事業成果物名 |
2008年度UHF帯RFIDを用いた海上における物標の識別に係る基礎的研究(2013年度実施)
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1 事業名
アジア海域の安全確保、環境保全のための海上保安能力の向上 注:本事業は2008~2013年度の継続事業であり、添付の事業成果物は、2013年度の成果物です。 2 目的 本事業は、海上保安大学校を海上保安分野における人材育成の国際拠点とすることを目的とした高度人材育成体制整備のための一環として、海上保安大学校教官等の能力向上を図り、大学校学生、研修生に対して質の高い教育を提供するため、海上保安大学校教官等が実施する研究に対し助成を行うものである。 3 研究の概要 主任研究員:松浦義則(海上安全学講座 教授) 研究員:岩永沙織(海上安全学講座 教授) 佐藤寧洋(海上安全学講座 准教授) 野間広大(海事工学講座 講師) 陸上での流通管理に利用されており、物理的な読み取り範囲が広く一度にたくさんの情報を読み取ることができる RFID(Radio Frequency Identification)技術の特性を活かし、海上においても船舶やブイ等及びそれらに関する情報をデータベースにより管理することで、海上交通の安全確保及び海洋環境の保全に資することを目的とする。具体的には、RFID タグをブイ等の物標や船舶に張り付けておくことで、従来であれば移乗しなければならない場面において、比較的離れた位置からの情報の確認が可能になる。また、先の大震災などによって発生した津波や荒天、災害時にブイ等が流出した場合において所有者を瞬時に把握することができるため、回収後にすみやかに所有者へ返却することが可能になる。さらに、海上環境関係法令違反事項の中では例年上位に位置している廃船の投棄といった事案の抑止に繋がる。また、船名や船舶番号を隠した上で違法行為を行う悪質・巧妙なケースに対しても効果を発揮すると考えられる。海上では、陸上とは異なり整った環境で情報を送受信することができないため、特に本研究では、海上における RFID の識別の有効性について基礎的な研究を行う。加えて、タグ自体の改ざんなどへの対策についても検討し、本提案システムが実運用にあたって直面すると予想される問題点についても検討する。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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