公益財団法人国際文化交友会

基礎情報

団体ID

1031758327

法人の種類

公益財団法人

団体名(法人名称)

国際文化交友会

団体名ふりがな

こくさいぶんかこうゆうかい

情報開示レベル

★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

本法人月光天文台は設立時より天文普及を目指し活動してまいりました。月光天文台初代天文台長として御指導下さった京都大学花山天文台長であった山本一清博士が一般の方々に対する天文普及を目指しておられ、本天文台においても同様に展開下さいました。その流れは平井正則福岡教育大学名誉教授・日本暦学会会長で本天文台名誉台長に引き継がれております。宇宙天文に関する分野は現在非常に細分化され、専門化され世界の先端を行くレベルにありますが、本天文台は最も基礎をなす幼稚園から小学校での授業更には中学校、高等学校でのクラブ活動を始め一般に至るまで基本を学ぶことに重点を置いております。以前の調査によると太陽が地球の周りを回っているとか、太陽の昇る方角が分からないなど様々な事柄について、多くの方々の理解には驚くばかりです。今日都市部に生活している人々にとって、人口の灯りに遮られて天体に目を向けることさえ極端に少なく、自ずと天文自然に対する関心も低下し、現代の科学技術に対する認識も薄くなっています。このことは将来に亘って科学技術の発展、ひいては人類の発展を支えるべき国民的合意を危うくするものではないかと危惧するところでありあます。公開天文台にとって見学者の多寡、交通アクセスの良さ等見学者の来訪による経済的な基盤が確立されてこそ存立し得るものであるところから、都市部に設置されるのが通常であります。プラネタリウムであればそれで十分でありますが、月光天文台はもう一歩踏み込んだ、天体に直接目を向けることから得られる感動を初め人間の五感を刺激しての理解が本来のものであると捉えております。そこから、立地場所をあえて山の中に求めたのでります。道路事情等もあり前記の条件等からすれば全く矛盾する状況ではありますが、あえて身を置き、社会、人に貢献しようとしております。なお且つ、実際の観測が可能な天文台とプラネタリウムが併設している施設は全国的に見ても貴重な存在だと思います。今日のプラネタリウムはデジタル化しつつあり、投影出来る範囲が画期的に広がりエンターテイメント化しつつあるのではないかと思っています。それはそれで良いのでありますが、ここにも天文に直接触れ、その体感を併せ持てば更なる理解が進むことになります。近年そうした課題を乗り越えて来訪して下さる方々が増えております。宇宙天文のあり様や、宇宙開発のニュースが頻繁に報じられることもある一方、月光天文台の広報活動も寄与しているものと自負するところであります。そうした相乗効果もあって新聞、テレビ等マスコミに取り上げられることも頻繁になり、地域を中心に幅広く認知度が高まっております。月光天文台では夜間の観測等に休憩、宿泊施設もあることから、月光天文台の望遠鏡等を使い、各団体がご利用下さっております。この観望に月光天文台の職員も可能な限り対応させて頂いており、皆様から好評を頂いております。このことから、職員が誰かかしら宿泊しており、全国より夜間にいま見ている星について知りたい等天体に関する問い合わせが寄せられます。これも関心を示して下さる方々への情報提供と思うところから対応させて頂いております。このような積み重ねの上に、行政機関を始めテレビ、新聞、雑誌、教材等多方面から情報提供を求められ極力お手伝いさせて頂いております。一方月光天文台に距離的にも御来訪が叶わない方々に天文の素晴らしさを知って頂きたく、全国の茶の間から望遠鏡を操作し御自分で観望して頂けるようインターネット天文台も設置しております。要望が多く、通信回線の容量に限りもあることから当該望遠鏡で撮りためた映像をご覧頂くこともありますが、どんな状況の方であっても天文に触れて頂き、感じ取り、興味を持って頂ければと念願しております。更に全天カメラによりインターネットで月光天文台から見える空を見て頂けるようにもなっています。勿論富士山が正面に位置することから富士山ライブカメラもあり、どこからでも富士山の雄姿を見て頂けます。月光天文台職員は30年以上に亘り黒点観測を行い東亜天文学会に報告しております。見学者にも見える限り黒点観測をして頂いております。太陽を知ることは人類にとって最も基本的な事であり、一番影響を受けているものです。太陽黒点も一般的には分かり易い現象であり、そこから宇宙天文への思索が深まるきっかけにもなるものと思います。更に化石を展示し、宇宙誕生から人間誕生の過程が繋がり、人間は宇宙と一体であることの理解が得られるようにしております。一方本法人の国際交流事業の内高校留学生招聘は既に15期となり実績を積み上げております。就学中は学校の寮に寄宿し、日本人の生徒と全く一緒の生活を送っており、触れ合いから得られたものは勉学以上のものがあり日本の良き理解者であり、夫々の国との架け橋になっております。この10月には駐日インド大使も学校に留学生の激励にお越し下さり注目をして下さっております。国際理解の一環として、在京の各国大使館のご協力を得て毎年各国の暦を集め、「世界のこよみ展」を開催し異文化理解、民族、国家、歴史等に関する知識を得られるように努めております。このこよみ展開会式には多数の大使が御列席下さったり、見学にお越し下さったりしております。時には集めた暦を本国で展示したいからと提供も致しました。このことの積み重ねから、世界の暦については月光天文に聞くようにとのことから、これもテレビ、新聞、雑誌、教材等多方面より資料や情報提供を求められ対応させて頂いております。一つ一つ地味な事ではありますが、長年の積み重ねがあったからこその成果であると確信致しており、多方面から宇宙天文と人間生活が繋がっていることの情報発信を強化することの重要性を確信致しております。

