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特定非営利活動法人子育てサポートくるみ
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団体ID |
1038390868
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法人の種類 |
特定非営利活動法人
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団体名(法人名称) |
子育てサポートくるみ
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団体名ふりがな |
こそだてさぽーとくるみ
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情報開示レベル |
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第三者認証マーク |
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団体の概要 |
くるみの保育の特色は以下のような点に現れています。
1) 自然に恵まれた環境 2) 障がい児保育からの学び 3) 食事~食べる意欲は生きる意欲~ 4) ゼロ歳児の保育と環境整備 5) 年長児合宿 1) 自然に恵まれた環境 当施設は100坪の園舎、800坪の園庭を構えています。園舎にはホールと呼ばれる体育館のような高い天井をもち、檜の床でできた大きな部屋があります。子どもたちはホールでリズム運動をします。園庭にはカキやアケビ、どどめなどの季節ごとの恵みを与えてくれる木々、色とりどりの花があり、鳥や虫もたくさん集まります。移転時に植えた1m弱の苗木、今では大人の背丈を超えて大きく育ち、木陰を作ってくれるようになりました。大根や人参、ブロッコリーが実る畑もあります。植え育てるのは子どもたちです。夏野菜はその日の昼食となってでてきます。冬にはたき火で焼き芋をします。落ち葉をかき集めるのは大人や年長児、小さな子は美味しいお芋を待ちます。そのうち、上の子のマネをして落ち葉を集めるようになります。 2011年8月には園舎に隣接する竹やぶの一部を借りるようになりました。フェンスが取り除かれ大きな樹木が子どもの遊び場として使えるようになりました。「子どもが育つ環境を大人が作る」ことの一例です。子どもたちはここでのタケノコ探しも大好きなようです。 この園庭は週に3回一般開放しています。羽曳野市の委託を受けた地域子育て支援拠点事業の一つです。園は田んぼや山に囲まれ、四季を感じ子どもたちが快適に安全にのびのびと遊べる空間になっています。 2) 障がい児保育からの学び 障がい児保育も保育士と父母がいっしょに取り組んできたくるみの大きな財産です。どんな障がいがあっても育つ道筋は同じ、存在そのものを認め心地よい生活(睡眠・食事・リズム遊び)を作っていくことを大事にしてきました。最重度といわれる子どもから学んだことは。“夜の睡眠の安定が基本”そして自閉の子どもから学んだことは、“何でも食べられるようになると変わる”ということです。それは職員・父母の共同作業であり、多くの専門家の力を借りてできることです。 専門家を招いた講演会を開き、保育士も父母も参加してともに学び合ってきました。くるみの関係者だけでなく、子どものための学びの場を広く多くの方に知っていただきたい。この思いから、移動手段や発表会場を整備し、子育てに関する専門家による講演会を一般の方も参加いただけるようにしました。 3)食事 ~食べる意欲は生きる意欲~ 園舎内の給食室で調理しています。食材は子どもたちが安心して食べられるものをと心がけ、出汁から丁寧にとった、和食中心の献立になっています。 自然豊かな環境、食事、個々の子どもの発達に応じたきめ細かな保育を行っております。 野菜を美味しいと感じパクパクと食べられる子に育ってほしいのですが、食物アレルギーで除去せざるを得ない子どもが増えています。離乳食をきめ細かく段階を経て進めていくっことが、改善につながります。季節の食材を使い、だしをしっかりとって食材の旨味が活かせる味付けにこだわっています。畑の収穫物、散歩で採ってきたものは、必ず使います。このことにより、子どもの食に対する意欲を引き出します。 特に3泊4日の年長合宿(くるみでの実施は年4回)では五味(甘味・塩味・酸味・旨味・苦味)五色(白・赤・黄・緑・黒)五法(煮る・揚げる・焼く・蒸す・生)の組み合わせを考えています。 離乳食も実践を積み重ね、どんな食物アレルギーの子どもも適切な進み方で乗り越え、就学時にはみんなと同じ食事が可能となります。 4) ゼロ歳児の保育 赤ちゃんは、泣いて不快(空腹、排泄など)を訴え、それを快に変えてくれる大人がいて、人への信頼が生まれます。当たり前のことですが、保育者は“笑顔で”“目を見て”“触って”子どもに接しています。こういった接し方によりコミュニケーションの土台をつくっていきます。紙おしめを使わず布おしめを使います。ずりばいを始める生後6ヶ月頃からはパンツでの生活になります。布おしめ、パンツは汚れるたびに大人が替えます。これらの関わりが「人とのつながり」、「人への信頼」の土台となります。 