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2019年度「エビフェス!」開催記念 小池百合子都知事へのインタビュー
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事業成果物概要 |
エビフェス!を記念して、9/6(金)に東京都庁にて東京都知事小池百合子氏にインタビューを行いました。
日本海老協会では、敬老の日に制定された「海老の日」にエビフェス!というイベントを豊洲市場で開催します。 今年は9月14日開催予定で、多くの都民の方にお越しいただきたいと準備しております。 エビフェス!のテーマは、『お魚を食べよう』と『お魚を守ろう』の共存です。 料理の巨匠たちが監修する屋台では、海老を無駄なく丸ごと使った美味しい海老料理をご提供する中で、子どもや孫たちの世代に『恵みの海』を引き継いでいくため、食品ロスやプラスチックごみの削減に向けた取組みを行う予定です。 ――東京都では、「食品ロス削減の推進」を掲げていますが、これまでどのような取組を行ってきましたか。 都知事 「東京都は、これまで、事業者や消費者団体などからなるパートナーシップ会議を設置し、各種セミナーやキャンペーンを開催するとともに、防災備蓄食品の有効利用を図るなど、食品ロス削減に向けた取組を進めてきました。」 ――都民の方でも取り組みやすい食品ロスを減らすための方法には、どのようなものがありますか? 都知事 「例えば、買い物前の冷蔵庫のストックチェックの習慣化や、期限表示の正しい理解、食べる分だけ調理し、食べ切れなかった場合は保存方法を工夫するなど、日頃の取組が食品ロス削減のために大変重要となります。また、食品の鮮度や新しさを過度に求めると、店舗などでの食品廃棄に繋がってしまいますので、食品を購入する際も、賢い消費を心掛けていただきたいと思います。」 ――事業者の取り組みとしては、どのようなことが大切でしょうか。 都知事 「食品流通業界における商慣習である3分の1ルールの見直しや、賞味期限の年月表示化などの定着をしっかり図っていく必要があると思います。 また、例えば、外食事業者の方は、メニューの中に小盛のものをご用意いただくとか、小売事業者の方は、見切り販売により売れ残りをなくすことなど、各事業者の方ができることから食品ロス削減に向けた取組を進めていただきたいと思います。」 ――3分の1ルールは、わたくしたちお魚業界にとっても撤廃していただきたい習慣です。エビフェス!食品ロス屋台では、5名の料理の巨匠の方々に賞味期限内ではありますが、出荷期限が切れてしまい出荷できない海老をあえて使ってお料理を振舞っていただきます。 ごみの問題としては、最近、プラスチックごみが海に与える影響が報道されています。東京都では、使い捨てプラスチックの削減に向けた取組も行っていますね。 都知事 プラスチックについては、世界全体で年間数百万トンのプラスチックごみが海に流れ出し、海洋生態系を脅かしています。 現在、東京都廃棄物審議会で「プラスチックの持続可能な利用に向けた施策のあり方」について審議をしていただいていますが、それと並行して、まず、隗より始めよの精神で都自身が率先的に取り組むため「都庁プラスチック削減方針」を今年の6月5日に定め施行しています。 ――具体的には、どのような取り組みをしているのでしょうか。 都知事 東京都主催のイベントにおいて、必要性の低い使い捨てプラスチックを減らし、プラスチックの使用が避けられない場合は、再生プラスチックを使用した製品、持続可能性に配慮したバイオマスプラスチックを使用した製品を検討するなど定めています。また、都庁内の会議などでは、使い捨てプラスチック製品やプラスチック容器包装を原則禁止することにしています。 ――エビフェス!でも、使う容器はすべてバイオプラスチック製にして、海などの環境に配慮した『令和の時代』にふさわしい新しい屋台イベントの在り方を提案したいと考えています。 最後に、食品ロスやプラスチックごみの削減に向けて都民、事業者の皆様にメッセージをお願いします。 都知事 食品ロスやプラスチックごみを大量発生させるような、使い捨て型のライフスタルを見直し、使い捨て型のライフスタルを見直し、資源をできるだけ再利用、再生利用する循環型の社会システムに転換していくことは待ったなしの状況です。そのためには、都民、事業者の皆様、一人ひとりの行動が大変重要です。「エビフェス!」を資源利用のあり方を見直すキッカケとしていただき、マイバックやマイボトルなど身近な取組から始めていただければと考えています。 ――日本海老協会も、都民として協力していきたいと思います。貴重なお話を頂き、ありがとうございました。 |
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