事業成果物名

平成19年度 保育所保育・保健推進セミナー(東京開催)

団体名

事業成果物概要

平成19年度 保育所保育・保健推進セミナー実施要綱(東京開催)

1.目   的  
  近年、入所児童の低年齢化、長時間保育の普及に伴い、入所児童の健康管理の充実が求められています。家庭に代わって生活の場となる保育所では、心身の健康問題に適切に対処するための保健活動や生活習慣の涵養に努めているところです。本研修会は、より積極的な保健活動を展開するため、嘱託医、保健師、看護師、栄養士、保育士、調理員が協力して、小児保健の向上を図るために必要な理論と方法に関し、相互研修を行うことを目的とします。      

2.主   催  
  社会福祉法人 日本保育協会

3.共   催  
  日本保育園保健協議会

4.後   援  
  厚生労働省、東京都、日本医師会、東京都医師会、日本小児科学会、日本小児保健協会、日本小児科医会、東京小児科医会、全国保育園保健師看護師連絡会 (申請中を含む) 
                                              
5.対象及び人員 
  保育所の嘱託医と所長、保育士、保健師、看護師、栄養士、調理員とし、先着順に300名以内とします。

6. 期日及び場所 
  平成20年2月16日(土)・17日(日)の2日間
  日本薬学会・長井記念ホール
   東京都渋谷区渋谷2丁目12番15号
   電話 03-3406-3326番

7.研修内容
  主な研修内容は、次のとおりとします。

  主題・保育園での感染症対策

(1)講     演 
Ⅰ. 集団保育と中耳炎
  保育園は家庭の子に比べ中耳炎を繰り返したり、なかなかよくならない子どもが多いといわれる。そこで保護者や保育園はどう考え対処したらいいのか、専門医に聞く。
  講師 金沢大学医学部大学院教授 古川 仭

Ⅱ.乳幼児の口腔ケアと歯科治療
  最近の乳幼児を取り巻く環境の変化により、歯の外傷は増えており、歯科受診につながるケースも多い。また、むし歯を予防し、食べる機能を育てるためにも、口腔ケアをどう行っていくか。歯科領域の最新の知識を学ぶ。
  講師 昭和大学歯学部教授 井上美津子

(2)パネルディスカッションはしかの事例から、感染症対策を考える
  今年は麻疹の当たり年になってしまった。そこで、「はしか」に絞って,保育園で出来ること、罹患児の発見、対応までを具体的な症例で検証していく。その上で、予防接種の効果、対応マニュアルのあり方を考えていく。
  メンバー 
  国立感染症研究所感染症情報センター第三室長 多屋馨子
  東京・エンゼル保育園 看護師      須藤佐知子
  全国保育園保健師看護師連絡会副会長 宮崎博子

(3)分 科 会
 第1分科会 保育保健の仕事は何?
  はじめて保育園の看護師になって何をしたらいいか悩んでいませんか。保育保健の業務を学びながら保育士との連携・チームワークのあり方を考察する。管理職の方も保健・看護職の理解を深めるために、一緒に協議しませんか。
  助言者 杉並区立松庵保育園看護師/全国保育園保健師看護師連絡会会長 藤城富美子

 第2分科会 感染性胃腸炎の防止と対応
  抵抗力の弱い乳幼児が集団で生活する保育園にあっては、感染症対策に万全を期したい。今回は、冬から春にかけて多いノロウイルス・ロタウイルス感染から、夏場に多いO-157まで、保育現場で気をつけたい感染性胃腸炎・腸管感染症の対策を考える。
  助言者 東京医療センター統括診療部長 岩田  敏

 第3分科会 園医をもっと活用しよう
  「保育所保育指針」が改定されるが、相変らず園医の役割は大きくなっている。健康診断だけではなく、保健活動のアドバイザーや保健講座の講師を務めてもらったり、これからは園医の任務を明らかにして、園医にどこまでやってもらうか(契約書を取り交わし)明確にしよ。
  助言者 川崎市医師会保育園医部会会長/たまこどもクリニック小児科医 野矢淳子

 第4分科会 保健指導とマニュアルづくり
  保健指導には、園児の健康教育、健康な環境づくりのための職員教育・連携、保護者との連携、地域向けの育児講座・子育て相談などがある(全国保育園保健師看護師連絡会)。保健指導全般のマニュアルづくりと保健指導の教材、保健便り、パンフレットの作り方などを学ぶ。
  助言者 全国保育園保健師看護師連絡会運営委員 並木由美江

助成機関

事業成果物種類

テキスト・マニュアル

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