「個体発生は系統発生を繰り返す」という学びは、寝返りから歩行までの過程を充分に保障していく保育につながっていきます。すなわち、仰向けだった乳児は寝返りするようになり、腹ばいでその場でまわるようになり(回旋)、ずりばいで動けるようになります。腰が上がってきて高ばいとなり、つかまり立ち、つかまり歩きを経て歩行へとつながります。この順番は変わらず、各段階においてしっかりと四肢の筋肉を発達させ、神経を使うことが大事です。それも、トレーニングではなく、子どもの「行きたい」という意欲・自主性を重んじ、環境を作ることに気を配っています。ゼロ歳児の保育室は、ゆるやかなスロープと階段によって直接外へ出られるようにしています。窓は床まで透明なガラス窓です。閉めても外が見えるようにとの配慮です。 緑多い自然の中で乳児が自由にできるように、環境整備は大人によってほぼ毎月行っています。子どもにとって危険なものを排除し、季節ごとの遊びを充実させるための準備を行うためです。 5) 年長児の合宿 年長児は年に7回の合宿を行います。うち4回が当園でのお泊まりになります。近隣の保育園との合同合宿では、100人を超える年長児がくるみに集います。 夏には海のある保育園へ合宿に行きます。海での飛び込み、潜って魚や貝を探したり触れたりすることは子どもたちにとって特別な経験です。雪を求めて冬にはスキー合宿に行きます。子どもたちに本物に触れる、体験する機会を多く作ることに努力しています。 |
代表者役職 |
理事長
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代表者氏名 |
紅露 和裕
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代表者氏名ふりがな |
こうろ かずひろ
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代表者兼職 |
大阪私学教職員組合事務局長
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主たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
583-0844
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都道府県 |
大阪府
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市区町村 |
羽曳野市
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市区町村ふりがな |
はびきのし
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詳細住所 |
壺井508-1
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詳細住所ふりがな |
つぼい
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お問い合わせ用メールアドレス |
kurumi@kosodate-kurumi.com
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電話番号
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電話番号 |
072-957-3282
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連絡先区分 |
事務所・勤務先
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連絡可能時間 |
9時00分~17時00分
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連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金
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備考 |
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FAX番号 |
FAX番号 |
072-958-4089
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連絡先区分 |
事務所・勤務先
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連絡可能時間 |
9時00分~17時00分
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連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金
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備考 |
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従たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
