法人の設立のきっかけは、平成１５年に代表者のもとに相談に来られた方の話がきっかけとなっています。その相談内容は、重度の知的な障がいがある子を育てているが仕事をしたくても預かってくれるところがなく大変困っているという内容でした。代表者は、勤務先の許可を得て自分でＮＰＯ法人を設立し支援を行うことにしました。当事者の家族と福祉関係者で試行錯誤しながら平成17年6月に法人を設立し、その年の10月より重度の知的障がいがある子供たちの余暇支援事業所「おひさま」を開所。平成18年5月にグループホーム「青空」を開所しました。平成19年5月にグループホーム「そよ風」平成20年2月に余暇支援事業所の2号館「ひだまり」開所。同年4月に女性専用重度の方々のケアホーム「サフランの家」開所。同年7月にグループホーム「ひこうき雲」「ひつじ雲」開所。平成22年2月にグループホーム「ひつじ雲」を開所いたしました。平成２２年４月より地域作業所　天を開所し仕出し弁当づくり・請負の軽作業、横浜市の委託事業など幅広く活動しています。平成２３年度は、グループホーム「あや雲」「わた雲」「なみ雲」を開所しました。平成24年度は、横浜市移動支援事業に取り組み「虹」という事業所を開設し、就労支援事業所「晴天」・生活介護事業所「飛行船」・グループホーム「かさ雲」を開所いたしました。平成２５年度は、第２地域作業所「てんてん」・グループホーム「おぼろ雲・入道雲」を開所する予定でいます。

法人の活動は、大きく3つに区分出来ます。１つは、障害児・者の余暇活動支援です、本人にとって安全で楽しく余暇を過ごせるように養護学校や個別支援級が終了した後迎えに行き活動が終了した後自宅まで送り届けています。春休みや夏休みなどの学校がない時は、午前8時ごろからお預かりしています。これは、本人だけでなく介護者が安心して就労できることと兄弟時の負担軽減になっています。２つ目は、障がいがある方の生活支援です。個々の能力に応じて、地域の中で生活できるようにグループホーム・ケアホームで少しでも自立した生活が出来るように支援しています。３つ目は、日中活動と就労の支援です、個々の障害に応じた作業を準備し、仕事をする、やりがいをもって日中を過ごせるように支援しています。

子供たちのためのサービス「余暇支援の居場所事業・放課後等デイサービス事業」18歳以上の方の「就労支援である地域作業所」「グループホーム・ケアホーム事業」年代に関係ない「移動支援事業・福祉有償移送サービス事業」地域の高齢者支援として「布団乾燥事業・買い物サポート事業」を行ってきました。今後もこれらのサービスの質の向上を目指しますが、近々の目標としては第２地域作業所の整備と自閉症の方々の生活場所の確保です。その後、様々な仕事の支援を行った中でもっと仕事をしたい、いい給料がもらいたいという方々のために就労支援の仕事内容の見直しを行いたいと考えています。

当法人は、設立当時から横浜市及び神奈川県のコミュニティビジネスに認定されています。また、横浜市のグッドバランス賞を３回受賞いたしました、これは、女性が働きやすく子育てしやすい企業として選ばれたもので職員の大きな励みになっています。

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