事業成果物名 |
2018年度_助成事業完了報告1/2
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事業成果物概要 |
2018年度事業実施内容及び成果
1. Fund事業 A.社会的インパクト投資事業 2017年は日本の「社会的投資元年」と呼ばれ、多くのメディアが「社会的インパクト投資」を取り上げ始めた。地域に根ざした投資信託、大手金融機関や機関投資家による社会的インパクト投資ファンドなどが生み出され、社会的インパクト投資を推進する機運は高まっているものの、全国的にはまだ社会的インパクト投資の事例が不足している。こうした状況を踏まえて、2018年度は昨年出資したファンドと共同で社会的インパクト評価の仕組構築を行った他、金融機関等と共同で社会的インパクト投資のモデルとなり得るファンドの組成に取り組んだ。 B.ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)等成果連動型官民連携スキーム組成事業 SIBは2014年から複数自治体で実証事業が開始される等、日本でも徐々に本格導入に向けた動きが高まっている。2017年には日本で初めて本格導入がスタートし、中央政府での注目も高まる中、成果連動型官民連携スキームの普及に向けた黎明期として様々な自治体での継続的な事例の積み上げと国による政策的後押しが期待される。 2018年度は、広島県、岡山市等の自治体主導案件の組成支援、出資を行った他、厚労省のモデル事業に投資家として参画した。また、法務省、経済産業省、厚生労働省等、省庁による調査研究事業やモデル事業の枠組みを活用し、モデルの精緻化と政策構築に貢献した。 2. Hub/Network事業 資本市場における既存の金融エコシステムにおいて、資金需要者と資金供給者を効率的かつ効果的につなぐ金融仲介事業者やその他の中間組織の存在は必須である。特に、我々が目指す社会的インパクト投資市場の構築においては、資金需要者および資金提供者が様々な経済的リターンおよび社会的インパクトの志向性を保有するため、それらのニーズを充足できるサービスを提供する多様な金融仲介事業者およびその他の中間組織の存在が要となる。本事業では、中間組織に対する助成・投融資・研修など、中間組織の創出と成長を支えるために有効な施策を検討し、実施する。2018年度は昨年度検討を行った地域密着型の資金仲介事業者への出資を行った他、SIB等の成果連動型事業の組成を行う中間支援組織への財務支援・非財務支援を実行した。 3.Thinktank事業 2014年にG8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会(現、GSG国内諮問委員会)が設立されて以来、メディアや政府方針で取り上げられる等、社会的インパクト投資に関する認知度・関心は徐々に高まっていると言えるものの、その実践はまだ十分に広がっているとは言えない。本事業では日本における社会的インパクト投資の認知を向上し、質を高めながら拡大していく為の調査、研究、政策提言、啓発、発信を行う。 【成果物・参考資料】 ① シングルマザー起業支援ファンドに関する静岡市での実証事業プレスリリース(1-A-(2)-(イ)) ② 神戸市SIB事業中間報告プレスリリース(1-B-(2)-(ア)) ③ 神戸市SIB中間成果報告書(1-B-(2)-(ア)) ④ 八王子市SIB事業中間報告プレスリリース(1-B-(2)-(ア)) ⑤ 岡山市SIB事業プレスリリース(1-B-(2)-(イ)) ⑥ 岡山市SIB事業概要(1-B-(2)-(イ)) ⑦ 広島県SIB事業プレスリリース(1-B-(2)-(イ)) ⑧ 未来投資会議PPP会合議事録(1-B-(2)-(ウ)) ⑨ SIBオープンセミナー資料(2-(2)-(ウ)) ⑩ 日本における社会的インパクト投資の現状2018(3-(2)-(イ)) ⑪ 社会的インパクト評価のガイドライン・手引き(改訂版)(3-(2)-(ウ)) ⑫ 社会的インパクト評価のアウトカム・指標セット(新規3分野)(3-(2)-(ウ)) ⑬ Social Impact Day報告書(3-(2)-(ウ)) ⑭ G20開発作業部会のサイドイベント報告書(3-(2)-(エ)) ⑮ 社会的投資推進財団アニュアルレポート2017(参考) 以上 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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