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都道府県 |
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市区町村 |
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市区町村ふりがな |
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詳細住所 |
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詳細住所ふりがな |
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URL |
団体ホームページ |
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団体ブログ |
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X(旧Twitter) |
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代表者ホームページ(ブログ) |
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寄付 |
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ボランティア |
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関連ページ |
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閲覧書類 |
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設立年月日 |
1970年7月1日
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法人格取得年月日(法人設立登記年月日) |
2004年12月5日
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活動地域 |
市区町村内
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中心となる活動地域(県) |
大阪府
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最新決算総額 |
5,000万円~1億円未満
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役員数・職員数合計 |
19名
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所轄官庁 |
大阪府
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所轄官庁局課名 |
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活動分野 |
主たる活動分野 |
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子ども、障がい者、福祉、文化・芸術の振興、国際交流、学術研究(文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学)
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設立以来の主な活動実績 |
【経歴】
1970年、羽曳野市唯一の産休明け保育を実施するくるみ共同保育園を開園。6畳1間、3人の子どもと1人の保育士でスタート。 1980年、消防法に適合する施設へ移転。広くなったのを機に保育対象年齢を年長児まで引き上げる。 1981年、障がい児を受け入れる。 1984年、学童保育を開始。 1993年、NHKにて当園の障がい児保育が報道される。 1994年、KBS(韓国)にて当園の障がい児保育が報道される。 1996年、重度心身障害児の保育室を増設。 2004年、NPO法人「子育てサポートくるみ」設立 2005年、障がい児のデイサービス事業を開始。現、障がい児通所支援事業として継続。大阪府の指定を受けた事業所となる。 2007年、羽曳野市の委託による地域子育て支援事業拠点となる。 これまでに200名以上の子どもたちが卒園しました。 【掲載雑誌】 LingKaran Vol. 11 (2005年4月) チルチンびと 31号 (2005年12月) クーヨン 2012。2月号 【障がい児保育】 1981年にダウン症児を受け入れたのが始まりです。当園では様々な障がいのある子どもも受け入れ,発達に応じた対応をし,共に育ちあう保育をしています(統合保育)。「障がいのある子も育つ道筋は同じ」「健常児によい環境は、障がい児にとってもよいもの」という考えで、今まで50名以上の様々な障がいのある子どもを受け入れてきました。