認定特定非営利活動法人行徳自然ほごくらぶ(旧:行徳野鳥観察舎友の会)

基礎情報

団体ID

1050583176

法人の種類

認定特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

行徳自然ほごくらぶ(旧:行徳野鳥観察舎友の会)

団体名ふりがな

えぬぴーおーぎょうとくしぜんほごくらぶ

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

市川市の行徳鳥獣保護区を拠点に、湿地環境の保全活動や様々な観察会・イヴェントを実施している。会員は全国に約185人(2021年4月現在)。事業の一部は行政からの委託を受けている。
2021年1月より、団体名を「NPO行徳自然ほごくらぶ」に改め、活動内容等についてはこれまでと変わらず推し進めていく。

代表者役職

理事長

代表者氏名

鈴木 晃夫

代表者氏名ふりがな

すずき あきお

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

-

都道府県

千葉県

市区町村

-

市区町村ふりがな

-

詳細住所

-

詳細住所ふりがな

-

お問い合わせ用メールアドレス

suzugamo9898@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

070-1491-9898

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時30分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

272-0137

都道府県

千葉県

市区町村

市川市

市区町村ふりがな

いちかわし

詳細住所

福栄4-22-11行徳保護区管理事務所

詳細住所ふりがな

ふくえい ぎょうとくほごくかんりじむしょ

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1979年11月1日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2000年4月10日

活動地域

県内

中心となる活動地域(県)

千葉県

最新決算総額

1,000万円~5,000万円未満

役員数・職員数合計

20名

所轄官庁

千葉県

所轄官庁局課名

自然保護課
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

環境・エコロジー

 

子ども、教育・学習支援、観光、食・産業、漁業、林業、行政への改策提言

設立以来の主な活動実績

●友の会のスタート
1979年、千葉県行徳野鳥観察舎はそれまでのプレハブから鉄筋コンクリートの新館に生まれ変わることになりました。これをきっかけに行徳野鳥観察舎友の会が誕生したのです。11月に有志によって会の設立を決め、12月26日の新館オープンと同じ日付で「すずがも通信」の0号(創刊号)を発行。行徳周辺からかつての‘新浜(しんはま)’の面影を残す風景は次々と失われていきました。保護区内でも、陸地部分には雨水を水源とする淡水池があったものの、それ以外はセイタカアワダチソウを中心とした草原となり‘水鳥の楽園’からは程遠い状態になりつつありました。
●よみがえれ 新浜
1986年「よみがえれ 新浜」を発行しました。いろいろな方々の‘新浜’に対する思い入れと、‘水鳥の楽園’を取り戻そうという決意を形にしたものです。この中に示された‘2001年の保護区’を実現することが友の会の当面の目標となりました。
●春の小川作戦
水鳥を呼び戻すために必要な淡水の湿地を保護区内につくるために、観察舎前の水路(=丸浜川)の水を使えないだろうかと考えました。まず、丸浜川を流れる家庭排水にウナギ養殖用の水車を使って空気を送り込んでやり、生物の活動を活発にすることによって水をきれいにする試みから出発しました。‘春の小川作戦’のスタートです。1台目の水車が回りはじめたのは1986年5月のことでした。水車を回すと丸浜川の水は目に見えてきれいになりました。アカムシ、イトミミズ、カダヤシなど水辺の生き物見られ、水鳥もやってきました。
●池をつくる
丸浜川の水を水源として保護区内に池をつくりました。1987年8月のことです。この池はまさに友の会による‘手づくり’でした。生き物の力によって水を浄化できるように、この池の水深はごく浅いものにしました。水深が浅いと日光が底まで届き、酸素も供給されやすくなるからです。池にはカモやシギなどの水鳥たちがやってきました。この‘春の小川作戦’はトヨタ財団第4回研究コンクール‘身近な環境を見つめよう’の研究助成を受けて行なわれ、1989年4月には同コンクールで最優秀賞を受賞することができました。詳しくは「せせらぎ1号 発車オーライ! -台所発 どぶ川経由 野鳥の楽園行き-」(1990年3月発行)にまとめられています。1993年には、保護区に‘みなと池’ができました。友の会が立てた新しい池の計画に、千葉県が造成の予算をとってくれ、ポンプや電気工事の費用は市川南ロータリークラブが寄付してくれました。最初の池は全体がごく浅いものでしたが、こんどの池は、水を浄化するための棚田と少し深めの池をつくりました。
●‘2001年の保護区’へ向けて
1994年3月、保護区を今後どのようにしていくのかを決めるための千葉県行徳内陸性湿地再整備検討協議会が、友の会の代表も参加して開かれました。この後、何回もの話し合いを経て保護区の再整備計画がつくられ、友の会がめざしてきた‘2001年の保護区’に近い形で保護区の再整備が行なわれることになりました。そして、1995年12月から再整備第1期工事。保護区には湿地が増えて、水鳥のための保護区らしくなってきました。しかし、池をつくっただけで終わりではありません。湿地を維持・管理し、さらによい環境にしていくための作業が大切です。

