の構築を研究調査します。
課題　
循環型の海洋資源　　沿岸域の活性化、計画づくり　　水際の利活用、有効利用
海の生きものとの共生、研究 沿岸域における産業　　沿岸域における親水空間

郵便事業株式会社
東北電力株式会社
アサヒビール株式会社

有

酒田北港藻場保全活動組織、県環境学習支援団体、県生涯学習文化財団、県環境科学研究センター

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