【事業名】

　　「教育･研究図書有効活用プロジェクト」

　【目的】

　　国際相互理解の促進と国際友好意識の高揚に寄与するため、日本で収集した教育・研究図書を中国を始めとするアジア近隣諸国の大学・研究機関に寄贈することにより、学術情報・資料の国際共有と日本理解の深化を図るとともに、日本をテーマとした「クイズ大会」及び「作文コンクール」、招聘プログラムを実施することにより、日本理解の深化と国際友好意識の発揚を図ることを目的とする。
　　なお、図書寄贈対象については、当面、中国の大学・研究機関に絞って事業を実施する。


　【事業内容】

　　日本の出版社、企業、教育・研究機関、公共機関、個人等への図書提供依頼を経て収集した教育・研究図書を「寄贈方針」に基づき選定・調整のうえ中国の大学等に寄贈するとともに、中国の若者を対象に「日本知識クイズ大会」、「作文コンクール」、日本招聘プログラムを実施した。
　　なお、本プロジェクトは次により事業を遂行した。

　　1．図書の収集・寄贈
　　　（1）図書の収集
　　　　　①収集冊数　約191,000冊
　　　　　②提供者　　154者（延べ414件）
　　　（2）図書の寄贈
　　　　　①寄贈冊数　128,446冊
　　　　　②寄贈対象　27大学、1研究機関
　
　 2.「笹川杯作文コンクール2009－感知日本」の開催
　　　　中国の新聞社、雑誌社との共催により中国全土の若者を対象に作文コンクールを開催した。
　　　（1）「笹川杯作文コンクール」（中国語版）
　　　　　①実　　施　　中国青年報社
　　　　　②応募作品　　7,208点
　　　　　③入賞作品　　18点（一等賞6点、二等賞12点）
　　　（2）「笹川杯作文コンクール」（日本語版）
　　　　　①実　　施　　人民中国雑誌社
　　　　　②応募作品　　1,698点
　　　　　③入賞作品　　18点（優勝2点、二等賞2点、三等賞4点、優秀賞10点）

　　3.「笹川杯日本知識クイズ大会・作文コンクール2009」日本招聘の実施
　　　（1）実施時期　　2010年1月24日～1月31日
　　　（2）招聘対象者 「クイズ大会」優勝者等18名、「作文コンクール」最優秀賞受賞者等11名　　　　　　　　　　
(3) 内　　容　　日本の大学生等との意見交換、日本の社会・文化遺産等の訪問見学、日本の風俗・習慣等の体験

機器・建物(写真)

事業成果物名	「寄贈図書活用者からの声2009」
URL	http://www.jss.or.jp/project/koe/2009/pdf/koe2009.pdf