代表者役職

理事長

代表者氏名

永石 安明

代表者氏名ふりがな

ながいし やすあき

代表者兼職

公益財団法人オイスカ事務局長

主たる事業所の所在地

郵便番号

419-0101

都道府県

静岡県

市区町村

田方郡函南町

市区町村ふりがな

たがたぐんかんなみちょう

詳細住所

桑原字三本松1308-222

詳細住所ふりがな

くわはらあざさんぼんまつ

お問い合わせ用メールアドレス

office@gekkou.or.jp

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

055-979-1428

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

火 水 木 金 土 日

備考

FAX番号

FAX番号

055-978-7601

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

火 水 木 金 土 日

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1961年1月28日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

1961年1月28日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

静岡県

最新決算総額

1億円~5億円未満

役員数・職員数合計

31名

所轄官庁

内閣府

所轄官庁局課名

公益認定等委員会事務局・大臣官房公益法人行政担当室
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

子ども、青少年、高齢者、在日外国人・留学生、福祉、教育・学習支援、地域・まちづくり、文化・芸術の振興、国際交流、科学技術の振興、市民活動団体の支援、助成活動、学術研究(理学)

設立以来の主な活動実績

本財団は天文及び文化交流を進めることによって、世界の平和と安寧の礎を築かんとするものであります。世界の国々の間で起きる様々な問題はお互いの文化、社会についての無理解から生じる場合が少なくありません。文化交流事業による人と人との理解と友好の促進は益々重要性を増しております。本財団では国際的な青少年の交流事業を計り「天文による青少年の育成」を推進しております。宇宙天文教養こそ、地球に生きる人類共有の精神であり、人類融和への鍵であります。本財団月光天文台は一般に公開しており、「太陽・月・星のこよみ」等の資料を編纂し天文観測及び天文教育を展開しております。1957年月光天文台創立:初代台長山本一清博士就任・同年10月4日世界初の人工衛星スプートニク1号の観測、撮影に成功・1958年月光天文台に改称・1959年4月10日~5月31日:宇宙博覧会開催(3ヶ所)1961年財団法人国際文化交友会設立(文部科学省認可)同年精神文化国際会議を開催(20ヶ国179名参加)・1962年第1回秋の天文博覧会開催1963年~1970年まで全国の小学校、中学校にて移動天文教室を実施し好評を得る。350.校35,000名参加・1963年移動天文博覧会を3県にて開催。見学者46,000名・1973年月光天文台を静岡県田方郡函南町に移転・1975年新月光天文台開館・1976年プラネタリウム館開館・1976年「太陽・月・星のこよみ」を発行。1980年在京外交団の子弟を中心にユニバーサルフォーラムを開催。1988迄 12回開催1983年地学資料館開館11986年月光天文台第2観測所開館1988年わが国初のアポロ型小惑星を発見。今日まで176個の小惑星命名権を得る。1989年天文フォーラムを開催。以後毎年開催・1992年秋山豊寛氏を招き講演会開催・1994年各国大使館等の協力を得て「世界のこよみ展」開催:以後毎年開催・1996年新プラネタリウム館開館・2001年青少年国際交流計画策定:毎年発展途上国より高校生を招聘・2001年インターネット天文台設置。後全天カメラ他を設置・2008年第1回宇宙と天文の講演会開催(以後毎年2回開催)・2009年12ヶ国の大使他招き「世界のこよみ展」開催・2011年公益財団法人国際文化交友会認可(内閣府)代表者(理事長:中野良子)略歴昭和8年3月26日生・昭和30年岐阜大学卒業・昭和49年学校法人中野学園理事長・昭和49年オイスカインターナショナル総裁・昭和50年国際文化交友会理事長・昭和58年オイスカ産業開発協力団会長~平成27年6月)昭和54年青少年育成国民会議評議員平成2年国際協力事業団運営審議会委員・平成3年海外経済協力基金参与・平成11年損保ジャパン環境財団評議員・平成12年国際協力銀行参与・平成12年外務省ODA懇談会委員・平成14年昭和聖徳記念財団評議員・平成14年日本ASEAN交流年2003実行委員会副委員長・平成16年国土緑化推進機構理事・平成20年外務省太平洋島嶼国支援検討委員会常任委員・平成23年昭和聖徳記念財団理事・平成24年日印協会評議員・平成5年外務大臣表彰・平成6年タイ王国勲章・平成8年フィジー大統領勲章・平成9年藍綬褒章・平成11年マレーシア国王よりDATUK称号・平成21年旭日中授章各授与される

