一般社団法人世界ダイバーシティアート学会
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団体ID |
1966191510
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法人の種類 |
一般社団法人
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団体名(法人名称) |
世界ダイバーシティアート学会
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団体名ふりがな |
せかいだいばーしてぃあーとがっかい
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情報開示レベル |
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第三者認証マーク |
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団体の概要 |
文化芸術を通して、全ての人にとっての理想的な社会を創る為の団体。
マリスアートプロジェクトの企画の推進を主に行っている。 ※2019.1.1 名称変更 一般社団法人日本ダイバーシティアート学会から一般社団法人世界ダイバーシティアート学会に変更。 2016.1.29 一般社団法人日本ダイバーシティアート学会設立 海外での活動が徐々に増え、社団法人の設立を関係各所から求められた。高橋(代表理事)は、これを受け、多様性社会構築の必要性が今後重要視されることを見据え、アートから働きかけていきたいと考え、法人名を名付ける。 2019.1.1 一般社団法人世界ダイバーシティアート学会に改名 一般社団法人日本ダイバーシティアート学会で行ってきた活動が、日本という枠を超え、より世界を軸に展開するようになったため改名するに至った。 [代表理事] 当法人の代表理事 高橋は現代美術のアーティストである。 高橋の父は3歳の時に片目を失明し、64才で全盲になる宣告を受け、その3カ月後に自殺した。幼い頃から高橋にとって視覚障がい者という存在は身近なものであった。そして、自殺した父が生きていたいと思える社会とはどのようなものかは痛切な疑問であった。 高橋は美大卒業後、様々な立体作品を制作・発表。2009年12月に全盲の人も目の見える人も、一緒に絵画を鑑賞できる方法を発明。その技法と絵画を「マリス」と名付ける。マリス技法による絵画の制作やプロジェクト等を実施するためにマリスアートプロジェクトを2010年1月に立ち上げる。より広く、障がいの有無を越えた絵画とデザインの研究及び開発を行う為に、「アートから社会をもっと優しく変える」を理念とした当法人を2016年に設立した。 [住所] 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-19-15 B302 [役員] 代表理事 高橋智子 (高橋りく) 理事 笹川吉彦 理事 山口和彦 監事 桑間悠里 |
代表者役職 |
代表理事
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代表者氏名 |
高橋 智子
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代表者氏名ふりがな |
たかはし さとこ
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代表者兼職 |
アーティスト
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主たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
158-0083
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都道府県 |
東京都
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市区町村 |
世田谷区
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市区町村ふりがな |
せたがやく
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詳細住所 |
奥沢7-19-15 B棟302
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詳細住所ふりがな |
おくさわ
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お問い合わせ用メールアドレス |
sunaemap@gmail.com
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電話番号
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電話番号 |
03-6809-7233
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連絡先区分 |
事務所・勤務先
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連絡可能時間 |
9時00分~21時00分
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連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金 土 日
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備考 |
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FAX番号 |
FAX番号 |
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連絡先区分 |
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連絡可能時間 |
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連絡可能曜日 |
-
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備考 |
-
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従たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
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都道府県 |
