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2018年度 Posidonia 2018国際海事展参加事業の実施経過について
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事業成果物概要 |
Posidonia 2018国際海事展参加事業の実施経過について
平成30年6月20日 日本船舶輸出組合 本組合は、去る6月4日(月)から8日(金)までギリシャのMetropolitan Expo Centreにおいて開催されたPosidonia 2018国際海事展(主催:Posidonia Exhibitions SA)に、(一社)日本造船工業会の協力のもと、(公財)日本財団の支援を得て参加した。 今回で26回目を迎えた同海事展には、92ヶ国、2,011社の参加があり、入場者数は2016年の記録を更新し、過去最高の23,527名を記録するなど、盛況であった。 今回の展示に当たっては、(一社)日本舶用工業会及び(一財)日本海事協会と共同でナショナル・スタンドを形成する統一展示方式を採用した。同展示方式の下で、各社がそれぞれのブースで積極的なPR活動を展開し、会場に参集した欧州船主等に対し組合員各社が開発した新船型や高い燃費効率を掲げたエコシップ、NOx・SOxの排出規制に対応した高環境性能船など、新世代船舶・技術等を中心に日本造船業の技術の優秀性をアピールした。 また、6月5日(火)13:00より、海事分野における技術革新の急速な進展や世界的な環境規制の機運の高まりに鑑み、展示会場内Seminar Room Centralにおいて、ギリシャ船主等を対象に“JAPAN SEMINAR at Posidonia 2018 -Maritime Innovations-”と題し、国土交通省海事局及び関係団体並びにギリシャ船主組合等の協力の下に、(一社)日本舶用工業会と共催でセミナーを開催し、盛況裏に終了した。さらに、6月6日の夕刻には、欧州の海運関係者、政府関係者等を招待し、清水康弘在ギリシャ日本国大使ご夫妻及び村山滋本組合理事長夫妻共催のパーティを開催し、盛会であった。 記 1.展示会への出展会社 ・92ヶ国(地域)から2,011社が出展した。 なお、そのうち日本、オーストリア、バハマ、ブラジル、ケイマン諸島、中国、キプロス、デンマーク、ジョージア、香港、韓国、リベリア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェー、パナマ、ポーランド、シンガポール、トルコ、英国、米国の22ヶ国がナショナル・スタンドを形成した。 2.入場者数 ・過去最多の23,527名が入場した。 3.開場式等 ・6月4日(月)17:30より、日本スタンドにおいて、清水康弘在ギリシャ日本国大使、村山滋本組合理事長、山田信三(一社)日本舶用工業会会長、加藤泰彦(一社)日本造船工業会会長並びに(一財)日本海事協会冨士原康一会長のテープカットにより日本スタンドの開場式が行われた。 ・同日18:00より、展示会場ホール1に設置された特設会場においてPosidonia 2018のオフィシャル・オープニングが開催され、ギリシャのアレクシス・ツィプラス首相により開会宣言が行われた。 ・上記に引き続き、同ツィプラス首相による会場巡覧が行われ、日本スタンドでは清水大使、村山理事長以下、本組合首脳等がこれを出迎えた。 4.本組合の展示 ・メインエントランスに最も近いホール4に220㎡を確保し、(一社)日本舶用工業会及び(一財)日本海事協会とともに全体として日本スタンドを形成し、“オール・ジャパン”をアピールした。 ・日本スタンドにおいては、本組合員企業10社が出展した。 ・各社ブースにおいては、各種船型の最新鋭船舶模型を展示するとともに、写真パネルを活用するなどにより、自社の製品、技術、CIを PRした。また、出展各社から派遣されたアテンダントが、終日来場者に対し説明・紹介等を行った。 ・さらに、展示効果を高めるため、(公財)日本財団の支援により編集作成した参加各社のPRビデオを、スタンド内部受付壁面に設置した9面マルチ液晶モニター(140インチ)により放映した。 5.セミナー ・6月5日(火)13:00より展示会場内Seminar Room Centralにおいて、ギリシャ船主等を対象に、“JAPAN SEMINAR at Posidonia 2018 -Maritime Innovations-”と題し、国土交通省海事局及び関係団体並びにギリシャ船主組合等の協力の下に、(一社)日本舶用工業会と共催でセミナーを開催した。 ・本セミナーでは、展示会場を含む地域一帯の停電によりセミナー開始まで1時間半を要したが、停電復旧後、予定通り全プログラムを終了し、ギリシャ船主を含む170名超の参加者を得た。 ・セミナーは、ジャパンマリンユナイテッド(株)経営企画部企画グループ岩本洋参与の進行により、第1部では、本組合村山理事長、(一社)日本舶用工業会山田会長、(一財)日本海事協会冨士原会長並びに清水在ギリシャ日本国大使の開会挨拶に続き、本組合員企業3社(ジャパンマリンユナイテッド、川崎重工業、三菱造船)及び(一社)日本舶用工業会会員企業7社(中国塗料、ダイハツディーゼル、富士電機、三菱重工マリンマシナリ、MOLテクノトレード、ヤンマー、横河電子機器)による省エネ船やSOxスクラバー等、各社の最新技術や製品についての発表が行われた。 また、第2部では、Clarkson ResearchのStephen Gordon社長による造船市場の動向に関する基調講演に続き、国土交通省海事局船舶産業課竹内智仁国際業務室長、日本海事協会形部聖一執行役員、ギリシャ船主組合Panos Zachariadis氏による、冒頭発表が行われた後、上記の四者に、本組合理事のジャパンマリンユナイテッド(株)太田垣由夫顧問及び(一社)日本舶用工業会藤原克彦副会長を加えた6名により、造船市場や環境規制をテーマとしたパネルディスカッションが行われた。 6.パーティ ・6月6日19:00から、Athenaeum InterContinental Hotelにおいて、清水大使ご夫妻並びに村山理事長夫妻の共催によりパーティを開催した。 ・同パーティには、ギリシャをはじめとする各国の有力船主、ブローカー、金融、報道、ギリシャ政府関係者、在ギリシャ各国大使館関係者等が夫人同伴で来場し、清水大使ご夫妻、村山理事長夫妻、加藤日本造船工業会会長、日納副理事長夫妻、檜垣副理事長がこれを迎え、さらに前回に引き続き清水大使が歓迎スピーチを行った。 ・来場者数は814名に及び、ギリシャ船主をはじめとする欧州海運界関係者等と緊密な交流を図るとの所期の目的を達成することができた。 以 上 |
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