事業成果物名 |
2022年度知覧育成園の改造事業報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
平成5年3月に建設したコスモス寮は、平成9年3月に設置したサツキ寮とともに障害者の施設入所支援、生活介護及び短期入所支援のため活用していたが、経年劣化による施設の老朽化に併せ、1部屋を2名で利用しているため、設置当時は基準に適合していたものの、現状では、プライバシー保護の確保が困難であるとともに、感染症対策上も不適切であり、かつ、一人当たりの利用面積が6.6㎡で狭隘となっていたことから、これらを解消するための住環境の改善に併せ、バリアフリーなど障害の多様性を加味した療護機能を備えた施設として整備することを目的として実施した。改造の結果、トイレは、男女ともに利用者の高齢化及び障害の多様化・重度化への対応として、車椅子利用の方や身体介護を要する利用者が利用できるようにするとともに、便座にはウォシュレットとウォーマー付を設置して、清潔と健康へ配慮したものに変更した。以上の改修により、圧迫感なく用が足せることに加え、排尿・排便で介助を要する利用者の方々への援助がしやすい広さが確保されたことで、安心して利用ができる空間となった。また、パブリックホールは、改修前は、利用者数に比して狭い空間であったため、イベント等の開催は困難であったが、今回の改修により、大幅に広くなるとともに、湯沸かし・売店コーナーを併設するなど、様々な活用ができるようになった。今後入居者の交流の場はもちろんのこと、様々なイベント開催が期待できるところである。さらに、居室は、以前は1部屋を2名で利用していた関係で、一人当たりの面積は6.6mに満たないとともに、プライバシー保護の観点からも好ましい住環境ではなかったが、今回の改修により、一人部屋になるとともに、所要面積も9.9㎡以上を確保できるなど、雰囲気の良い室内となったことで、個人のライフスタイルに合わせた居住環境の確保ができるようになった。また、館内の通路も明るく、空調設備を備え、生活環境の改善が図られた。
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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