団体の目的
(定款に記載された目的)

本法人は定款に目的を以下のように定めています「この法人は、天文地学啓発を推進し、もって、内外の教育及び文化に関する交流と諸活動の援助を図り、その上で、我が国の教育、文化の発展並びに国際間の平和と親善に寄与することを目的とする。」

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

本財団は国際的な天文及び文化交流を進めることによって、世界の平和と安寧の礎を築かんとするものであるとの考え方から各種事業を行っています。世界の国々の間で起きる様々な問題はお互いの文化、社会についての理解不足から生じる場合が少なくありません。今日幅広い分野で国際交流が進められており、成果を上げている面もありますが、まだまだ経済を中心とした結びつきが中心になっているように思われます。各種救援等緊急対応が必要な面は多々ある中で、本法人は将来に亘り懸け橋となる人材の育成が重要であるとの認識から我が国に人材を招き学ぶ機会を提供し、我が国の理解を持った人材を育成しようとしているものであります。一般的には大学生の段階での受入が想定されていますが、本法人は柔軟な対応が可能な高校生を受け入れております。平成13年青少年国際交流計画を策定し、インド、タイ、インドネシア等発展途上国において学力に秀でていても経済的に上に進めない青少年を対象に、日本での高校留学を毎年招聘し続けております。毎年5人迄の人数ですが東京農業大学の准教授に、又日本の大企業で活躍する等大きな成果を上げております。更に、一方で国際交流の世界共通の理念として天文を掲げ共有に努めております。地理的に歴史的に、民族的に等あらゆる面で違いのあるのが世界であり、主義主張等に基づけば益々対立を生じる結果となっています。そこに何人も認めざるを得ない宇宙天文に目を向け心を繋ぐ事が最も必要なことではないかと思っています。その具体的な行動として当初より天文普及活動を展開しております。宇宙天文はともすれば専門家の分野であり世界最先端にある我が国の状況からすれば、尚更一般国民には手の届かないものと写ってしまします。しかしながら、宇宙開発は既に日進月歩の勢いで進められており、あらゆる通信手段はその恩恵の只中に有るにもかかわらず、又、気象予報等生活に密着している分野においても恩恵に浴しており、更に太陽光発電等自然エネルギーを積極的に活用することが求められているにも関わらず、今日の教育が理科離れをしており、太陽が地球の周りをまわっていると思い、太陽や月の出る方向さえも分からない子供が半数もいると言われ久しいのに宇宙自然への関心は、災害時のみの対応のみで、基礎を置き忘れているのではないかと存じます。なればこそ、本法人は天文普及を命題とし、公開天文台として運営致しております。2ヶ所の観測施設を持ち、更に全国から居ながらにして望遠鏡を通して宇宙を見ることが可能なようにインターネット天文台を併設し、定例観望会、各種の観望会、昼間の観望会等多彩な観望会を実施しています。加えてプラネタリウム館も併設されとり、全国的にも天文台とプラネタリウム併設は特異な存在として評価され、利用頂いております。又、宇宙の成り立ち、生命の成り立ち、進化を学び、宇宙と人類の繋がりを学ぶ場として化石等の展示になる地学資料館を設け、宇宙天文と私たちの日常生活が密接不離のものであることを共に理解しようとしております。特に一般の方々に分かり易くをモットーに、見学者がたとえ一人であっても職員が直接説明し理解し易いと喜ばれております。今日では宇宙の姿はテレビやパソコンでもリアルに見ることが可能となっており、素晴らしい映像が目に飛び込んできます。しかしながら私たちが宇宙天文に目と心を向けるのは、実際の空を見、星々を望遠鏡で直接見た時の感動が原点となっております。その一環として小惑星の発見を行い昭和62年より176個の命名権を得て内14個に命名しております。月光天文台で学べるのは静岡県東部、伊豆半島全域、神奈川県、山梨県、首都圏等限られた範囲の方々が対象であることから、範囲を全国に広げ、天文に触れる機会を多く持てるよう40年前より天体写真や天文記事を中心とした暦「太陽・月・星のこよみ」を制作し全国で御活用頂いております。この暦は学校はもとより、農林漁業関係者、産婦人科を中心とした医療関係者等実に幅広い職業、個人から支持頂いております。この暦に触発されて幾多の方々が天文を目指し、大学を始め研究機関に係わっておられます。これも長年の成果だと自負致しております。又、宇宙天文の最先端の学びとして、国立天文台やJAXAより講師をお招きし、平成20年より森田泰弘先生・家正則先生、村上浩先生、清水敏文先生、吉川真先生、大野照文先生、渡部潤一せんせい、佐藤勝彦先生、佐治晴夫先生、佐藤毅彦先生等から、毎回約300名余の一般募集による応募者に御講演、質疑応答を行い、開催する毎に地域の人々に関心が高まり、同種の団体とも手を携えております。