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市区町村 |
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市区町村ふりがな |
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詳細住所 |
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詳細住所ふりがな |
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URL |
団体ホームページ |
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団体ブログ |
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X(旧Twitter) |
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代表者ホームページ(ブログ) |
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寄付 |
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ボランティア |
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関連ページ |
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閲覧書類 |
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設立年月日 |
2016年1月29日
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法人格取得年月日(法人設立登記年月日) |
2016年2月10日
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活動地域 |
日本全国および海外
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中心となる活動地域(県) |
東京都
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最新決算総額 |
100万円~500万円未満
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役員数・職員数合計 |
5名
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所轄官庁 |
東京都
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所轄官庁局課名 |
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活動分野 |
主たる活動分野 |
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障がい者、高齢者、福祉、教育・学習支援、文化・芸術の振興、スポーツの振興、人権・平和、国際協力、国際交流、男女共同参画、科学技術の振興、学術研究(文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学)、その他
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設立以来の主な活動実績 |
[主な活動実績]
●2019.12.16 代表理事 高橋が現代美術アーティストとして、パリ・ユネスコ本部での世界フォーラム"不平等に対する挑戦" に招聘される。 国際美術連盟(International Association of Art (略称IAA))代表・日本人アーティストとして初のスピーチを行う。 ●2019.10.18~27 代表理事 高橋が現代美術アーティストとして、Firenze Biennal 2019にて-MENZIONE SPECIALE DEL PRESIDENTE “LORENZO IL MAGNIFICO”-最優秀賞受賞 特別招聘展示。 ●2019.5.7 絵画技法”マリス”が、世界発明コンクール"PARIS INTERNATIONAL CONCOURSLEPINE"にて部門グランプリと総合銀受賞 ●WBU(世界盲人連合)国際会議にてマリス作品展(東京) ●2019.4.1〜マリスアートプロジェクトがbeyond2020プログラム認証 [設立経緯] 団体の概要に記載 2019年3月世界ダイバーシティアート学会スウェーデン支部設立。 2019年7月世界ダイバーシティアート学会フランス支部設立 [代表者略歴] 1993/3 東京造形大学彫刻科卒業。在学中、彫刻家・佐藤忠良氏に師事 2011 アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク 絵画留学(NY/米国) 1994-2008 現代美術立体作品を次々発表 2009/12 現代美術《人類すべてが見えるマリス技法の絵画》を発明 2010/6 パーキンス盲学校(ボストン/米国)(ヘレンケラー女史の母校。世界最大規模の盲教育及び情報センターを兼ねる。世界63 カ国に分校) 特別講義。 本校内ミュージアム“Rail Way”コレクション/常設展示 ボストンチルドレンミュージアムズ“Mint” コレクション 2011/4 NY7つの美術館前デコレートアクション (NY/米国) NY・Times Warner channel TV・アート番組 特別出演 (NY/米国) 2012/8 マリス国旗プロジェクト開始 (2020.5現在 通算41回目) 2014/11 IBSA ブラインドサッカー世界選手権2014 併催イベント「新しい世界デイ」出展 東京都庁に作品常設展示 2016/9 リオデジャネイロ・パラリンピック期間中アート企画・マリス作品展(会場:ベンジャミン・コンスタン盲学校) (リオデジャネイロ/ブラジル) 2017/6 第34回マリス国旗プロジェクトin塩釜第一小学校2度目の特別授業(被災地復興支援活動 塩釜市にて4回目) 2017/11 第32 回ジャパンウィーク2017 年チェコ・プラハ 出展(会場:プラハ・コングレスセンター・サウスホール、プラハ盲学校)(プラハ/ チェコ共和国) 2017/11 ドイツ・ベルリン東盲学校 研究視察 2018 第33 回ジャパンウィーク2018 年イタリア・トリノ 出展(トリノ東洋美術館) 第35 回ベトナム・ハノイ マリス作品展 2019 第36 回ベトナム・ホーチミン(Ho chi mihn Fine Arts Museum)マリス作品展 前述の主な活動実績、後述の団体の活動・業務(事業活動の概要)との重複箇所割愛 |
