事業成果物名 |
2017年度「知的障害児・者自己決定支援ハンドブック」の普及
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団体名 |
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事業成果物概要 |
『知的障害者成人期権利擁護事例集 知的障害者成人期権利擁護事例集 日常にある確かな権利 “気づいてほしい わたしのための あなたのための26の権利”』(事例集)
事例集には、さまざまな立場の方々から、幅広く、かつ深みと気づきのある95のエピソードが提供されています。これらエピソードを読むことで、日本財団2017年度成果物『知的障害児・者の自己決定支援ハンドブック 人生の主人公として生きるための26の権利』で取り上げた26の権利が具体的に理解できます。また、26の権利を実現し護るために必要な、本人と周囲の人たちの関わり方、障害特性への配慮、社会的障壁の解消、幼少時からの療育や教育の課題なども、エピソードからくみ取ることができます。 事例集を読んでの感想 ・一歩立ち止まる 26の権利を意識することは、日常に流されてしまう事柄や出来事に一歩立ち止まって考えることができる機会を与えてくれます。一歩立ち止まることができたら、視点を変えた相談を受け、支援方法を考える機会となって関係者がつながっていくことができ来ます。 ・「学ぶ機会」と「経験すること」の大切さ 知的障害のある人が人生の主人公として「学ぶ機会」や「経験すること」の大切さは、多くの権利に共通する部分です。知的障害のある人が、「~したい」「~は嫌だ」と言った先に経験があり、学びがあります。 自分に置き換えてみると、学びや経験には多くの失敗と成功があり、その過程で、「権利」と「責任」を知る機会となっていたように思います。 ・サービスの幅を広げるツール 障害福祉サービス事業所、就労B型、生活介護、入所施設などによって支援内容が異なります。事例集は支援員にとって様々な事業のサービス内容を知ることが出来ます。事例集はサービスの幅を広げるツールとなります。この事例集を読み、自分が欠けているもの、身に付けるべき専門性は何かを知る機会になればと思います。 ・本人への支援と同時に家族を含む環境へのアプローチ 利用者の方が、社会生活で生き難さを抱えており、そのために支援者として何ができるのか、またご家族も多くの悩みを抱えていることが事例集からも読み取れます。 ・本人への支援と同時に家族を含む環境へのアプローチ この事例集から、ご本人そのものへの支援と、家族を含む環境にアプローチが必要なことが事例を通して理解できます。 ・支援者と施設の見解についての議論 事例により施設の支援者として、ご本人に対してどこまで関わるのか、関われるのかという課題が生じるものがあり、支援者としての個人の見解と施設としての見解、これらを議論する契機としてのテキストとして事例集を活用できます。 ・本人を社会人として 事例集を読むことで娘を社会人として客観的にとらえることができました。そして、26の権利がより身近なものになりました。 ・本人らしい生活に向けて 本人の意思を尊重し、長所と好みを生かした生活のためには、26の権利を実現してゆくことが、とても大切なことが分かりました。 『知的障害者成人期権利擁護事例集 日常にある確かな権利 “気づいてほしい わたしのための あなたのための26の権利” 別冊』 別冊には事例集を作成するために開催された4回の学習会の講演録と『マイ・ライフ・ブック作成講座』が収録されています。 |
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事業成果物種類 |
冊子
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事業成果物 |
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