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2021年度シーバードジャパン活動報告
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事業成果物概要 |
公益財団日本財団助成事業■シーバードデイ:主に小学生以下の子どもを対象に水上オートバイの体験乗船を実施。「水上オートバイ+子どもの笑顔」の写真を募集。今年度は23拠点からの実施申請のうち、コロナ感染予防対策での行政指導などのため中止の拠点があります。レポートは順次、シーバード公式サイトに掲載しています。■次世代人財育成支援:拠点活動の継続とさらなる活性化を目的に、主に30歳代以下を対象として水上オートバイ操船免許の取得サポートプログラムを展開。本プログラムを活用して免許を取得した者は、年10日以上3年継続を目安に拠点活動に参加し、水上オートバイの操船技術の向上に努めることを条件としています。18拠点からの申請を受け進行しました。■ボートショー体験イベント実施水域警備:マリン市場における最大イベントであるジャパンインターナショナルボートショーにおいて、シーバード活動の広報を主目的に三つの取組を展開しました。
【会期】 2021年4月15日(木)~18日(日) 【会場】 横浜ベイサイドマリーナ(神奈川県横浜市金沢区) 【主催】 (一社)日本マリン事業協会 (1)出展:テント出展し、動画とパンフレットで、近隣出展者、および来場者に活動紹介を行いました。 (2)水上オートバイによる警備:主催者実施プログラム(小型ヨット、カヌー、ゴムボート)の安全のために、シーバード仕様PWC1台で、水域警備に当たりました。プログラム実施者からは「安心感が増した」「別の機会でもぜひ応援してほしい」という評価を得ました。実際にエンジン停止のゴムボートの曳航が 2件ありました。 (3)桟橋警備:桟橋からの落水防止、事故対応のためにボートショー展示エリアの桟橋にシーバード隊員 (救急救命技術所得者)を配置しました。混雑前にお声がけし注意を促し、事故なく終えました。 ■五輪セーリング競技水域警備協力~準備から 8月4日表彰式・閉会まで 2019年から警備局とシーバードとの会議はのべ35回おこなわれました。シーバードの協力体制構築にあたっては、シーバード全拠点に情報配信し、参加希望者が五輪組織委員会あての誓約書を提出、承認されたのち専用サイトへの登録など、複数回の申請作業が求められました。 レース水域現場におけるシーバードPWCの配置、人数の確定が、2019年取組開始時の参加希望者数よりも下まわったため、警備局が無作為で参加者を決定するという事態になりました。 最終的に参加者が確定したのちも、登録した本人がユニフォーム一式を受取りに都内に行くなどの想定外の対応が続きました。 ・PWC ~水上オートバイの配備 結局シーバードPWCは全8台での対応となりました。湘南水域のシーバードPWC(葉山、西浜、サーフ90藤沢)では不足するため、PWCの提供を募りましたが、コロナ禍とはいえ海水浴場等の通常パトロール等があるため長期にわたっての提供は無理という回答でした。そこで警備参加拠点から運搬することとし、広島県・シーバード竹原、新潟県・シーバードにいがたPort、千葉県・シーバード館山、シーバード富津からの協力を得ることができました。 水上オートバイでの水域警備は、1名乗船1時間交代を基本としました。発着地は漁港のスロープです。そのためサーフ90藤沢の軽トラックが活躍したのですが、PWCでの警備、上下架、水洗、給油といった作業を考えると、1台あたり6名の人員が必要という設計に至りました。五輪組織委員会に登録できた隊員だけでは不足するため、神奈川県のシーバード拠点の活動母体である各ライフセービングクラブに“湘南クルー”として応援を求め、長期にわたるこのミッションを乗り切るめどがたちました。 【期 間】 2021年7月15日(公式練習開始日)~8月5日(予備日) 7月24日ドレスデイ(最終リハーサル) 7月25日~8月4日 レース 【会 場】 江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市) 【大会参加】 65カ国・地域 【セーリング競技】 10クラス 【シーバード】●参加12拠点 (釜石、にいがたPort、館山、富津、江戸川、葉山、西浜、サーフ90藤沢、掛川、竹原、安芸、かごしま ISO)●52名●PWC 8 【成 果】ヨットレースは実施できるものの、警戒の任に就くボートや漁船には危険が予測される風力、波高になったため自己判断で帰港する船舶があるなか、水上オートバイはその機動性と操船者の技術、体力をもって、最後まで警備の場を離れることなく、任務を遂行しました。大会開始前には、「水上オートバイでの警備は大丈夫か」との声が運営本部で上がっていたそうですが、その対応力を目の当たりにして『完璧』という発言を機に、水上オートバイ、シーバード隊員への評価は初日にして称賛に変わりました。 ■シーバードJapanカレッジ シーバード隊員の救助スキル向上や情報交換を目的に3会場(札幌、広島、熊本)で開催しました。海上保安庁交通部、地元の海上保安部、保安署をはじめ公務救難機関からのご出席をもって、海の安全について広く意見交換が行われました。 〔1日目〕 ・開会あいさつ ・シーバード2021報告/2022活動方針説明 ・拠点報告 3拠点から ・基調講演 海への誘い~子どもたちとのコミュニケーション ・パネルディスカッション 〔2日目〕 ・海上安全指導員に関する説明 ・安全指導実技研修 ・曳航救助機材実技研修 以上 |
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