事業成果物名 |
平成20年度 保育所子育て相談推進セミナー実施報告(大阪開催)
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事業成果物概要 |
平成20年度 保育所子育て相談推進セミナー実施報告 (大阪開催)
1.目 的 社会の変動や核家族化の進行等により育児に悩む保護者が急増し、保育所の持つ子育 てのノウハウを活用した子育て支援と地域支援が期待されています。 このような子育て支援の社会的要請に対応するために、保育所における子育て相談・助言に関する研修を行い、従来のいわゆる「保育に欠ける」子どもの家庭のみならず、専業主婦や家庭を含め、広く地域にも視野を広げた子育て相談に対応出来る保育者としてその資質 の向上を図ることを目的とします。 2.主 催 社会福祉法人 日本保育協会 3.共 催 日本保育園保健協議会 4.後 援 厚生労働省、大阪府、大阪市、日本医師会、大阪府医師会、日本小児科学会、日本小 児保健協会、日本小児科医会、全国保育園保健師看護師連絡会、大阪保育所保健連絡協議会 5.対象及び人員 子育て相談を実施、あるいは実施予定の保育所の所長、保育士、嘱託医、保健師、看護 師、栄養士、調理員等全職種を対象とし、先着順に300名以内とします。 6.期日及び場所 期 日 平成21年1月15日(木)・16日(金)の2日間 場 所 大阪国際交流センター 大阪市天王寺区上本町8丁目2番6号 電話 06-6772-5931番 7.研修内容 主な研修内容は、次のとおり。 主題・育児の安全・安心をどう守るか (1)講 演 Ⅰ. 集団保育の場での母乳育児への対応 保育所に冷凍母乳を持参する母親が増えている。集団保育の場としては手数がかかるが、母乳は乳児の免疫系や生理機能の発達を育むとされている。一方、冷凍母乳をいつまで預かるかについては意見が分かれる。母乳育児についての最新の知識を学ぶとともに、集団保育での支援のあり方を学ぶ。 講師 和歌山県立医科大学小児科名誉教授 小池 通夫 Ⅱ.母親の育児力を向上させるには おむつを外すタイミングが遅くなってきた。おむつ交換の時に赤ちゃんに言葉かけを する保護者が少ない。子どもの感覚を保育士は察するが、それが分からない親が増えているようだ。0、1、2歳の子どもを持つ親の育児力を上げることが、良好な親子関係を構築する第一歩。育児力を向上させるための指針を学ぶ。 講師 東京女子医大名誉教授/町田市民病院周産期センター長 仁志田博司 (2)シンポジウム 虐待の早期発見と対応 保育所には児童虐待の早期発見の義務があり、発見したら関係機関に通報しなければならない。とはいえ通報に伴って発生する問題も予見されるため、慎重にならざるを得ない。通報にともなう問題は解決されているのだろうか。分かりにくいネグレクトをはじめ、虐待の早期発見と関係機関との連携を学ぶ。 コーディネーター兼シンポジスト厚労省雇用均等・児童家庭局総務課虐待防止対策室 福祉指導専門官 相澤 孝予 シンポジスト (福)子どもの虐待防止センター理事/相談員 広岡 智子 シンポジスト 新潟市・新通保育園子育て支援センター所長・副園長 細川 玲子 (3)分 科 会 第1分科会 「保育指針」第6章 子育て支援の実際 新「保育所保育指針」の第6章は保護者に対する支援について記述されている。 園児の保護者に対する支援と地域の保護者に対する支援の具体的な展開を学ぶ。 講師 東京成徳短期大学教授 寺田 清美 第2分科会 救急蘇生法を身につけよう―日赤・幼児安全法の短期講習― 子どもの事故を未然に防ぐには、子どもの成長・発達を振り返ることがたいせつである。起きてはならないことだが、万が一、起きてしまった意識障害、呼吸停止、心停止、大出血等に適切に対応するために、心肺蘇生法等の手当を身につけておこう。 講師 日本赤十字社大阪府支部幼児安全法指導員 第3分科会 メディアの接し方と生活リズム テレビ等のメディアに過剰に接していると、脳の発達に影響が出るのではと危惧 する声がある。また、長時間の視聴は、親とのスキンシップの減少、さらには生活リズムの面からも無視出来ない問題を提起している。メディアとの上手なつき合い方を学ぶ。 講師 関東学院大学人間環境学部教授 土谷みち子 第4分科会 もっと自然に、子育て支援を 育児相談、園庭開放、遊具や図書の提供からひろばの開設、サークルの育成等、子育て支援に乗り出す保育所が増加している。しかし試行錯誤の中で、努力すればするほど、利用者が去ってしまったという経験はないだろうか。より自然体で子育て支援を提供するNPOなどのやり方と認可保育所が提供する支援はどこが違うのだろうか。そのエッセンスを学ぶ。 講師 びーのびーの事務局長/港北区地域子育て支援拠点どろっぷ代表 原 美紀 8.参加費 6000円 9.参加者数 359名 |
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