【海上安全関係】
（１）委員会の開催
IMOのMSC108、109（第108、109回海上安全委員会）及びNCSR11（第11回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会）において審議される議題に的確に対応するために、IMO会議開催前に、海事関係団体、関係官庁による、海事の国際的動向に関する調査研究委員会（海上安全）を開催し、対処方針の検討及び前回のIMOの委員会における審議概要の報告を行うとともに、官・民からの意見収集・情報提供を行った。

（２）国際会議への出席・調査研究の実施等
MSC108（5月15日～24日）、MSC109（12月2日～6日）及びNCSR11（6月4日～13日）に政府代表団の一員として出席のうえ、担当議題に関し、所定の対処方針に従い、我が国の意見の反映に努めた。また、会議全般の状況を把握し、国際情報及び関係資料の収集を行った。
この他、個別の調査研究に関しては昨年度に引き続き「自動運航船の研究・開発に係る国際的動向」をテーマとして、オランダ（アムステルダム）にて開催された「Autonomous Ship Expo and Conference 2024）」に出席したほか、IMOの会議等（MSC、NCSR、MASS-JWG、MASS-ISWG）に参加するなどして広く情報収集し、自動運航船の最新の開発状況等について調査研究を行った。

【海洋汚染防止関係】
（１）委員会の開催
IMOのMEPC82、83（第82、83回海洋環境保護委員会）及びPPR12（第12回汚染防止・対応小委員会）において審議される議題に的確に対応するために、IMO会議開催前に、海事関係団体、関係官庁による、海事の国際的動向に関する調査研究委員会（海洋汚染防止）を開催し、対処方針の検討及び前回のIMOの委員会における審議概要の報告を行うとともに、官・民からの意見収集・情報提供を行った。

（２）国際会議への出席・調査研究の実施等
MEPC82（令和6年9月30日〜10月4日）、PPR12（令和7年1月27日～31日）及びMEPC83（令和7年4月7日～11日）に政府代表団の一員として出席のうえ、担当議題に関し、所定の対処方針に従い、我が国の意見の反映に努めた。また、会議全般の状況を把握し、国際情報及び関係資料の収集を行った。
この他、「カーボンニュートラルの推進に向けた国際的な動向の調査について」をテーマとして、オランダ（アムステルダム）にて開催された「Offshore Energy Exhibition & Conference 2024」に出席したほか、IMOの会議（MEPC、PPR）に参加し、洋上風力発電施設の整備や代替燃料等の導入に伴う、海洋汚染や海上安全への影響とそれに対する規制に着目して、欧州を中心とした各国における開発状況や制度の整備状況等に関する最新の動向調査研究を行った。

報告書

事業成果物名	2024年度海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書（海上安全）
URL	https://www.nikkaibo.or.jp/pdf/R06_02.pdf
事業成果物名	2024年度海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書（海洋汚染防止）
URL	https://www.nikkaibo.or.jp/pdf/R06_03.pdf
事業成果物名	海事の国際的動向に関する調査研究
URL	https://nippon.zaidan.info/nf_lib/nf_libServlet/nf_lib1050?np=1019&jigyo_id=0000102081