現在特に力を入れていること

本法人月光天文台は公開天文台として一般の方々を対象に天文普及活動を行っていることから、観測中心の天文台のように山中や、星空を見ることに不適な町なかの天文台とは異なり、宇宙の姿を直接見ることから、宇宙への関心を惹起し、もって理解を深め日常の生活に繋がっていることを確認して頂きたいとのことから、研究には不向きな位置に存しております。しかしながら天文授業で来訪する子供たちは函南駅から徒歩となることが多く、これ以上山の中に入れない位置でもあります。見学者の増加を計るには、公共交通手段がない為輸送手段として一部送り迎えを行っていますが解決するには至っておりません。道路整備を行政当局にお願いしておりますが、予算の都合で少しずつしか進捗しません。この問題解決と広報活動を積極的に展開すべく努力しております。ただ、首都圏からの道
路状況がバイパス等の整備により近くまでは便利になりましたので、もう一歩足を延ばして頂くことに力を入れております。このことは函南町を始め近隣地域の共通の悲願でもあり、共同して対応を進めております。更に、天文関係機材や展示物は高価になるばかりで、一民間法人では対応しきれないことが多く苦慮しております。その隘路を埋めるべく、マンツーマンとも言われる説明で御理解を頂いております。しかしながら見学者が増加しており、一部機器による説明も導入せざるを得ませんが、その為の資金等新たな問題が起こっています。元来利益を生みだしにくい事業であり、必要不可欠でありながらも拡充が思うに任せないところであります。一方、一般の方々が見たり聞いたりする宇宙開発、天文学上の探究など科学技術の発展は目覚ましいものがありますが、その基礎をなる宇宙天文の学びは急務でありながらも同時並行とはまいりません。とは申せ新たな体制を築くべく、この度、新たに天文台を建築することとなりました。施設のみではありますが、自己資金では対応できないことから、借入を起こして実施するものであります。現在の施設が建設して40年を経ており、近年の地震対策や、社会的なバリアフリー化等多様な面に対応すべく計画しておるものであります。このことにより、見学者の安全性、利便性等充分応えうるものとなります。やはり天文は感動が第一であり、家族内においても共通の話題であり、誰とでも共通の立場に立てるものであります。その為、親子で参加出来る様々なイベントを企画しており、地域の方々のお力添えを頂き地域ぐるみ発展を目指そうとしております。更に、天文教材、資料としての「太陽・月・星のこよみ」普及に可能な限りの方策を取り普及に努めておるところでありますが、まだまだ不十分であります。40年間発刊し続け固定のご利用者はおりますが、新たな方々への普及を目指すことを重点的に進めております。更に、毎年在京各国大使館のご協力を得まして、各国の暦を蒐集し、展示会を開催しておりま。このことにより生活に密着した異文化理解を計れるものであり、暦を介した国際交流を進めるところであります。今はスマホにより日時の確認が行われており自然を活用する機会が減る一方です。宇宙と繋がった暦の利用により自然観を取り戻すべく貢献を目指しております。

