当地域は地方の市である。障害者に対する福祉サービス事業の面ではある程度の施設はあるが、障害をもつ人の数に比べるとまだまだ少ない。そのような状況を少しでも改善すべく発起人の理事長及び、障害福祉事業に携わっている者たちが中心となって2013年11月に法人を立ち上げた。約1年の準備期間を経て2014年10月に三重県の認可を得て事業所の開所に至った。支援内容としては就労移行支援と就労継続支援Ｂ型の２事業である。現在まだ開所して8ヶ月を経過した所ではあるが、利用者の数は順調に増加して来ている。その要因としては、施設が市の中心部に位置しているため、多くの関係者が気軽に見に来ることができる。また利用者の仕事の内容がお菓子の製造、カフェの手伝いなど、内容が多種なため自分にあった作業が出来、そうすれば効率もよくなり高い工賃も望める。このようなことから、現在まで着実に推移できてきたと考えている。
代表者の略歴
　短期大学卒業後幼稚園の教師として勤務。その後一般企業にての勤務を経て個人で健康食品及びお菓子の製造販売業を営む。そのかたわら知人の運営している障害福祉サービス事業の手伝いをしながら自分で施設を立ち上げるべく研修を重ね、当法人の理事長に就任し現在に至る。

　活動の種類としては現在は保健、医療又は福祉の増進を図る活動であると考える。その中での主となる事業は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業である。当ほうじんでは就労移行支援事業および就労継続支援Ｂ型事業の2事業を実施している。就労移行支援事業は現在定員6名で利用者は4名である。目標は「2年以内に企業への一般就労」ということで、日々訓練励んでいる状況である。当法人では主に接客指導などを重点的に行い早期に一般就労を目指せる能力を身につけてもらいたいと考えている。就労継続支援Ｂ型事業に於いては、定員14名に対して利用者の登録は17名となっている。ここではお菓子等の製造、包装、梱包、配送などそれぞれの利用者の得意とする業務をすることで、自信をつけ、効果か上がり工賃にも反映でき、将来的にはやはり一般就労できるまでの能力をつけていってもらいたいと考えている。

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