事業成果物名 |
スクーバ活動シンポジュウム報告書
|
||||||||
団体名 |
|||||||||
事業成果物概要 |
1.事業名
スキューパダイビンダ活動基準とマニュアル研究 2.目的 スキューバダイビングで行うすべての分野を横断して、安全に水中活動ができる基準を策定し、それを実施するためのマニュアルを研究して、スキューバダイビング活動の安全を図る。 3.事業内容 3月18に特定非営利活動法人の認証を受けて、5月23日に創立総会を船の科学館、オーロラホールで開催し、12月に開かれる助成事業のシンポジウムへ向かっての計画を発表し、会員を募集した。 1.研究事業 ①基準の基本原稿はプロトタイプとして、すでに出来上がっていて、ホームページ http://jaus.jp/に発表していたが、会員で議論することが重要である事から、6月3日に東京辰巳国際水泳場で会議とプールでの実体験を行った。以後は、早稲田大学先進理工学部の会議室を使わせていただき月例で研究会を開催した。 ②平行して、セルフ・ダイビングについて、研究集会と遠隔の会員のためのメーリングリストによる議論も行った。セルフ・ダイビングとは、自分の責任でおこなうダイビングのことであり、当然のことなのだが、現在のスポーツダイビング界では、ガイド、あるいはインストラクターの安全管理下でなければダイビングが認められていないところが多い。このことが、ダイビングの上達と継続を妨げている。 ③7月5日―15日、広島大学の練習船豊潮丸の航海に同行して、サイエンス・ダイビングのライン潜水検証と撮影を行った。8月8日、伊豆大島に学生クラブの合宿に同行し、撮影と研修指導を行った。 ④7月、助成金の使途変更をさせて頂き、カードプリンターを購入してカード発行の準備をおこなった。必要最小限度の技能検定の確認証(Vカード)の発行を研究集会で決めていたが、その実際の技能エキササイズの研究検討を、辰巳国際水泳場のダイビングプールを使わせてもらって実施し、10月4日、Vカード練習科目の撮影を行い、編集して、DVDを製作した。 2.シンポジウム準備 ① 協会発足後直ちに、シンポジウムのチラシとポスターを製作し、会員、および関係各所に発送した。(チラシは、数枚づつ578通発送した)都内に付いては、できるだけ対面で、手渡しして説明をした。 ② シンポジウム会場は船の科学館で、当初は、100人程度収容のアドミラルホールを予定したが、収容人数がとても足りないと200人を収容するオーロラホールに変更した。チラシにはアドミラルホールと記したので、若干の混乱が起きた。 ③協会、および基準が社会に認められるためには、学識経験者のバックアップが不可欠である。シンポジウムにも出席していただき、お話を頂かなければならない。 ダイバーの安全に付いて重要である潜水医学については、高気圧医学界の重鎮である真野喜洋 東京医科歯科大学名誉教授とその一門の先生たちの全面的な援助をいただくことができた。またスポーツの突然死、循環器障害については、河合祥雄 順天堂大学スポーツ医学教授に、スポーツ全般については、吉田章 筑波大学大学院教授、賠償、訴訟などについての法律的な問題については、松村格 駒沢大学法学部教授の賛同とご援助をいただくことができ、シンポジウム当日のお話、および司会をお引き受け頂き、報告書にも原稿をよせていただくことができた。 3.シンポジウム開催 ①10月より研究結果のとりまとめと、当日発表のレジュメ集の編纂を開始した。 ②ダイビング専門誌 「ダイバー」に10月号、12月号(11月発売)に、シンポジウムについての広告を掲載した。 ③12月12日、船の科学館オーロラホールで予定通りシンポジウムを開催することができ、257名の参加をいただき、57名の参加を数えた関東学生潜水連盟の学生諸君は、机なし、椅子だけで両脇に座っていただいた。用意した当日プログラムとレジュメが200部であり、参加者に足りなかったため、会員の方たちには、後の報告書の送付で替えていただくことになった。 ④質問者も多く、参集していただいた方たちにも満足していただくことが出来た。 4.報告書、 ① 報告書については、シンポジウムの結果、反響をふまえて、全面的な書きなおしを行ったために、原稿を集めることについて時間がかかった。 ② 報告書は、シンポジウムの報告にとどまらず、以後の協会の講習会、活動のテキストとして使用する予定であり、1000部を印刷し、およそ500部を発送箇所371に発送し、3月19日に最後の発送をおこない事業完了とした。 |
||||||||
助成機関 |
|||||||||
事業成果物種類 |
報告書
|
||||||||
事業成果物 |
|