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団体の目的
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当法人は「アートから社会をもっと優しくする」ことを目的とします。
具体的には、 1.アートとデザインをとおし、視覚障がい者及び視覚障がいに 関する高齢者の文化、生活環境の向上に対する研究及び開発 2. 前号を社会に活かす為の啓蒙と普及活動事業 3. 特許権の取得及びその管理 4. 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業 |
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団体の活動・業務
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マリスアートプロジェクトの企画の推進
推進している活動は以下である。 ①マリス国旗プロジェクトの企画の推進 2016.9.8-23 第24回 ベンジャミンコンスタン盲学校( ブラジル/ リオデジャネイロ) 2017.11.7-10 第29回 世界盲人連合(WBU)国際会議(早稲田 東京) 2017.11.19-23 第30回 プラハコングレスセンター/ プラハ盲学校(プラハ チェコ) 2018.10.19-25 第33回 Museo d’Arte Orientale(トリノ イタリア) 2018.11.5 第34回 塩竈市立第一小学校(塩釜 宮城) 2018.11.23-12.9 第35回 サクラステーション(ハノイ ベトナム) 2019.2.14-17 第36回 Ho chi mihn Fine Arts Museum(ホーチミン ベトナム) 2019.4.22-25 第37回 AAA Paris(パリ フランス) 2019.4.27-5.8 第38回 PARIS INTERNATIONAL CONCOURS LEPINE(パリ フランス) 2019.5.14-23 第39回 Czech Embassy of Japan JICC(プラハ チェコ) 2019.10.18-27 第40回 XII Florence Biennale -Marking the 500th anniversary of da Vinci's death-(フィレンツェ イタリア) 2020.2.21-22 第41回 イタリア視覚障がい者協会100周年記念イベント(シチリア イタリア) ②世界各国でのマリス作品展の推進 今後の希望としてはルーブルetcでの開催 ③世界各国の盲学校での作品展・講義の推進 2010 パーキンス盲学校(米ボストン)で特別授業を行った。また本校ミュージアム絵画常設展示。 2016/9 リオパラリンピック期間中アート企画としてリオデジャネイロの盲学校での作品展を行う。 ④大学での特別授業の推進 2013年より、筑波技術大学との連携活動。2014年、視覚・聴覚障がい者の学生を中心として「バリアフリーと絵画鑑賞」をテーマに特別講義。 ⑤絵画寄贈 (海外) ●WBU(世界盲人連合)本部(カナダ) / WBUロゴマーク(マリス技法) ●ベンジャミン・コンスタン盲学校(リオデジャネイロ)/マリス・フラワーズ IBSA ブラインドサッカー世界選手権2014 参加11 カ国、各国盲学校( フランス、スペイン、ブラジル、パラグアイ、モロッコ、アルゼンチン、トルコ、中国、コロンビア、韓国、ドイツ)/ マリス国旗 ●ブータン王国首相(ブータン王国)/ マリス・フラワー ●パーキンス盲学校本校ミュージアム(米・ボストン)/ マリス・線路はつづくよ ●ボストンチルドレンズミュージアム(米・ボストン)/ マリス・ミント (日本) ●東京都庁常設展示/ 東京都旗、東京都シンボルマーク、 Flowers “Circle Ⅱ" ●東京大学 先端科学技術研究センター・福島智研究室/ マリス世界統一基準表/マリス・ミン●日本点字図書館(東京)/ マリス・雨上がりの花たち ●日本ライトハウス(大阪)/ マリス・ミント ⑥日本を含む先進国における初等教育の美術教科書・カリキュラムへマリス導入の推進 多様性社会への理解を幼少期から育む。対象は、目の見えない子どもたちと目の見える子どもたちすべて。初等教育の教材「マリス国旗づくり」は、視覚障がい者用ではなく、基本は健常者の初等教育用。(※視覚障害者にも利用可能)小学生のうちから、この教材を通して、「世界平和」「視覚障がい者の立場になって考える事」「思いやりの精神を育むこと」を目的としている。 小学生美術教育用に、試作中。初等教育の美術教科書への導入に向けて、現在東京都盲人福祉協会に助言を受け、各所に働きかけている。 ⑦マリスの教材製造工場の推進 初等教育の学習指導要領カリキュラムにマリスが採用された国々に、マリスの教材製造工場をつくり、視覚障がい者を含め、多様なジャンルでハンディをもつ障がい者のために、雇用の場を創出する。 障がい者雇用を中心とした工場に調査、研究を行っている。 ⑧特別養護盲老人ホーム設立の推進 各国少なくとも1ヶ所に“視覚障がい者のための灯台”を建てる。65歳以上の全盲の人たちを対象とする中高年ホーム(※2)をつくることである(夫婦の場合、片方が全盲のカップルを含む)。 (※2)例として、日本には、本間昭雄氏(社会福祉法人 日本盲人福祉委員会会長)が推進した各県1ヶ所の視覚障がいの高齢者のハンディに配慮した老人ホームがある。 |
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現在特に力を入れていること |
ヨーロッパを中心とした活動展開を始めている。
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今後の活動の方向性・ビジョン |
視覚障がい者も絵を観たいと思っている。彼らの気持ちを知っていますか?「マリス」は全人類が鑑賞できる初めての絵画として世界に優しさを発信。「マリス」は、「視覚障がい者の絵画鑑賞行為をとおして晴眼者の理解のスイッチを入れる場の創造」なのだ。
2009年、代表理事 高橋は今まで視覚障がい者を含んでいなかった絵画の鑑賞者を全人類に拡大することに成功した。その絵画技法を「マリス」と名づけた。偏見は、人間のエゴを取り去ることで超越することが可能である。「マリス」で描いた絵が展示されている場は、晴眼者が同じ絵を指で鑑賞する視覚障がい者の姿を目にしたり、その光景をイメージしたりすることで障がいの有無、人種、ジェンダーはもとより、すべての偏見を超えるLOVE&PEACEに気がつく場所である。つまり高橋のアートは、哲学的に言えば「UNDERSTANDING」を「絵画を起点に誘発する」場作りなのだ。 いま、高橋は2020年からパリを中心にヨーロッパ全土で、アートの力で世界を優しくする LOVE&PEACEのアートムーブメントを起こす準備をしている。’70年代から’80年代半ばヨーゼフ・ボイスはアートで世界を変えようとしていた。高橋は長年ボイスの残した珠のような言葉をコンセプトの根本、つまりバイブルとしているが、彼との違いは、「アートは政治も宗教も全く関係ない」と位置づけていること。高橋はボイスの政治的思想と宗教観を取り去り、彼の思考の土台であるルドルフ・シュタイナーの神秘主義思想と哲学的思考を、日本古来のアニミズムと武士道に差し替えたものを土台としている。 洋の東西を問わず、ボイスの[社会彫刻の概念]は力強く高橋に語りかけ、高橋は自らの作品を通して理想の社会作りをメッセージとして発信している。 アートは私たちに気づきを授けてくれる。世界を変える力がある。 |