今後の活動の方向性・ビジョン

現在宇宙天文学は装置、機器の巨大化と超高性能化、自動化の只中にあり一民間施設が並走出来るような状況ではありません。国家プロジェクトとみなすべき先端研究機関と一般国民が理解し得るレベルは益々乖離し、その恩恵に浴し享受することのみとなり、将来的に最先端科学技術を支える基盤の構築が危うくなるのではないかと危惧しております。先ごろ「はやぶさ」が帰還し最も注目を集めました小惑星も月光天文台の規模の機器でも発見出来ました。月光天文台も長年取り組み気の遠くなるような地道な作業を続け、170以上の小惑星に命名権を得ております。が、既にその段階は過ぎて、もっと遠い小惑星を探す段階にありアメリカ等は巨大な機器、システムにより一網打尽の如くに行っており、まさに規模の絶対的な違いが存在しております。その巨大化した流れでも不足するものがあります。そこに本法人月光天文台の果たさなくてはならいない責務があるものと存じます。まずもって強大なシステムを支持し、支える天文ファン、来訪者の拡充が基本となります。国民の理解があってこその宇宙天文探究であります。その為の方策の一途として、近年JAXA等も力を入れている広報普及活動の受け皿として、函南宇宙の学校、三島宇宙の学校等幾多の地域ごとに講師を招き講演や実験を通して理解を進めておりますが、そうした共通の意識を持つ地域の各種団体等と連携し、相互に情報を共有し発展に努めています。更にこの動きを高校、高等専門学校、大学等にまで広げ輪を広げようとしています。その一環として12月にはアメリカ大使館内にありますNASAアジア支部代表ブラッカビークリス氏に沼津工業高等専門学校にお越し頂き講演会を開催する予定であります。月光天文台が主催しております宇宙と天文の講演会も回を重ねている成果として着実に聴講者が増え、関心を呼び、理解が深まっております。天文展示にも資金的に解決しなければならない点もありますが、天文の基本的理解に資する物を制作し、理解の一助にしたいと思っています。この為にも他の施設、出来れば海外の施設に迄足を伸ばし吸収したいものです。その一方プラネタリウムがデジタル化に伴い自力で番組を作ることが難しくなり、勢い番組を買って投影することになりがちであります。天文理解の上からも、資金的にも手作りの番組が欠かせません。その為の職員の研修等技術的な問題に取り組み、望遠鏡による天体観測とマッチした月光天文台独自の解説を計る予定であります。現在インターネット天文台を設置し、全国の方々にご利用頂けるよう展開しています。が、金星等昼でも見える天体はありますが、昼でも星があるから見えるはずと思いこんでおられる方々もおります。そこで、将来的に南半球にインターネット天文台を設置し、昼でもインターネットに依存してのものではありますが観望出来るように出来ればと思いを広げております。更に云えば、国内各地にあります、公開天文台が連携して各種天文現象の観望会に、天候の良い地域の施設の映像をインターネットを介して全国で映像が見られればと思います。テレビ等では各地の天文台に手配し実現しておりますが、天文台で直接見たいとの希望が多く、肉眼でどこからでも見えますよと申し上げる場合でも、天文台に足を運んで下さいます。この様に天体は直接目にするからこそ感動に繋がるものであります。近年月と生命の関係が度々報じられて非常に大きな関心を集めております。人の身体、農作物、海産物、木材等あらゆる物との繋がりを明らかにしております。学問的な解明が無くとも実体験からの推測等ではありますが、宇宙物理学も目に見えない世界に挑戦し続けております。この流れと人間生活の深いところでの理解が繋がれば新たな世界観が生まれるのではないかと思っています。そこを繋ぐのが暦であるものと思います。現在はただ日にちを追いメモすることにみが中心になっているように思いますが、暦の元々の理解が持てれば天文に対する理解も、思いも違ってくるものと存じます。月光天文台では、天文理解のツールとして「太陽・月・星のこよみ」を中心に、月の満ち欠け位相図、天文解説のやさしい小冊子も発行しております。この暦は全国で御活用頂いており、大学等専門機関においても天文の基礎を知るに役立つとして普及しております。特に天体写真を毎年募集しておりますが、天文ファンであっても簡単には出来ません。その裾野を広げ切磋琢磨してよりクオリティの高い写真が集められるよう研究会との仕組みが出来ればと思っています。天文理解を助ける市販の天文グッズも多々ありますが、もう一工夫二工夫したものが求められております。各方面から提案を頂いておりますので、鋭意実現し、天文普及を図りたいと計画しております。月光天文台は公開天文台としては一番山中に位置していると思われますが、それでも年々諸施設が増え、光が多くなり、正に月光天文台にとっての公害ともなりますが、行政当局等のご理解、お知恵を頂きまして企業等にもお願いし証明に工夫をして頂いております。これ以上山中に移れば来訪者の利便に決定的に係わるところから、現在地での大きな工夫が必要であります。海外ツアーを組んでの観望会も考えられますが、この地で出来ることを模索しておるところです。又、化石にも子供のみならず関心が高く、伊豆半島はジオパーク認定に向けて動いており、地学に熱い思いが注がれております。自分で化石を掘るなど、近年の恐竜ブームと相まって一層の関心を集めております。これも一般の方々が手に届きそうな化石類を中心に、身近なところから理解を深めようとしています。その足りないところは、関係の施設と協力しながら展示物を増やしており、今後も更に連携してまいります。