年々、障がい児保育の利用者数は増加傾向にあり、2014年度の利用登録者数は10人です。 【国内外の報道】 当園の障がい児保育は、1993年にNHKスペシャル「脳と心」で紹介されました。孔脳症(脳がほとんど生きるためだけの機能しか持たない)の子どもの成育が取り上げられました。できないと言われたことも出来るようになり、医者の宣告を凌ぐ発達をとげました。同時期、韓国のKBSから取材を受け、同国内で「障がい児が育つ園」として紹介されました。この報道を機に、韓国から当園への保育研修の依頼があり、現在は年3回、各回数十名ずつ受け入れています。 【地域の子育て拠点】 2013年度の地域子育て支援拠点事業の利用者数は約1200人でした。ここ2年間の利用者数はいずれも約1200人と安定しており、地域社会において当園が一定の水準で認知されている表れと考えます。地域社会全体の福祉増進のためにも、体制や事業内容の更なる向上を意識し、事業に取り組みます。 |
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団体の目的
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当団体は、子どものための保育を実現するべく結成されました。障がいの有無によらず、子どもの育つ道筋はみな同じと考え「どの子も育つ」を保育の理念としています。乳幼児保育、学童保育、障がい児保育、地域の子育て支援の4事業において、「生きる力を育む」保育を実践しています。
当園では、山野や川の季節感のある刺激を求め、動植物に触れる機会をもち、本物の芸能・文化に触れる時間を作っています。特に重要視しているのは、子どもの向上心、意欲を育むことです。子ども集団での生活、遊びを軸とした活動、本物を体験させることを通して、子どもたちが憧れをもち、出来るようになりたい、素敵だと自分から感じるよう、行動を強制しない、制限しないことにとりわけ気を配っています。 子どもは発達していくものです。大人のために発達するのではない。未来のある一個人として尊重されるべき存在です。大人は、子どもの発達を受入れ成長を促す環境を用意しなければなりません。身体の発達のためには、身体を存分に使える環境を、精神の発達のためには、精神を働かせ感覚器官に訴える働きかけを行う必要があります。これは一朝一夕に叶うものではなく、普段の生活の積み重ねが重要です。子ども一人ひとりを細かに観察し、その子自身に寄り添う大人が必要です。このためには、大人の考えを見直す必要があります。 当団体では、大人は教育学に関する講演会に参加し、勉強します。子の年齢別に年3回の懇談会をもち、発達について課題を挙げ、対応を考えます。月に1度、団体の会合を開き、子ども全員の発達状況について共有します。このような活動を通して、大人の意識を「子どもを預ける場所」という受動的な立場から、「皆で皆の子どもを育てる場所」という能動的な立場へと転換します。 子どもは私たちの未来です。子どものための保育をこの場所で続けていくことが我々の使命です。 |
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団体の活動・業務
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特定非営利活動に係わる事業として
1) 乳幼児、学童への保育事業(通年の保育事業・障がい児保育) 2) 児童福祉法に基づく児童発達支援・放課後等デイサービス 3) 子育てに関する相談・助言事業 4) 子育てに関する情報誌の発行事業 5) 子育てに関する講演会や、コンサートなどの企画・運営事業 6) 体験保育・親子リズム会の企画・運営事業 7) 保育に関する書籍販売事業 8) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業 を実施しています。 1) 乳幼児、学童への保育事業 当団体は羽曳野市で初めての産休明け保育を実施する保育所としてスタート、はや40年が過ぎました。6畳1間、3人の子どもで始まった当園は、次第に年長児、障がい児、そして学童児を受け入れ、今では地域の子育て拠点として活躍しています。 2) 児童福祉法に基づく児童発達支援・放課後等デイサービス 障がいの有無に関わらず子どもが育つ道筋はみな同じという考えから、障がいを持たない子たちと一緒に保育をしています(統合保育)。統合保育により、弱き者、小さき者を助けるのが当たり前という考えが子どもたちに自然に身についています。当施設の子どもが我が子を障がいごとそのまま受け入れてくれた、と感がい深く話された母親もいました。 3) 子育てに関する相談・助言事業 随時、子育てに関する相談窓口を開いています。 羽曳野市の委託を受け、「わくわくクラブ」や「手をつなぐ子育て」として一般の方向けにくるみの保育を体験してもらう機会を定期的に設けています。乳児対象には月1回、発達段階に合わせた赤ちゃんとの関わり方や発育相談会を設けています。乳児は月齢によって接し方を変えていく必要があるので、1回につき参加者を3組に限定しています。歩行が確立した幼児対象に、月1回リズム運動の会を開いています。親子ともにピアノに合わせて身体を動かす、楽しく遊ぶ時間を提供しています。