特定非営利活動法人テクたまご

基礎情報

団体ID

1950310324

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

テクたまご

団体名ふりがな

てくたまご

情報開示レベル

★

第三者認証マーク

団体の概要

NPO法人テクたまごは、視覚障がい教育に必要な教材を開発し、視覚障がい者とその教育機関に対して教材の寄贈・普及を目指す特定非営利活動法人です。
教材の対象は日本全国の盲学校・視覚特別支援学校と視覚障がい児向けの関連機関。そこでの教育環境向上と福祉の増進に寄与することを目的に令和4年に法人設立しました。
活動のはじまりは2011年。熊本大学技術職員の須惠(テクたまご理事長)が熊本盲学校を訪れて視覚障がい教育に特化した教材が少ないことを知り、協力を自ら申し出たこと。以来、盲学校教員のニーズを聞いて音声式を中心とした点字・地図・空間把握などの様々な教材を独自開発し、大学生や中高生のものづくり講習を企画して製作、完成した教材を全国すべての盲学校・視覚特別支援学校に300台以上寄贈し続けています。
この活動に賛同して立ち上がった熊本大学工学部公認サークル「ソレイユ」の学生とも協働し、大学生が実際にものづくりを通して社会貢献するという工学教育活動も展開しています。
テクたまごは、この10年にわたる教材開発と寄贈活動の中で出会った盲学校教員・視覚障がい者・サークルの卒業生らの「目が見えない子供たちのために力になりたい」という思いと絆を、転勤や退職、卒業を経ても途切れさせることなくライフワークとして続けていける受け皿となるべく設立しました。名前の由来は「技術者(テクニシャン)のたまごたちが力を結集し、視覚障がい児の教育に新たな価値を生み出そう」という思いを込めてつけた造語です。
現在の活動は「視覚障がいを知ろう」講演会を半年に1回ずつ、対面・オンラインのハイブリッドで開催しています。また、令和5年からは毎月第三土曜日に、市民(中学生以上)の皆さんを募っての「教材づくりボランティア製作会」を開催中。中学生から70代の市民ボランティアの方が盲学校に贈る教材の部品作りに挑んでおられます。
テクたまごは、視覚障がい児が必要としている教材を「みんなで考え・作って・贈る」活動にどなたでも参加して頂ける母体として、日本中の目が見えない子供たちの学びを「難しい・苦手」から「楽しい!面白い!」に変えていけるよう力を合わせて進んでいきます。
次の新しい教材を、今度は新しい絆となる皆さんと一緒に! 一人一人の思いが部品になり、教材というカタチに育って、寄贈によって日本中の盲学校での教育を支えていく、そんな活動を続けていけたらと願っています。

代表者役職

理事長

代表者氏名

須惠 耕二

代表者氏名ふりがな

すえ こうじ

代表者兼職

熊本大学技術部 技術専門職員

主たる事業所の所在地

郵便番号

862-0901

都道府県

熊本県

市区町村

熊本市東区

市区町村ふりがな

くまもとしひがしく

詳細住所

東町4-8-16-105

詳細住所ふりがな

ひがしまち

お問い合わせ用メールアドレス

techtamago.info@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

090-4113-7610

連絡先区分

自宅・携帯電話

連絡可能時間

9時00分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2022年4月11日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2022年5月10日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

熊本県

最新決算総額

500万円~1,000万円未満

役員数・職員数合計

14名

所轄官庁

熊本市

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

教育・学習支援

 

子ども、青少年、障がい者、高齢者、福祉、助成活動、学術研究(工学)

設立以来の主な活動実績

「視覚障がいを知ろう」講演会の実施(令和4年度より年2回で継続中)
視覚障がい児向け教材の市民ボランティア製作会の実施(毎月第三土曜日午後)
「月刊視覚障害」2022年11月号原稿執筆
熊本県視覚障がい支援団体ネットワーク会議「みるくまネット」参加
NHKラジオ第二放送「視覚障害ナビ・ラジオ」2023年1月22日 放送
フジテレビ「フューチャーランナーズ」#268 2023年11月29日 放送
熊本シティエフエム、RKK熊本ラジオ、読売新聞、西日本新聞等のメディア出演・掲載など
【教材寄贈数】
令和5年度:2種類 計15台
【教材無償修理数】
令和5年度:3種類 計5台

