[設立の経緯]
自分たちにできる社会貢献をしようと、ヘルパー研修で知り合った主婦5～6人が中心となり、2000年に任意団体「市民福祉活動団体陽だまり」を立ち上げ、地域の人々がお互いに助け合うことを趣旨とした会員制たすけあい活動「陽だまりクラブ」を開始した。2003年、ＮＰＯ法人格を取得し、介護保険事業および障害者総合支援事業にも取り組んでいる。

[代表者略歴]
大阪府生まれ。茨城県出身。明治学院大学で社会福祉を学んだ後、東京都葛飾区役所、宗近病院（東広島）勤務を経て、「市民活動団体陽だまり」設立に参加。以来、事務局長として組織運営に携わる。2013年、代表理事に就任。社会福祉士。介護支援専門員。

[主な活動実績]
①2000年、地域の人たちがお互いに助け合うことを主旨とした会員制たすけあい活動を、初めて東広島で開始した。
②地域公共交通を補完し、高齢者や障がい者の社会参加・外出支援を進めるため、広島県下でいち早く行政の認可を受けて「福祉有償運送事業」に取り組んでいる。また、国土交通省に「福祉有償運送運転者講習会」を開催できる団体として認定され、毎年運転者の育成に努めている。
③行政が実施している「放課後児童健全育成事業」（学童保育）の対象外となった子どもの受け皿として、2013年「放課後こどもくらぶ」を開設し、小学生の居場所づくりを行っている。

①会員制たすけあい活動「陽だまりクラブ」
行政サービスでは補えない暮らしの困りごとについて地域住民が助け合う仕組みで、手伝ってほしい人（利用者）と手伝いたい人（活動者）の双方が会員登録した上で活動している。平成26年度の利用者は160人を数え、買い物や食事など家事手伝い、話し相手や見守りなど介護の手伝い、子育ての手伝いや通院などの外出の手伝いを行う。ケアマネジャー資格のある専従コーディネーターによるきめ細やかな対応が特徴。2014年、厚生労働省老健局長優良賞を受賞。

②居宅介護支援事業（ケアマネジャー）
介護を必要とされる方からの相談を受け、各種サービスを組み合わせたケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整や取りまとめを行うサービスを提供。ケアマネジャー2名体制。

③訪問介護事業（ホームヘルパー）
高齢者（介護保険）と障がい者（障害者総合支援事業）双方にサービス提供を行っている。サービス提供責任者2名、登録ヘルパー16人の体制。

④放課後こどもくらぶ
小学1年生から6年生までの全児童を対象にした学童保育。保護者の就労以外の理由でも利用できる。小学校へのお迎えや、塾・お稽古ごとへの送迎も行っている。主に、行政サービスの学童保育の対象にならなかった子ども、発達障害などで大人数が苦手な子どもなどが利用している。

「ここに住んでよかった」「ここで育ってよかった」「ここで子育てしてよかった」と思えるまちの実現
①たすけあい活動を地域に広める
東広島市の他地域にも「たすけあい活動」を行う団体が生まれることを目指して、行政と連携し勉強会の開催や立ち上げ及び運営支援を行う。
②多様な学童保育を実現する
保護者や子どもの多様なニーズに応えるためには、行政仕様の一律サービスではなく、開所時間や定員、送迎サービスの有無、プログラム内容など特色ある施設が複数存在した方がよい。真に子育てしやすいまちを目指して、多様な主体による運営を行政が認めるように働きかけていく。

なし

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ＮＰＯ法人ひろしまＮＰＯセンター、ＮＰＯ法人全国移動サービスネットワーク

3名