団体の目的
(定款に記載された目的)

「行徳野鳥観察舎友の会」は、「よみがえれ 新浜(しんはま)」を合い言葉に、水鳥をはじめとするいろいろな生きものがすみやすい湿地環境の復元をめざして活動しています。

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定款に記載された 目的、特定非営利活動の種類、事業の種類 は以下のとおりです。

定款 第3条
この法人は、水鳥をはじめとする多くの野生生物が生息できる湿地環境の保全と復元を理念とし、会員のほか不特定多数の人々に対して、自然とふれあう機会を提供し、自然保護の意義と知識の普及啓蒙をはかり、野生生物の生息環境の保全と復元のための事業を実施するなど、自然環境の保全をはかる活動をおこない、もって公益の増進に寄与することを目的とする。

定款 第4条
この法人は、前条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
環境の保全を図る活動。

定款 第5条
この法人は、第3条の目的を達成するため、次の事業を行う。
特定非営利活動に係る事業。
(1)自然保護の意義と知識の普及啓蒙に関する事業。
(2)野生生物の良好な生息環境の確保、保全、改善および復元に関する事業。
(3)野生生物についての調査および研究に関する事業。
(4)傷病野生生物の保護および救護に関する事業。
(5)行徳内陸性湿地の管理および運営に関する事業。
(6)この法人の活動についての広報に関する事業。
(7)以上のほか、この法人の目的を達成するために必要な事業。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

水鳥をはじめとする野生生物が生息できる湿地環境の保全と復元を中心に活動しています。
1. 自然保護の意義と知識の普及啓蒙に関する活動
1-1. 行徳鳥獣保護区利用者等の対応
・保護区内や観察舎周辺等の案内・解説(小学校等・他団体)
・大学等実習受け入れ
1-2. 自然観察会等の開催
・新浜定例自然観察会(毎月第2日曜日) * 千葉県野鳥の会、日本野鳥の会東京と共催
・夕暮れ観察会(毎月第4土曜日)
・平日観察会(毎月第1木曜日)
など
1-3. 自然観察会・各種イベントなどへ参加・協力・出展・講師派遣
・谷津干潟の日出展
・いちかわ環境フェア
・葛西臨海水族園トビハゼ観察会補助
・千葉県傷病鳥獣救護ボランティア講習会講師派遣
・ジャパンバードフェスティバル出展
など

2. 生物の良好な生息環境の確保、保全、改善および復元に関する活動
2-1. 市川市および周辺地域における各種会議等での発言・提言
・市川市生物多様性モニタリング調査
・江戸川放水路水面等利用者協議会
など
2-2. 行徳野鳥保護区の野生生物の生息環境の改善・復元のための活動
・会員によるボランティア作業
2-3. 他団体との協力・意見交換
・東京湾官民連携フォーラム「東京湾の窓PT」参加
・CRS活動対応

3. 野生生物についての調査および研究に関する活動
3-1. 野生生物の生息調査および研究
・県内サギ類生息状況調査
・周辺地域コアジサシ・シロチドリ繁殖状況調査
・ユリカモメ標識調査
・鳥類カウント(行徳鳥獣保護区・新浜鴨場・江戸川放水路・三番瀬市川側・市川市北部)
・行徳鳥獣保護区、植物・虫・キノコ調査
ほか
3-2. 江戸前干潟研究学校の実施
・月1回 保護区水域で定置網等を利用した水生生物調査イベント
3-3. カワウに関する調査
・行徳鳥獣保護区内繁殖状況調査
・千葉県業務委託 カワウ生息状況調査
ほか