この他、悩みの多い「食」に関する相談も随時受け付けています。 4) 子育てに関する情報誌の発行事業 「くるみ通信」を公共施設や地域の方々に配布しています。50号まで発行してきました。HPにてくるみの保育方針を公開するとともに、日々の子どもたちの様子をブログで写真とともに公開しています。ただ、インターネット上での一方的な情報公開は誤解を生じる懸念があります。できる限り実際に当園へ足を運んで、保育を体験していただけるよう出来る限り多くの機会を設けています。 5) 子育てに関する講演会や、コンサートなどの企画・運営事業 保育・教育の専門家を招いての講演会を年に1回、落語などの伝統芸能の鑑賞会を年に2, 3回開いています。昨年はお相撲さんに来てもらったり、マリンバの生演奏を鑑賞したりしました。 6) 体験保育・親子リズム会の企画・運営事業 月に1回、一般の方向けに体験保育と称して、くるみの保育を半日体験してもらう機会を設けています。子どものお昼寝の時間は大人の相談会に充てています。親子だけでなく、保育士が参加することもあります。当園の保育が関心を集め、受け入れられていると感じています。 7) 保育に関する書籍販売事業 保育とは、健やかな発育を保証するものです。健やかな子どもの発達段階とはどうあるべきか、を知る必要があります。保育に関する最新情報を得るためにも、日々学びが必要です。保護者間でもその情報を共有するために書籍による学習を推進しています。 8) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業 ・「わくわくクラブ」の実施 2007年度より羽曳野市より委託を受け、3年間実施しました。くるみの保育理念である「どの子も育つ」を一般の方を対象に実践しました。ゆったりした空間の中で、じっくり友達(仲間)と遊ぶ時間を得てほしい。自然環境豊かなくるみで定期的な保育を体験することにより、生活リズムが整い、集団へのスムーズな移行につながっていくことを目標としました。 ・「手をつなぐ子育て」の実施 上記の事業に引き続き、羽曳野市の地域子育て支援拠点事業に任命されました。2010年度より事業日ごとに「赤ちゃんの子育て」「リズム遊びの会」や「給食体験」を行うほか、子育てに関する悩みや、発達相談を受け、地域の子育て支援を行っています。 これらは、認可外保育園として40年間「どの子も育つ」という理念の元で実践してきた保育経験をより多くの方に活かしていけるように取り組んでいます。 地域の子育て支援事業を通し、より多くの方に子どもの育つ環境について考えていただく機会を作り、人と人が繋がりを感じられる場を提供し続けていきたいと考えています。 |
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現在特に力を入れていること |
くるみでは、「どの子も育つ」「生きる力を育む」を保育の柱としています。具体的な保育目標は、大事な身体をつくること、そして、豊かな感性を育てることです。そのために、次の5つのことを大切にしています。
1 生活リズム ~心地よい生活リズムを身につける~ 早起き早寝を基本に、心地よい生活リズムを身につけます。寝る、食べる、遊ぶという生活のリズムは小さい子ほど大事です。本来人間は、「太陽と共に起き、眠る」という体のリズムがあります。しかし、大人の生活がだんだん夜型になって、最近は「遅寝遅起き」の子どもが増えています。生活のリズムを整えれば、体調も良くなり、食欲も増し、物事に取り組む意欲も出てきます。保育園でも家庭でも子どもの生活リズムをつけるように心がけています。 2 食事 ~食べる意欲は生きる意欲~ 食材に気を遣った野菜中心の食事でからだの基礎をつくります。くるみの食事は、和食が中心で野菜が多く、肉や魚は少なめです。食材は調味料も含め良質のものにこだわり、3歳までは揚げ物など油の多い献立はありません。おやつも手作りで、砂糖は白砂糖ではなく黒砂糖を少なめに使います。赤ちゃんの時にひどいアトピーだった子どもも、このような食事と保育でほとんど良くなっています。 食材とともに大事なのは、自分で食べること。食べる意欲は生きる意欲そのものです。赤ちゃんも8ヵ月くらいから手づかみで食べています。自分で食べる意欲を持ち、何でも食べられる子どもに育てることを大切にしています。 3 遊び ~自然あふれる環境で全身を使って遊ぶ~ 太陽・土・水・風・樹木等の豊かな自然と親しみ、五感を育てています。広い園庭には、遊具はほとんどありません。代わりに、大きな土山、日々組み替えられる木造のアスレチック、子どもの背に合わせた水場があるばかり。柿やどどめなど、季節ごとの恵みをくれる木もたくさんあります。子どもたちは園庭で好き好きに遊びます。土山に川を作ったり、トンネルを掘ったり、てっぺんから水たまりへジャンプしたり。アスレチックの坂を駆け下りたり、はしごを昇ったり。柿やどどめを目指して坂を上ったり、どんぐりを拾って笛を作ったり、大きな虫を捕まえたり。「ダメ、危ない」を排除して、子どもが遊びほおけることのできる環境づくりに心がけています。 4 リズムあそび ~リズム運動で感覚・運動器官を育てる~ ピアノの伴奏に合わせて走ったり、跳んだり、転がったり。子どもたちは毎日のリズムを楽しみにしています。土台となるリズム運動は、背骨をしなやかにし、強い足の蹴りをつくります。こうした全身運動を繰り返すことで、四肢がバランスよく発達し、しっか歩いたり走ったりできるからだの基礎ができます。 5 働くこと ~働くことで心とからだを育てる~ 【野菜づくり】 園庭の畑で野菜を作っています。毎日の水やり、そして草ぬきはみんなの仕事です。鍬などを使って地面を耕し、種を植えて、育て、収穫して食べます。 【雑巾がけ】 年長さんはホールの雑巾がけやごみ捨ても日課にしています。全身運動になるとともに、集団の中での役割を果たすことにもなります。子どもたちは働くことの喜びとともに生活技術を身につけます。 |