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定期刊行物 |
マリスマガジン
マリスマガジン各国版(海外での活動報告の為、不定期) |
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団体の備考 |
◯全盲の人も鑑賞できる絵画マリスについて
マリスとは全盲の人も含む、すべての人が味わえる絵画技法とその技法を用いた絵画のこと。砂の大きさの違いで、色の濃さを表現。全盲の人も触って、絵を鑑賞できる。2009 年に高橋りくが考案。〈マリス世界統一基準表〉により、①色の明度(濃さ)を 10段階の砂の粗さで表現。 濃い色は粗い砂、薄い色は細かい砂。②色相を香りで表現。絵画の上にハーブエッセンシャルオイルを塗布。例えば、オレンジ色はオレンジの香り。紫色はラベンダー、 緑色はセージの香り ◯マリス国旗プロジェクトとは 高橋の描くマリス絵画の他に、マリス技法を用いて世界国旗を制作している。子供から大人まで、簡単にマリスの技法の体験とコンセプトに触れることができる参加型ワークショップも行う。具体的には、参加者が自国以外の国旗を共同制作。国旗をマリスで制作する時は、その国の人の幸せを願い、お互いを思いやる心と敬意を込めることに重点を置いている。 ◯マリスの触るスコアボード マリス国旗を使用した触れるスコアボードを2014年より制作し、展示している。2014年11月、代々木で開催されたIBSAブラインドサッカー世界選手権の併催イベントにて初展示。スポーツとアートはともに文化・民族・言語を越えるもの。この2つを視覚障がいという属 性で繋いだのが本プロジェクトである。目の不自由な方は、ブラインドサッカーでサッ カーを楽しみ、マリスで絵を楽しむことができる。 本展では、国際視覚障害者スポーツ協会(IBSA)のウーリック会長よりこの活動を世界中で推進したいというお言葉をいただいた。また、参加国の12カ国の盲学校に、各国のマリス国旗を寄贈。 |
助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績 |
2016年度リオデジャネイロ・パラリンピック期間中・マリス作品展
◯協賛 ルフトハンザ航空 ターナー色彩株式会社 YPP株式会社山田写真製版所 アダムスジャパン 社会福祉法人日本点字図書館 川崎市視覚障害者情報文化センター 社会福祉法人岐阜アソシア視覚障害者生活情報センターぎふ 2017年度事業 ◯助成金 ・ 公益財団法人野村財団 2017年度上期芸術文化助成 対象「マリスアートプロジェクトin宮城県塩釜市-アートから優しい社会づくり-」 助成金額 350,000円 ・ 公益財団法人朝日新聞文化財団 芸術活動への助成 対象「第42回ジャパンウィーク2017年チェコ・プラハに高橋りくの絵画を出展」 助成金額 100,000円 ・ 公益社団法人企業メセナ協議会 認定 対象:「第42回ジャパンウィーク2017年チェコ・プラハに高橋りくの絵画を出展」 2018年度事業 ◯助成金 ・ 公益財団法人朝日新聞文化財団 芸術活動への助成 ・ 公益社団法人企業メセナ協議会 認定 ・ 国際交流基金 アジアセンター アジア・市民交流助成 ・ 日本盲人福祉委員会 2019年度事業 ◯助成金 ・公益財団法人朝日新聞文化財団 芸術活動への助成 ・日本盲人福祉委員会 |
他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績 |
●東京大学 先端科学技術センター福島智研究室との共同研究
2013年、福島智教授と大河内直之特任研究員に、初期のマリスの世界統一基準表の研究について様々な指導を受ける。半年に一度、東大の福島智研究室にて、マリス世界統一基準表の粒度の改善の報告および、マリスアートプロジェクトの行った作品展とワークショップの報告を行っている。 また、現在日本の視覚障がい者の置かれている環境のなかでアートから解決できる可能性のある問題点を取り上げ、その解決方法について考える機会を得ている。また大河内氏から最新の視覚障がい者の環境について情報を得ている。その延長として、ダイバーシティデザインの開発にも我々マリスアートプロジェクトのアートの力が役立つことがわかった。また、その実験、開発に最適な場が、[マリス宣言の第5項] 世界の1カ国に1箇所設立を目指す盲老人ホームである。各国にモデルケースとして設立することは、その国ごとの生活習慣や世界共通の価値観から必要とされる製品デザイン、建築デザインの研究と実験が可能となる。 当社団法人設立の際、大河内氏が顧問に就任。当法人は《アートの力で世界を優しくする》を理念とする。広義ではアートの中にデザインの領域も含まれる。マリスアートプロジェクトの5つの目標以外に、デザインも加わった。これからの未来を考える視覚障がい者にも便利で健常者の生活にも便利なみんなの(ダイバーシティ)デザインの模索を行う。 |
企業・団体との協働・共同研究の実績 |
①社会福祉法人 日本点字図書館との協働
2009年マリスを高橋が発明し2010年より作品展を行い、公けに視覚障がい者の方々に作品を実際に見てもらう場を設けた。マリスの当時の研究改良時点で、問題点を洗い出すための実験の場として紹介されたのが日本点字図書館である。首都東京で全盲の人達の文化活動を支える砦のような存在である。西のライトハウス東の日本点字図書館とも言われる。その日本点字図書館のスペースをもらい、高橋は初のマリス作品の個展を行った。 作品展の際、60代の男性で、視覚、聴覚障がいの為、話すことができない、例としてはヘレン・ケラー女史のような三重障がいのその方が指点字の通訳を通して、「僕、この絵が全部わかりますよ。」と語ったことだ。三重障がい者にもわかる絵画を作ったことの最初の例を作る機会を得たのである。 日本点字図書館には、その後常に視覚障がい者についてのさまざまな協力を受ける。2016年リオデジャネイロ パラリンピック期間中・マリス作品展において、マリス宣言という絵を展示した。作品の中の、赤い花の背景に5項目からなる「マリス宣言」を16枚の亜鉛板に英点字が打ってあるのは、日本点字図書館の協力による。世界に向けて「マリス宣言」を発表することが可能となった。 ②日本点字図書館情報センター 視覚障がい者の文化について、さまざまな情報を受けてきた。