4. 傷病野生生物の保護および救護に関する活動
・傷病鳥救護、問い合わせへの対応
ほか

5. 千葉県行徳鳥獣保護区の管理および運営に関する活動 (千葉県業務委託)
a. 普及啓発・周知広報・傷病鳥の救護と施設管理等の事業
b. 行徳鳥獣保護区の利用対応・施設維持管理・野鳥等誘引等の事業
c. 内陸性湿地を良好な状態に保ち、野鳥等を誘致するための環境維持・改善・野鳥保護事業
d. 内陸性湿地帯管理に役立てるための水質調査・鳥類調査

6. この法人の活動についての広報に関する活動
・会報「すずがも通信」を6回発行

7. 以上のほか、この法人の目的を達成するために必要な活動
7-1. インターネット等での活動紹介、行事案内等
7-2. インターン制度の実施
7-3. 職員研修

現在特に力を入れていること

●そして、NPO法人、認定NPO法人に
以上に紹介したほかにも、友の会はこれまでにいろいろな活動をしてきました。
保護区内外での観察会、収穫祭などの行事、友の会および保護区のPR活動、保護区周辺の自然環境を守るための活動、会報の発行などなど。そしてこれからも、保護区の環境の改善や維持・管理についてよりよい方策を考え提案するとともに、行徳野鳥観察舎をいろいろな面でサポートしていきたいと考えています。
●認定NPO法人に
2012年6月16日には国税庁所轄の、2017年6月16日からは千葉県所轄の認定NPO法人に認定されました。
認定NPOとなるためには、
社会的な貢献度や信用性が高いことが求められる一方で、
認定団体には税制上、寄附者に寄附金控除が適用されるため、
寄附による活動資金の増加をめざします。
認定NPOの資格取得により、
よりいっそう行徳鳥獣保護区の自然度や生物多様性を高め、
より多くの方々が優れた自然環境を実感し体感できるような場に育てて行くため、
調査研究や普及活動をはじめとする活動を広げて参ります。

今後の活動の方向性・ビジョン

海から淡水域までの多様な湿地環境と様々な生物に親しむことを通して、未来を担う多くの子供たちに、ふるさとの自然の素晴らしさ大切さを伝えていきたい。

定期刊行物

会報 すずがも通信 / 偶数月発行・年6回 / 200部

団体の備考

2021年「行徳野鳥観察舎友の会」から「NPO行徳自然ほごくらぶ」へ名称変更
2005年「みどりの日」自然環境功労者 環境大臣表彰
2002年 千葉県環境賞表彰式
1994年 鳥類保護連盟会長賞受賞
1989年 トヨタ財団第4回研究コンクール‘身近な環境を見つめよう’最優秀賞を受賞
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

千葉県市川市より市民活動団体支援金(2005~2015)
財団法人千葉県環境財団より助成金(H23)(H26)(H28~31)(R2~R6)
公益財団法人日本環境協会より助成金(H26)(H28)
藤原ナチュラルヒストリー振興財団より助成金(H31~R2)

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

湾岸地域の湿地関連団体との情報交換、共通イヴェント開催。
大学(東邦大学、日本大学等)の調査協力、協働イヴェントの実施。

企業・団体との協働・共同研究の実績

企業の地域貢献事業への協力(三菱電機NPO-CSR交流)
地元の町会、自立支援施設、商店等を巻き込んだお祭りの実施

行政との協働(委託事業など)の実績

行徳野鳥観察舎管理運営・行徳鳥獣保護区維持管理・ほか(千葉県市川市受託事業(H12~H26))
行徳鳥獣保護区カワウ生息状況調査(千葉県受託事業(H17~H24,H27~H31)
千葉県におけるサギ類生息状況調査(千葉県受託事業(H17~H19))
行徳鳥獣保護区の維持管理ならびに運営に関する活動(千葉県受託事業(H27~))