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今後の活動の方向性・ビジョン |
この40年以上くるみの根幹をなしたのは、「子ども中心の保育」の実践です。ハナをたらし、裸足で地面を蹴り、全身を使って遊び回る子どもたち。服も寒ければ着る、暑ければ脱ぐというだけのもの。くるみの子どもは皆活発です。今後も「子ども中心の保育」を続け、健やかな子どもの発育を牽引する団体として活動を続けていきます。
くるみでは年齢に応じた目標を次のようにとらえています。 ・ゼロ歳児 ~キャッキャと笑う~ 赤ちゃんは、泣いて不快(空腹、排泄など)を訴え、それを快に変えてくれる大人がいて、人への信頼が生まれます。当たり前のことですが、保育者は“笑顔で”“目を見て”“触って”子どもに接しています。また夜は熟睡できるように睡眠・食事の生活リズムを整える時期でもあります。寝返り、ハイハイという歩行に向けての動きをより豊かにしていくことも大事なことです。睡眠・食事・遊び(人との関わり、運動)が安定すると、“キャッキャと笑う”ことにつながっていきます。 ・1歳児~イヤ!自分で!がいっぱい~ 歩行が確立してくると、どの子も外へ、水場へと向かっていきます。水道の蛇口からでる水で楽しみ、バケツで運んだ水で泥んこ遊びを楽しみ、夏はプールに! 歩く距離もどんどん増え、段差にも向かっていくようになります。坂を登っては滑り降りる遊びを楽しみます。くるみの坂は柿あり、みかんあり、と上へ登ってのお楽しみとなっています。自我がしっかりと育ち喧嘩も多くなってきますが、言葉が増えると噛む、叩くは少なくなります。この時期の喧嘩は見守るように心がけています。「自分で」「イヤ!」がいっぱいでてきます。 ・2歳児~見て見て!もっともっと!~ 衣服の着脱がスムーズにできるようになってくると、「自分で」「見て見て」と動きも活発になってきます。自我が拡大し充実する時期です。走ったり飛び降りたり、物をおしたりして遊ぶようになります。バケツやシャベルといった道具を使っての水・土遊びやままごとをしたり、木の実採りに出かけたり。探検で崖のぼりや坂滑りを友達と楽しめるようになってきます。 ・3歳児~何にでも挑戦、友達大好き~ 自己主張がしっかりと出てきます。喧嘩をし、そして友達と仲良くなるのがこの年齢の子どもです。興味が外へ外へと広がり、手も足もしっかり使ってダイナミックな動きができるようになります。遠出の散歩、土山で川や池をみんなで作っての遊びや集団遊びができるようになります。まさしく「よく遊び・よく食べ・よく寝る」3歳児はどんどん世界を広げていきます。 ・4歳児~仲間と一緒に遊びこむ~ 体力がつき動きも更に活発になった子どもたちに自制心ができてきます。じゃんけんがわかると、集団遊びも更に楽しくなり、遊びが豊かになってきます。遊びほおけるなかで言葉・手の働きも巧みになり、みんなの役に立ちたい気持ちも生まれ、“誇り高き4歳児”となります。 ・5歳児~自治と創造~ 関西地域の保育園との交流合宿を一つ一つ乗り越えて育っていきます。その根底には4歳児までに培った“食事・睡眠・生活リズム”があります。身体ができることで、心がしっかり育っていきます。いろんなことに挑戦していく意欲・ねばりは仲間との関係のなかで豊かに育まれていき、様々な体験を通して子どもたちは言葉も豊かになり、仲間との関係を築いていきます。 ・学童児~自ら考え行動する~ “生きていくのに何を大事にしていくのか”その価値観を保育者と父母が一致させ、学童期の子どもと向き合っていきしっかりと伝えたいとの想いで、5・6年生には「沖縄への平和学習」と「北アルプス登山」を隔年で行ってきました。これは父母の協力なしには行えなかったことです。4年前から、登山を「広島への平和学習」に変えました。沖縄はもみの木(岡山)遊びの家(長崎)の学童といっしょに。広島は少年少女平和のつどいに参加しました。歴史を事実から学び平和を考える機会を10歳を超えた子どもにつくることは、くるみの大人からのメッセージです。 |
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定期刊行物 |
機関紙 くるみ通信 年4回 2000部/回
地域子育て支援拠点事業 手をつなぐ子育て 毎月1回 200部/回 |
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団体の備考 |
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助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績 |
2008年度 公益信託二度童子奥田基金の助成を受けました.