定期刊行物

太陽・月・星のこよみ 年1回 100,000部
天文小冊子 年1回 10,000冊
月の満ち欠け(位相)図 年1回5,000部
月齢観望会用天体説明資料 年12回 各100部以内
特別観望会用天体説明資料 特別観望会開催時 各100部以内

団体の備考

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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

実績なし

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

NPO法人地震前兆総合観測センター

企業・団体との協働・共同研究の実績

スミソニアン天体物理観測所内小惑星センターに176個小惑星発見の報告と命名権を得た。この発見には、小惑星が楕円軌道を回っていることから軌道を確定するのに3年を要するものです。

行政との協働(委託事業など)の実績

委託事業等は無い
警察等行政機関に対する天文情報の提供
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財政

最新決算総額

1億円~5億円未満

会計年度開始月

4月

その他事業の有無

会計情報 CANPAN標準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算 2023年度(当年度)予算
内訳 会費
 
 
 
寄付金
 
 
 
民間助成金
 
 
 
公的補助金
 
 
 
自主事業収入
 
 
 
委託事業収入
 
 
 
その他収入
 
 
 
当期収入合計
 
 
 
前期繰越金
 
 
 
<支出の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算 2023年度(当年度)予算
当期支出合計
 
 
 
内人件費
 
 
 
次期繰越金
 
 
 
備考
 
 
 

貸借対照表

<資産の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算
内訳 流動資産
 
 
固定資産
 
 
資産の部合計
 
 
<負債の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算
内訳 流動負債
 
 
固定負債
 
 
負債の部合計
 
 
<正味財産の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算
内訳 前期正味財産
 
 
当期正味財産増減額
 
 
当期正味財産合計
 
 

会計情報 NPO法人会計基準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算 2023年度(当年度)予算
内訳 受取会費
 
 
 
受取寄附金
 
 
 
受取民間助成金
 
 
 
受取公的補助金
 
 
 
自主事業収入
 
 
 
(うち介護事業収益)
 
 
 
委託事業収入
 
 
 
(うち公益受託収益)
 
 
 
その他収益
 
 
 
経常収益計
 
 
 
<支出の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算 2023年度(当年度)予算
内訳 事業費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
管理費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
経常費用計
 
 
 
当期経常増減額
 
 
 
経常外収益計
 
 
 
経常外費用計
 
 
 
経理区分振替額
 
 
 
当期正味財産増減額
 
 
 
前期繰越正味財産額
 
 
 
次期繰越正味財産額
 
 
 
