事業成果物名 |
2023年度医療機器等の整備事業
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団体名 |
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事業成果物概要 |
(1) 目的
船員は洋上にあって船舶という限定された環境で働き、且つ、生活するといった特殊な労働環境にある。 このため、船舶で傷病者が発生した場合は、直ちに医療機関による医療が受けられないことから、悪化することはもとより、船舶乗組員に蔓延する可能性があり、場合によっては、重大な海難事故につながる恐れがある。 このような事情から、本会の各病院においては、古くから訪船診療、医療無線相談、乗船前の検診を実施するなど、船員の健康管理に力を入れてきたところである。近年の船員の高齢化に対処するために最新鋭の医療機器を整備し、疾病の早期発見、早期診断に努め、船員の健康を確保し、もって船舶の安全確保に寄与することを目的とする。 (2) 事業内容 大阪掖済会病院、門司掖済会病院及び長崎掖済会病院の3病院に医療機器を整備し所期の目的達成に努める。 ① 大阪掖済会病院(大阪府大阪市西区本他-1-10) 整備機器:多項目自動血球分析装置 機器概要:血液の赤血球数やヘモグロビン測定などに用いる医療機器で、白血病などの血液疾患に限らず、発熱、感染症、炎症、貧血、外傷など、幅広く多くの疾患の診断や治療効果の判定などに利用される医療行為の基盤となる検査装置。 ② 門司掖済会病院(福岡県北九州市門司区清滝1-3-1) 整備機器:超電導磁石式全身用MRI装置 機器概要:全身の断層画像を撮影し、疾患を発見する医療機器。X線を使用して断層画像を撮影するCTに対し、MRIは強い磁場と電波を使って画像を得るため、放射線被ばくのリスクがない。 ③ 長崎掖済会病院 整備機器:内視鏡システム 機器概要:胃カメラ・大腸カメラで使用し、胃癌検診などのスクリーニング検査や、大腸ポリープ切除などの内視鏡手術等に用いる医療機器。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
機器・建物(写真)
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事業成果物 |
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