2011年度 丸紅基金より平成23年度(第37回)社会福祉助成金を受領しました. 2012年度 障がい児自立支援基盤整備事業より補助金を受領しました. こども達が生活する建物の縁台の補修を行いました。 2013年度 赤い羽根共同募金より助成を受けました. |
他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績 |
【年長児の合同合宿・保育士交流勉強会にて協力】
あんず保育園(広島) 朱七保育所(京都) 鷹巣ひかり保育園(福井) たんぽぽ保育園(広島) どんぐり山共同保育園(富山) にこにこ保育園(広島) もみの木保育園(岡山) 山中ふたば保育園(石川) 山の子共同保育園(和歌山) やまもも保育園(京都) |
企業・団体との協働・共同研究の実績 |
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行政との協働(委託事業など)の実績 |
2007年度より羽曳野市の委託事業である「つどいの広場事業」を開始し、2010年度からは4年契約の事業(2010年6月からは地域子育て支援拠点事業)として市より委託を受けています。
事業日ごとに「赤ちゃんの子育て」「リズム遊びの会」や「給食体験」を行なうほか、週に3日は「園庭開放」を行い、広い園庭を自由に利用いただいています。 子育てに関する悩みや、発達についての相談を受け、地域の子育て支援を行っています。 2013年度の延べ2968名の方に利用していただきました、 |
最新決算総額 |
5,000万円~1億円未満
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会計年度開始月 |
4月
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その他事業の有無 |
無
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CANPAN標準書式で表示しています。
収支報告
| <収入の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 会費 |
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| 寄付金 |
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| 民間助成金 |
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| 公的補助金 |
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| 自主事業収入 |
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| 委託事業収入 |
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| その他収入 |
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| 当期収入合計 |
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| 前期繰越金 |
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| <支出の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 |
| 当期支出合計 |
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| 内人件費 |
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| 次期繰越金 |
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| 備考 |
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貸借対照表
| <資産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動資産 |
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| 固定資産 |
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| 資産の部合計 |
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| <負債の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動負債 |
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| 固定負債 |
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| 負債の部合計 |
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| <正味財産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 前期正味財産 |
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| 当期正味財産増減額 |
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| 当期正味財産合計 |
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NPO法人会計基準書式で表示しています。
収支報告
| <収入の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 受取会費 |
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| 受取寄附金 |
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| 受取民間助成金 |
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| 受取公的補助金 |
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| 自主事業収入 |
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| (うち介護事業収益) |
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| 委託事業収入 |
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| (うち公益受託収益) |
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| その他収益 |
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| 経常収益計 |
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| <支出の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 事業費 |
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| (うち人件費) |
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| 管理費 |
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| (うち人件費) |
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| 経常費用計 |
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| 当期経常増減額 |
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| 経常外収益計 |
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| 経常外費用計 |
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| 経理区分振替額 |
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| 当期正味財産増減額 |
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| 前期繰越正味財産額 |
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| 次期繰越正味財産額 |
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| 備考 |
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貸借対照表
| <資産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動資産合計 |
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| 固定資産合計 |
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| 資産合計 |
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| <負債及び正味財産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動負債合計 |
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| 固定負債合計 |
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| 負債合計 |
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| 正味財産合計 |
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| 負債及び正味財産合計 |
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意志決定機構 |
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会員種別/会費/数 |
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加盟団体 |
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役員・職員内訳 |
役員数 | 事務局スタッフ数 | |
| 有給 | 常勤 |
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| 非常勤 |
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| 無給 | 常勤 |
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| 非常勤 |
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| 常勤職員数 |
14名
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| 役員数・職員数合計 |
19名
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| イベント時などの臨時ボランティア数 |
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報告者氏名 |
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報告者役職 |
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法人番号(法人マイナンバー) |
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認定有無 |
認定なし
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認定年月日 |
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認定満了日 |
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認定要件 |
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準拠している会計基準 |
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準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名 |
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監査の実施 |
未実施
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監視・監督情報 |
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定款・会則 |
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最新役員名簿 |
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パンフレット |
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入会申込書 |
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退会申込書 |
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会員情報変更届 |
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研究費・助成金申請書 |
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その他事業に関する資料 |
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決算・事業報告
| 決算報告書 (活動計算書/収支計算書) |
決算報告書(貸借対照表) | 決算報告書(財産目録) | 事業報告書 |
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2024年度(前年度)
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2023年度(前々年度)
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2022年度(前々々年度)
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2021年度
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2020年度
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予算・事業計画
| 予算書類 | 事業計画書 |
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2025年度(当年度)
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2024年度(前年度)
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2023年度(前々年度)
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2022年度(前々々年度)
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2021年度
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