備考
 
 
 

貸借対照表

<資産の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算
内訳 流動資産合計
 
 
固定資産合計
 
 
資産合計
 
 
<負債及び正味財産の部> 2021年度(前々年度)決算 2022年度(前年度)決算
内訳 流動負債合計
 
 
固定負債合計
 
 
負債合計
 
 
正味財産合計
 
 
負債及び正味財産合計
 
 
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組織運営

意志決定機構

評議員会及び理事会

会員種別/会費/数

会員制度無し

加盟団体

全国プラネタリウム連絡協議会・天文教育普及研究会・東亜天文学会・科学技術振興機構・全国科学博物館協議会・日本天文学会・日本暦学会・日本スペースガード協会・日本流星研究会・日本流星研究会・東海化石研究会

役員・職員内訳

役員数 事務局スタッフ数
有給 常勤
3名
16名
非常勤
 
 
無給 常勤
 
非常勤
15名
 
常勤職員数
16名
役員数・職員数合計
31名
イベント時などの臨時ボランティア数
7名

行政提出情報

報告者氏名

永石 安明

報告者役職

理事長

法人番号(法人マイナンバー)

7080105004948

認定有無

認定あり

認定年月日

2011年3月25日

認定満了日

 

認定要件

 

準拠している会計基準

その他

準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名

公益法人会計基準(平成20年基準)

監査の実施

実施済み

監視・監督情報

平成27年1月22日内閣府の立入検査を受けました
重大な指摘事項はないので、後日書面を出すことはないとのことにて口頭のみの報告を受けました。
以下の点について意見を頂いた。
1.国際交流、天文普及における「日本からの文化人海外派遣について」①専門家の協力や派遣者の選任方法について明確にするように指摘に対し、人数を絞り機動的に出来るよう検討中です。②海外派遣事業を実施しなければ、単年度ごとに無かった旨記載し、次年度からの計画を記載することの指摘があり、出来ればモンゴルの天文台との交流計画を図りたいと説明。現在モンゴルの関係者と検討中です。
2.天文台建設計画について建設理由を説明させて頂いたことに対し、資金計画について自己資金が少ないが事前に積み立ては可能か、公益事業に支障を来さないかとの指摘に対し、資金は積立による自己資金、日本宝くじ協会等からの助成金、寄附金を仰ぎ、不足分は借入金で賄うとの回答に対し更に、借入金等で公益事業に支障を来さないようにとの意見を頂き、充分注意しながら進めるようにしています。
3会計処理の流れについて説明をさせて頂き
 見積⇒稟議⇒納品、請求⇒支払⇒会計処理(伝票作成/PC入力)⇒月ごとに預金残高の確認、3ヶ月に一度元帳の印刷、試算表は毎月打ち出すが勘定科目ごとの確認の為、年度末に決算資料の作成を行い、監事による監査を受けている。税務上の事は税理士に依頼し、内閣府提出資料は公益総研に依頼をして、最終的に理事会で承認を得て確定をする。監事の役割は半年に一度業務執行状況の確認と会計処理の確認を行う。予算作成者が規程では事務局長になっていることの確認があった。予算執行状況確認について、毎年同じような状況で推移しているので、特に比較表は決算のみで済ましている。
現物給与については家賃等を徴収している。特定の業者との取引について理事長等役員の関係は無いことの確認。銀行印の管理は金庫に管理している。鍵をもっている人を確認したのに対し銀行印と通帳は別に管理が望ましいとの指摘があった。各勘定科目の内容について公益として不適切な物がないことを確認。
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添付資料

定款・会則

最新役員名簿

パンフレット

入会申込書

 

退会申込書

 

会員情報変更届

 

研究費・助成金申請書

 

その他事業に関する資料

 

年度別添付資料

決算・事業報告

決算報告書
(活動計算書/収支計算書)
決算報告書(貸借対照表) 決算報告書(財産目録) 事業報告書
2022年度(前年度)
 
 
 
 
2021年度(前々年度)
 
 
 
 
2020年度(前々々年度)
 
 
 
 
2019年度
 
 
 
 
2018年度
 
 
 
 

予算・事業計画

予算書類 事業計画書
2023年度(当年度)
 
 
2022年度(前年度)
 
 
2021年度(前々年度)
 
 
2020年度(前々々年度)
 
 
2019年度
 
 

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