精神障がい者家族会「四季の会」は、在宅で生活している精神障がい者の家族会として、地域のボランティアの協力を得て、平成１６年に共同作業所「ほっとスペース・コスモス」を設立しました。以来、気軽に集える場として当事者や家族の相談活動、社会復帰の支援、地域との交流の拠点として、精神保健における地域の啓発活動を行ってまいりました。
　そして、これまでの社会復帰訓練及び交流の場としての役割に加え、地域生活や就労支援等の地域に密着したサービスの提供とその内容の充実のため、一層の活動規模の拡大と組織体としての運営基盤の充実を図り、包括的な自立支援を展開していくために、平成２２年４月に特定非営利活動法人として認証をいただき、翌年の８月に障がい者自立支援法（現・障がい者総合支援法）上の就労継続支援Ｂ型事業所としての指定を受けることとなり現在に至っております。


　理事　岡田　敦子　　略歴

昭和２６年１１月１０日生まれ

平成１６年８月５日　精神障がい者の日常生活支援、地域との交流を目的に家族会「四季の会」を設　　　　　　　　　　立

　　　同年８月５日　家族会「四季の会」を運営主体として、コスモス共同作業所を設置し、職業指　　　　　　　　　　導員として作業所運営を中心となって行う。

平成１８年４月１日　共同作業所「ほっとスペース・コスモス」に名称を変更する。

平成２２年４月１日　特定非営利活動法人として認証を受ける。理事長に就任する。

　　　同年４月１日　倉敷市より地域活動支援センターⅢ型の指定を受ける。

平成２３年８月１日　就労継続支援Ｂ型事業所として指定を受け、当法人の理事、事業所の職業指導　　　　　　　　　　員として勤務し、現在に至る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上　

　就労継続支援Ｂ型事業所として、授産作業（うどん・素麺の箱詰め、漬物や和菓子の箱折り、自動車部品のバリ取り、包装用品の袋詰め、クッキーの製造販売、廃品回収、しきび作り）を毎日、利用者と職員が力を合わせて行っています。　主に、精神障がい、知的障がい、発達障がいの方々が利用されています。平成２５年度の平均工賃は、約６，０００円です。
　授産作業以外にも、毎週月曜日・水曜日・金曜日は、調理実習を行っています。また、毎年１回倉敷市障がい福祉課主催の「ふれあいステージ」にも参加し、歌や演奏を披露しています。
　
　

当法人は通常の民家を事業所てして使用しているため、利用者の方にとっては、落ち着くことができる反面、改修工事が必要な部分もあります。
　事業所が設立当初は、大部分が家族と同居をしている利用者の方でしたが、現在は一人暮らしの方、諸般の事情により、県外から来られた方が非常に増えております。そのため生産活動の提供だけでなく、社会生活の支援のためにも、他機関との連携の必要性を強く感じております。

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