2016年リオデジャネイロ パラリンピック期間中・マリス作品展の際には、通常のリーフレットを英点字で打ち出した。紙の英字リーフレット20部の提供を受け、視覚障がい者により多くの情報提供ができた。 ③社会福祉法人アソシアぎふ 2013年館内のイベントにおいて、マリスの国旗作りのワークショップを行った。その際参加者に直接、岐阜県に盲老人ホーム設立についての希望があるかのアンケートを実施。直接盲老人からの意見が聞けた貴重な時間となった。 2014年代々木公園にて世界ブラインドサッカー選手権大会に併設イベントとしてマリスアートプロジェクトが参加した際には、マリスのスコアボード制作の上で、英点字と日本語の両点字シールの提供を受け、充実した情報発信が可能となった。 そして2016年リオデジャネイロ パラリンピック期間中・マリス作品展では、個展会場での説明文のパネルに貼る英点字シールの制作協力を受け、充実した展示となった。 ④東京都盲人福祉協会 年に3回、マリスアートプロジェクトのメンバーに向けて勉強会を開催、特別講義を受ける。内容は視覚障がい者を取り巻く行政や大きな意味での社会環境についてである。また、笹川吉彦会長は本法人設立より理事を兼任し、東京都盲人福祉協会と足並みをそろえ、東京都が世界に向けて、視覚障がい者の文化面を進歩させていくことができるように、アドバイスを受けている。 2016年リオデジャネイロ パラリンピック期間中・マリス作品展の成功は、東京都盲人福祉協会と⑤の日本障がい者文化協会の2つとの協働があってこその成果である。 ⑤日本視覚障碍者芸術文化協会 世界の障がい者の文化を進歩させる為に日々尽力している。当法人は山口和彦会長を理事に迎え、世界の盲学校とのコンタクトを取り、世界とつながっていくために協働研究を行っている。これは、《世界中の盲学校の子ども達に絵を見せたい》というマリス宣言第1項の推進にたいへん重要である。視覚障がいの人も、目の見える人も、絵を共に鑑賞する文化をこの日本から発信するために、この協会と本法人は共に動いている。 ⑥ボストン・パーキンス盲学校本校 (世界63カ国に分校を持つ世界最大の盲学校組織。盲教育情報発信機関) 高橋は2010年1月にマリスアートプロジェクトを立ち上げ、5月にニューヨークで高橋が個展を開催した。その際ボストンの本校にて特別授業を行った。また、「線路は続くよ」の作品はパーキンス盲学校ミュージアムに常設展示されている。 ⑦社会福祉法人 聖明福祉協会 (盲養護老人ホーム) 理事長の本間昭雄氏は、日本盲人福祉委員会の会長を兼任し、全国47都道府県のうち3県を残し、各県に1つの盲老人ホームを提唱してきた。 その本間氏の偉業を日本から世界に広げる目的で、当法人はアートから盲老人ホームの紹介とモデルケース設立への道しるべとなるための、各国に1つ盲老人ホーム設立100年構想をかかげている。 2016年リオデジャネイロで盲学校との繋がりができた。盲学校の関係者の多くはこの構想に共鳴し、数人を聖明園に研修生として送る希望も出てきた。そして、現時点では聖明園側もその受け入れを認めるところまで進んでいる。あとはその旅費、滞在費その他経費の支援先を探していく問題など解決する必要がある。本法人はこの試みを成功させ、スポーツとアートが繋ぐ優しい社会つくりの大きな第一歩としたい。 |
行政との協働(委託事業など)の実績 |
〈WBU(世界盲人連合)のロゴマークをマリス技法で制作委託〉
発注元:日本盲人連合、日本盲人福祉委員会 世界盲人連合国際会議(ホスト国:日本)の記念として制作の依頼を受ける。 〈ブラジル連邦共和国文部省との協働〉 ブラジル連邦共和国文部省下部組織・Instituto Benjamin Constant(盲学校)と当法人の共同主催で高橋りく絵画展。 本展は、2016年9月のパラリンピック期間中に開催された。全盲の人も見える絵画マリスの展示のほか、パラリンピック競技であるブラインドサッカーの試合状況をリアルタイムで伝える触るスコアボードを展示、好評を得た。 この盲学校は、14歳までが300人、中途失明者が450人、敷地面積2万5千平米にも及ぶ南米一の規模を誇る大規模盲学校である。また、一階には、病院も併設されている。盲教育のメソッドを中南米とアフリカにも発信している盲教育情報機関としても世界的に大きな役割を担っている。 また、2016年で162周年を迎え、記念行事の特別企画としてこの盲学校で開催された。本展の初日では、200人の人が駆けつけ、会場は満員となる大盛況ぶりであった。全盲の方と弱視の方、目が見える方がみんな一緒に絵画を鑑賞し、共有し、視覚障がい者が絵画を鑑賞するという新しい文化の第一歩となった。 本展は、盛況により会期の延長が決定し、2週間の開催の運びとなった。また、マリスを体験することのできるワークショップも同時に開催され、会期中に3回の予定であったが、受講者達からの強い要望により、合計5回の開催に増えた。盲学校では、セラミックの授業が毎週行われており、全盲や弱視、人それぞれの障がいの差に関係なく、芸術に触れる環境が元々あった。その理由もあり、全盲の方が最初は戸惑いながらも、懸命に砂を置いていく不屈の精神各所で見られ、大いに成果のあるワークショップとなった。 会期最終日に、水晶の粒で作られた絵画が盲学校のミュージアムにパーマネントコレクションに決定。これは、海外では、ボストンのパーキンス盲学校、ボストンのチルドレンミュージアム等に次ぐ4ヶ国目のコレクションである。 |
最新決算総額 |
100万円~500万円未満
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会計年度開始月 |
4月
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その他事業の有無 |
無
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収支報告
<収入の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 会費 |
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寄付金 |
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民間助成金 |
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公的補助金 |
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自主事業収入 |
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委託事業収入 |
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その他収入 |
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当期収入合計 |
