北國がん基金は昭和６１年９月の「がん征圧月間」を機に、株式会社北國新聞社の提唱で運動が始まりました。県民、企業、団体からの寄付を基金として積み立て、基金の運用益をがん制圧のために役立てています。その運動母体として、昭和６１年１１月に発足したのが、財団法人北國がん研究振興財団で、石川県の各界を代表するメンバーが理事に就任しています。運動開始以来の寄付金は６億円を超えており、県民運動として成功した息の長いキャンペーンが全国の注目を集めています。
代表者である、飛田秀一理事長は、石川県に本籍地をもち、昭和３９年３月に早稲田大学第一政治経済学部新聞学科を卒業、同年４月に北國新聞社へ入社しました。昭和５５年に本社編集局政治部長、同６０年に編集局長に就任しました。また、同年８月に取締役編集局長、翌年６１年に常務取締役編集局長、同年１２月に専務取締役編集局長、平成元年３月に代表取締役専務・主筆を経て、同３年１月に代表取締役社長・主筆に就任し、現在に至ります。学校法人金沢学院理事長、社団法人金沢経済同友会代表幹事、財団法人石川県芸術文化協会会長、財団法人石川県美術文化協会会長、財団法人北國総合研究所理事長などを兼務しています。

北國がん基金は県民からの寄付金の運用益を使って、がん征圧に関する助成事業、啓発活動などを行っています。
主要事業である北國がん基金助成金贈呈式は「がん征圧月間」に行い、金沢大学、金沢医科大学、北陸大学、石川県健康福祉部、石川県医師会などの専門家による選考委員会の答申で理事会が決定した研究者とその活動に対して助成金を贈っています。この結果、これまでに１億円を超す助成金ががんに関する医学研究の振興などに使われています。

特になし

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