団体の目的
(定款に記載された目的)

この法人は、視覚障がい教育に必要な教材を開発する事業を行い、視覚障がい者とその教育機関に対し,教材の普及をもって教育環境向上と福祉の増進に寄与することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

(1) 盲学校向け教材の開発事業
・盲学校教員らへの全国調査に基づき、視覚障がい教育現場で必要とされる教材を技術の力で新規開発し、開発協力校での試用調査を経て完成させる
・完成した教材を全国規模の視覚障がい教育関係研究会にて教育機器展示に出品し公開する
(2) 教材の寄贈・配布等の普及事業
・新教材の紹介動画を作成し、全国盲学校校長会事務局を通じて紹介し希望調査をする
・集められた希望台数の全校寄贈のため、助成金を含めた資金調達を行う
・市民ものづくりボランティア製作会を毎月1回開催して教材製作を行う
・助成金により中学生・高校生製作1日イベントを開催して製作体験の機会を提供し、バリアフリー教育や進路選択について考える機会を提供する
・完成した教材を、完成検査ののちに希望校へ寄贈する
・過去に寄贈した教材の無償修理を行い、教材による教育効果をさらに長期間継続させる
(3) 視覚障がい者への理解増進を図る社会教育事業
・「視覚障がいを知ろう」講演会(熊本市内・オンライン)を定期的に開催し、市民に向けた情報発信と理解増進を図る
・「視覚障がいあるある」動画作成とSNS公開をとおして、10万人単位の視聴者に対し、視覚障がい者の実際と支援の在り方についての理解普及に努める
・熊本県視覚がい支援団体ネットワーク会議「みるくまネット」の所属機関と協力し、機関の取り組みや活動紹介を含めた知識普及の場を提供する

現在特に力を入れていること

当法人は令和4年度に発足し広報の積極的な展開を経て、2年目より本格的に教材づくり・寄贈活動を開始しました。
寄贈に必要な材料代や製作・広報活動費は助成金申請で賄い、教材の新規開発・既開発教材の製作寄贈活動に取り組む活動に取り組んでいます。
参加頂く人々を増やし、ものづくりボランティアによって全国の盲学校に教材を贈り届けるという当法人の活動理念の実現に向け、一歩ずつ進めていく予定です。

今後の活動の方向性・ビジョン

定期刊行物

団体の備考

2011年より理事長が職場の熊本大学工学部で開始した視覚障がい児向けの音声式教具の開発・寄贈活動は、現在も継続しており、理事長自身の開発研究や工学部公認サークルの学生開発指導を通じて全国的にも知られる社会貢献活動となっています。
当法人は、これら学生サークルとも連携して大学生の工学教育、中高生向けのバリアフリー教育という側面も担う活動を展開しています。
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

WAM助成(社会福祉振興助成事業)採択(令和6年度)
日本財団助成事業採択(令和5年度・令和6年度)
キリン福祉財団「令和5年度キリン・ふくしの力開拓事業」採択(令和5年度)
SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「第2回 教育の部 教育賞」受賞
(NPO設立に至った社会貢献活動についての実績)
日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究)8回採択
日本学術振興会「ひらめき★ときめきサイエンス」事業 6回採択
日本教育公務員弘済会本部奨励金 2回採択
博報財団助成金「ことばの力」採択
住総研令和4年度実践助成 採択

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

熊本県視覚障がい者支援団体ネットワーク会議「みるくまネット」との協働
NPO法人 nichi@nichi のイベント支援出展
ボランティア団体「ヘルピングハンズ熊本」との製作ボランティア提携(令和6年度)

企業・団体との協働・共同研究の実績

熊本大学工学部公認サークル「盲学校用教材開発普及サークル Soleil 」への開発助言
同サークル学生による当法人ものづくりボランティア製作会への指導員の派遣

行政との協働(委託事業など)の実績