1997年4月に劇団F's Company(フーズカンパニー)として結成。「今の長崎」を捉え、そこに生きる人々を描き出す作品を作り続けている。長崎市を拠点に活動を続け、2005年に佐世保、北九州で上演し、活動範囲を広げ、2007年には東京国際芸術祭の「リージョナル・シアター」に参加、2008年に第2回福岡演劇フェスティバル、そして2009年には代表作『マチクイの詩』でアゴラ劇場「夏のサミット」に参加し、初の東京公演を果たした。2013年には、九州の劇団初となる九州全県ツアーを行い、2014年には、原爆をモチーフにした作品『マチクイの詩』を新たに書き直し『マチクイの諷』として長崎・広島・三重公演を行った。また、短編オムニバス公演や、劇団内ユニット公演を定期的に行うなど、演劇に触れやすい環境作りにも取り組んでいる。演劇活動の傍ら2009年に財団法人 地域創造のリージョナルシアター事業でのワークショップ研修に参加したのがきっかけで、それ以降、市内外の学校でのアウトリーチワークショップ（表現力育成事業）に関わる。2015年9月に、一般社団法人フーズカンパニー・アルテとして法人化。社会貢献のために演劇というツールを使い、将来活動を広げていこうと考えている。

《略歴》
1997年　　結成
2005年　　市外公演（佐世保市）・県外公演（福岡県北九州市）
2007年　　東京国際芸術祭『リージョナルシアター』に参加
2008年　　第2回福岡演劇フェスティバルに参加
2009年　　アゴラ劇場『夏のサミット』に参加
2012年　　九州の劇団として初の九州全県公演を行う
2013年　　第1回『劇トツ×20分』優秀作品（九州代表）
　　　　　『劇王Ⅹ～天下統一大会～』3位

１，2009年より子ども達が集う、学校や施設など様々な教育現場に講師が出向き、コミュニケーション力や表現力を育む演劇ワークショップを提供している。今後の展望としては、現在行っている演劇ワークショップを広く提供できるように業務の幅を広げ、長崎県から全国へと発信して行きたいと考える。また、会社での新人研修の一環としても、演劇ワークショップを提供できるような取組みを今後行っていく予定である。
２、現在所有している小劇場「宝町ポケットシアター」で、演劇に触れやすい環境作りとして、芸術文化が身近になるように多様な公演の運営や管理を行っている。また、他文化施設での運営をこれから行っていきたいと考える。
３、劇場の管理だけでなく、舞台芸術の公演を行うための制作業務を請けおい、上質な芸術文化を広い世代の方へ提供できるように制作を行っている。
４、アーティスト（劇作家・演出家・役者）の派遣。長崎県内だけでなく、他県で行われる演劇公演にアーティストを派遣している。これまで劇作家・演出家として、大分や宮崎などで多くの演劇を創作した実績がある。また、CMやドラマ、舞台の出演者として役者の派遣も行っている。
５、舞台スタッフ（舞台美術・照明・音響・衣裳・制作）の派遣。これまで、長崎市主催の長崎市市民参加舞台などへスタッフを派遣した実績がある。
６、文化・芸術の振興を目的としたイベントを主催。当法人が主催となり、芸術文化の発展の為に、上質な芸術公演を誘致したり行うイベントを取り組んでいきたいと今後考えている。
７、劇団F's Companyをマネージメントし、長崎県内だけでなく、九州全県、広島、東京、三重で演劇を公演を行ってきた。今後は、更に全国へと活動の幅を広げ、F's Companyの公演行っていく予定である。

表現力育成事業として行っている演劇ワークショップは、現在限られた地域でしか提供できていない。これからは県外や離島、また施設や会社など多くの方へ提供していきたいと考えている。
任意団体から一般社団法人として、社会的責任を有した今、活動の幅を広げ実績を積んでいきたい。
また、この事業が一過性のものではなく５年、１０年と子ども達の成長と共に、提供されることで、豊かな心を担い、他者と共存して生きていくことの大切さを与えることができ、また、フィードバックを行うことでプログラムを再構築し、長期にわたって求められる演劇ワークショップを実現することも可能であると考える。
演劇活動としても、劇団内で演劇公演を行うだけでなく、例えば、商店街を活気づける為に、また、町おこしを目的としたイベントの一環として演劇というツールを使う事も目的としている。

2001年～2003年 長崎市主催・市民参加舞台　演出助手・衣裳
2006年　長崎市主催・少数型市民参加舞台　演出・衣裳
2009年　長崎市主催・市民参加舞台　演出助手・衣裳
2011年　長崎市主催・少数型市民参加舞台　演出
2014年　長崎市主催・市民参加舞台　演出補佐・コーディネーター
2015年　都城市総合文化ホール・市民参加舞台　構成・演出
2015年　パトリア日田・市民ミュージカル　作・演出2015年／作・演出]
2015年　高松アーティスト・イン・レジデンス2015商店街劇場「Shopping Street Story」～田町・トキワ街・南新町～
2016年／構成・演出：ホルトホール大分主催・市民参加劇「おおいたみち。」
2017年／構成・演出：都城市総合文化ホール・市民参加型舞台「ふちもふち×こめもこめ～あなたと私のおくりもの～」
2019年／演出・構成・台本：ニッポンたからものプロジェクト 有田・波佐見公演
2021年／作・演出：NEXTながさき☆ごみゼロプロジェクト「わたしにできること」
2022年／作・演出：DEJIMA night×timetravel内の各作品
2022年／作・演出：大空町教育文化会館・演劇ワークショップ成果発表公演「3つの物語」
2023年／作・演出：NEXTながさき☆ごみゼロプロジェクト「わたしたちにできること」
2023年／演出：都城市総合文化ホール・本とごはんのフェスティバル「if」（作・伊坂幸太郎）
2024年／演出：ぷりちぃうーまん「おんなともだち」
2024年／作・演出：四日市市文化会館・よっかいち小さな劇場「デン・カン・ブー」
2016-2025年度／一般財団法人 地域創造／『リージョナルシアター事業』派遣アーティスト

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