2014年「旧田野医院」に静かに眠っていた約120年前のチェコ製のピアノと、現在のノヴィープロジェクトメンバーが出会う。西日本で一人と称される匠の技の持ち主であるピアノ修理士・井土和光さんが松江市にいらっしゃったことが奇跡的に重なったことや、多くの人たちの惜しみない協力により2016年4月16日に再生。その後、チェコの偉大な作曲家・ドヴォルザークの「新世界（チェコ語：ノヴィー・シヴィエト）」からチェコ大使館のトマーシュ・ドゥブ大使が命名し「ノヴィー」として親しまれることとなった。松江城公園内「興雲閣」でたくさんの方に綺麗な音色を届けるためのコンサートの開催等をおこなってきたが、現在は旧大谷小学校に拠点を移し活動している。また、チェコの偉大な音楽家ベドジフ･スメタナの生誕200年、ドヴォルザーク没後170年の「チェコ音楽年」という記念年の2024年にチェコの音楽家ウラディミール･ホリー先生の元から松江にやってきたチェコのコッホ･コルゼルト社1915年製のグランドピアノも加わり、井土氏によって無事再生された。今後は、2台のチェコのピアノを主人公にした、「音楽と人々」「チェコと日本」の架け橋になる活動をさらにアップデートしていきたい。

代表

かとう みきお