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前期繰越金 |
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<支出の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 |
当期支出合計 |
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内人件費 |
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次期繰越金 |
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備考 |
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貸借対照表
<資産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動資産 |
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固定資産 |
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資産の部合計 |
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<負債の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動負債 |
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固定負債 |
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負債の部合計 |
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<正味財産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 前期正味財産 |
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当期正味財産増減額 |
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当期正味財産合計 |
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収支報告
<収入の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 受取会費 |
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受取寄附金 |
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受取民間助成金 |
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受取公的補助金 |
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自主事業収入 |
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(うち介護事業収益) |
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委託事業収入 |
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(うち公益受託収益) |
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その他収益 |
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経常収益計 |
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<支出の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 事業費 |
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(うち人件費) |
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管理費 |
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(うち人件費) |
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経常費用計 |
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当期経常増減額 |
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経常外収益計 |
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経常外費用計 |
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経理区分振替額 |
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当期正味財産増減額 |
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前期繰越正味財産額 |
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次期繰越正味財産額 |
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備考 |
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貸借対照表
<資産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動資産合計 |
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固定資産合計 |
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資産合計 |
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<負債及び正味財産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動負債合計 |
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固定負債合計 |
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負債合計 |
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正味財産合計 |
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負債及び正味財産合計 |
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意志決定機構 |
世界ダイバーシティアート学会 社員総会
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会員種別/会費/数 |
一般会員 (会費)2000円/年 (会員数)10名
賛助会員 (会費)100,000円/年 (会員数)0名 |
加盟団体 |
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役員・職員内訳 |
役員数 | 事務局スタッフ数 | |
有給 | 常勤 |
0名
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0名
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非常勤 |
0名
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0名
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無給 | 常勤 |
1名
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非常勤 |
4名
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常勤職員数 |
1名
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役員数・職員数合計 |
5名
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イベント時などの臨時ボランティア数 |
10名
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報告者氏名 |
高橋 智子
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報告者役職 |
代表理事
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法人番号(法人マイナンバー) |
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認定有無 |
認定なし
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認定年月日 |
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認定満了日 |
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認定要件 |
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準拠している会計基準 |
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準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名 |
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監査の実施 |
未実施
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監視・監督情報 |
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定款・会則 |
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最新役員名簿 |
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パンフレット |
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入会申込書 |
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退会申込書 |
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会員情報変更届 |
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研究費・助成金申請書 |
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その他事業に関する資料 |
決算・事業報告
決算報告書 (活動計算書/収支計算書) |
決算報告書(貸借対照表) | 決算報告書(財産目録) | 事業報告書 |
2023年度(前年度)
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2022年度(前々年度)
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2021年度(前々々年度)
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2020年度
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2019年度
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予算・事業計画
予算書類 | 事業計画書 |
2024年度(当年度)
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2023年度(前年度)
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2022年度(前々年度)
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2021年度(前々々年度)
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2020年度
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