事業成果物名 |
2008年度画像処理を用いた水中テンプラノイズの発音数評価(2013年度実施)
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1 事業名
アジア海域の安全確保、環境保全のための海上保安能力の向上 注:本事業は2008~2013年度の継続事業であり、添付の事業成果物は、2013年度の成果物です。 2 目的 本事業は、海上保安大学校を海上保安分野における人材育成の国際拠点とすることを目的とした高度人材育成体制整備のための一環として、海上保安大学校教官等の能力向上を図り、大学校学生、研修生に対して質の高い教育を提供するため、海上保安大学校教官等が実施する研究に対し助成を行うものである。 3 研究の概要 主任研究員:倉本和興(海事工学講座 教授) 研究員:田中隆博(海事工学講座 准教授) 日本の沿岸域の至る処で生息するテッポウエビ類は、「パチパチ」というあたかもテンプラを揚げている時のような独特のパルス性雑音を頻繁に発する。これはいわゆるテンプラノイズと呼ばれているもので、これまであくまでノイズとして邪魔者扱いとされてきたが、近年、積極的に周囲雑音イメージングソーナーの音源として利用しようとする研究や、テッポウエビの発音数(パルス数)の変化を海洋環境の指標、底質評価等に利用しようとする動きがある。しかしながら、これまでのところ水中テンプラノイズそのものの発生頻度や分布状況の詳細は未解明な点が多く、発音数の評価方法についても確立されたものは見当たらない。 本研究では、水中テンプラノイズの詳細な特性を調べるため、水中音響を海洋環境値(水温、pH、塩分、溶存酸素濃度(DO値)など)と同時計測し、その発音数(単位時間当たりのパルス数)の評価を行う。その際、テンプラノイズの発音数の変化を評価する一方法として、取得した音響データを画像データに変換し、画像解析ソフトでパルス数を計測する新たな手法を提案する。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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