事業成果物名 |
2022年度「海の学びミュージアムサポート」事業完了報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
全国の博物館を中心とした社会教育施設を対象に、様々な地域、色々なジャンルをテーマにした各種博物館活動から「海洋」に関する生涯学習の場を広げ、国民の理解増進を図る事を目的に実施した。
社会教育の分野から海洋に関する一般国民の理解増進を図るため、全国の博物館・水族館・美術館等社会教育施設で開催するプログラム1「海の企画展」(海洋教育の一環として開催する企画展・特別展)、プログラム2「海の博物館活動」(海洋教育を実践する各種普及事業)、プログラム3「海の学び調査・研究」(海洋教育を実践するための調査研究活動)、及び当該年度ごとに特定のテーマを設定して支援する「海の学び特別サポート」(本年度テーマ:オンライン学習プログラムの開発)を支援・展開することで、社会教育施設からの海洋教育の普及を図った。支援実施状況は下記のとおりである。 ・プログラム1「海の企画展サポート」 15事業14団体 ・プログラム2「海の博物館活動サポート」Aコース博物館活動 5事業 4団体 ・プログラム2「海の博物館活動サポート」Bコース博学連携活動 3事業 3団体 ・プログラム3「海の学び調査・研究サポート」 4事業 4団体 ・「海の学び特別サポートプログラム」(本年度テーマ:オンライン学習プログラムの開発) 3事業 3団体 合計:30事業28団体 特に、プログラム1「海の企画展サポート」への支援については、日常的に「海洋」をテーマに扱い難い博物館においても期間を限った企画展や特別展等として海洋を扱えるよう、より多様な博物館での海洋教育の実施を目指した。また、「海の学び特別サポート」については、様々な理由により博物館への来館が難しい方や自宅や学校など非来館型での学習の充実が求められている社会情勢に伴い、社会教育施設が実践する動画などのオンラインによる海に関する学習機会の創出と充実化に向け、今年度は「オンライン学習プログラムの開発」をテーマに設定のうえ支援を行った。 なお、第三者視点導入の観点から、プログラム1・プログラム2及び特別サポートプログラムにおいて『来場者・参加者の「海の学び」調査(アンケート)』を実施すると共に、各サポート館自体が海の学び活動を通じてどの程度「海の学び」の必要性や理解を得られたのかの情報収集を目的とした「実施者アンケート」を実施した。 また、当館と連動しながら新たな海洋教育活動を目指す博物館や人材を「海の学び拠点」及び「海の学びコーディネーター」と位置付け、地域の特色を生かした継続的な海洋教育活動の体制構築や多様なセクターと連携した地域ぐるみの活動を発展的に実施する人材・博物館等の発掘と育成に向けた活動を行うと共に、「海の学びコーディネーター」とその候補者を対象とした情報交換を実施し、今後における連携活動等の活発化や推進に向けた打合せを行った。 その他、本事業の趣旨や目的、募集情報やサポート事例を広く博物館や一般に広報することを目的にしたWEBページの公開・運用を行うとともに、2023年度サポート事業の公募を行うことにより、本事業への申請や相談を広く受け付け、全国の博物館等に対して本事業の存在やねらいの周知を行った。 なお、海に関する基本的・普遍的なテーマや関心の高い話題を盛り込んだオンライン学習支援コンテンツとして2020年度に制作した、様々な博物館や事業テーマに活用頂ける『オンライン学習支援コンテンツ動画「海の学び動画」』については引き続きWEBページで公開することで、サポート対象館等への提供を通じた各館事業における「海の学び」内容の充実や新規実践の推進を図った。 また、withコロナに伴いステイホームが一般化し「家での学び」が注目視されていることから、自宅で過ごす幼児・小学生を主な対象にした学習支援活動として、WEBサイトを活用した全国の博物館が展開する海洋教育関連コンテンツを集約したリンク集を『「海の学び」どこでも図鑑』として2020年度から引き続き公開することで、多岐にわたるテーマの「海の学び」の機会を創出した。 さらに、当初予定していた「ブロック準備会議」に代わり、全国の「海の学びコーディネーター」及びその候補者を集めた「海の学びコーディネーター会議(CN会議)」を新たに開催し、当初想定した以上の規模で社会教育分野における海洋教育の組織的な推進体制の構築に向けた場とした。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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