ブローニュの森のルーツは、昭和30年代から取り組まれてきた地域精神医療、昭和50年代から取り組まれてきた精神障害者家族会による作業所活動や医療法人による地域生活支援にあります。
現在は、栃木県佐野市・足利市・栃木市に施設を持ち、精神障害を持つ方々の為の生活支援と地域リハビリテーションを行っています。
また精神障害者を支援する事業所の県内組織である「特定非営利活動法人 栃木県精神障害者支援事業協会」、地域家族会の「佐野精神保健福祉会」「足利精神保健福祉会」、地域の農業者と医療・福祉事業者によるユニバーサル農業推進協議会である「ANSOKU農と福祉をつなぐ会」の事務局を担っています。

相談支援事業、居宅介護事業、地域活動支援センター事業、就労移行支援事業、就労継続支援B型事業、グループホーム事業

わが国の精神医療が、病床数や在院期間の長さにおいて世界一であることは、精神保健医療福祉に関わる人ならば誰もが知っていることです。入院中心医療から地域医療へと叫ばれて久しい昨今ですが、状況は一向に変化していません。私たちはこの状況を少しでも打開するために地域における生活支援とリハビリテーションを行っています。私たちは３つの市において77室の住居を運営していますが、施設を沢山作るような『箱もの』事業ではなく、人（支援者や仲間）とサービスを繋ぐ事を価値として運営してきました。このことの他にも働く場の提供（弁当作り・宅配事業、レストラン事業、自主製品【コーヒー焙煎、布・麻製品】事業）や職業リハビリテーション事業、ホームヘルプ事業、相談支援事業、地域活動支援センター事業（憩いの場）など精神障害を持つ方々が地域で必要とする事業を行っています。今後は更に、精神障害を持ちながらも地域で暮らせるような地域のシステム作りを、様々な関係機関や人と繋がりの中で進めていきたいと思っています。

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