長田区社会福祉協議会（略して長田区社協）は、地域の住民の皆様が住み慣れた地域で、ともに支え合いながら、安心して暮らせるよう、住民の代表、福祉関連施設・団体、行政機関などの参加を得て、昭和26年に任意団体として発足しました。その後、福祉を取り巻く環境は大きく変化し、特に近年、少子化、高齢社会の進行などにより、福祉ニーズが多様化・複雑化するなかで、地域福祉・在宅福祉の充実が急務となりました。このような時代の要請を受け、区社協は平成4年7月に社会福祉法人としての認可を受け、地域福祉を推進する中核的な組織としてさまざまな活動を行っています。
　運営・事業に必要な財源は、主に神戸市や神戸市社会福祉協議会からの助成金・受託金、共同募金の配分金、市民や各種団体からの寄付金などでまかなわれています。
　これからも、公共性と自主性を有する民間組織として、地域のいろいろな福祉課題を解決していくために、社会福祉を目的とする事業の企画・実施やボランティア活動の推進、福祉関係者の連絡調整などを行い、時代の変化に対応しながら、「地域福祉のより一層の充実」、「安心して暮らせる住民主体の福祉のまちづくり」に取り組んでいきたいと思っています。

事業の内容
（１）高齢者福祉の推進
①地域見守り活動の推進
区内7ヵ所のあんしんすこやかセンター（地域包括支援センター）に見守り推進員を配置し、民生委員児童委員協議会等と連携して、ひとりぐらし高齢者等を地域住民間で見守る福祉コミュニティづくりを支援しています。
・ひとりぐらし高齢者世帯等への訪問活動の推進
・高齢者の生活情報提供と個別支援や介護予防事業の実施
・高齢者自立支援拠点「あんしんすこやかルーム」の設置。
②単身高齢者世帯調査、75歳以上高齢者世帯調査
民生委員の協力を得て、在宅の単身高齢者等の調査を行っています。
③ひとりぐらし友愛訪問活動の推進
民生委員が中心となった友愛訪問グループによる活動を推進しています。
④ひとりぐらし高齢者ふれあい給食サービス事業の実施
民生委員・児童委員や自治会、婦人会などのボランティアの協力により月1回以上の給食サービスを実施しています。
⑤ふれあい喫茶支援事業
復興住宅や地域集会所を利用して、地域のボランティアが運営する「ふれあい喫茶」の立ち上げを支援。
(２）児童の健全育成
①市社協児童館の管理・運営
②区内児童館運営の支援　　
③「子育てコミュニティ育成事業」の実施
地域ぐるみで子どもの健全育成を図るため、児童館を日曜日に開館するなどして、地域団体主催で「子育てコミュニティ育成事業」を実施
・実施団体　地区民児協、主任児童委員連絡会、子ども会、婦人会、ふれまち協、
青少協、ＰＴＡ 、自治会等
・実施内容　季節の行事、料理教室、工作教室、子ども喫茶等
④小地域子育て支援ネットワーク連絡会の開催
地域の子ども達が健やかに育つための環境づくりを目的に、地域組織や事業者、学校、　施設、行政等が小地域単位で連携し、情報交換、課題の検討、行事を実施。
（３）障害者福祉の推進
①障害者団体、小規模作業所に対する助成
②小規模作業所と地域との交流支援
③「長田区自立支援協議会」との連携による支援。運営委員会に参画。
（４）民生委員児童委員活動の推進・助成
①指定地区民児協活動の支援：平成23年度　長楽南部地区
②心配ごと相談所の運営
③生活福祉資金の貸付
④要保護者緊急援護資金の貸付
（５）善意銀行の運営
　広く一般市民から善意の金銭・物品等の預託を受け、管理し、必要に応じて地域福祉等の増進のため払出。わた菓子機、餅きり機、車椅子等の貸出。
（６）芝田カナヱ基金の運営
（７）歳末たすけあい募金運動
（８）長田区共同募金委員会
（９）民間社会福祉団体及び施設への助成
（10）長田ボランティアセンターの運営
　　①ボランティアの登録・紹介
　　②ボランティア講座等の開催
　　③ボランティアグループへの支援
（11）福祉教育等の推進
　　①福祉教育・ボランティア学習実践研究会
　　②福祉教育・ボランティア学習の支援
③「福祉教育・ボランティア学習のてびき」「ユニバーサルデザイン｣ＣＤの発行
（12）小規模作業所の運営支援
　　①小規模作業所新商品開発実行委員会
　　②小規模作業所新商品紹介コーナーの運営
　　③小規模作業所からの運営相談・依頼に対するコーディネート
（13）地域イベントの開催協力（各種団体のネットワーク化）
　 ①福祉フェアの開催（一七市拡大版）
　 ②1.17 KOBEに灯りをinながた
　 ③いちばで元気運営委員会
（14）福祉啓発活動及び調査研究
①情報誌「それいけながた」の発行
②区社協ホームページの開設
③「週間それいけながた」の放送(地域FM局｢FMわいわい｣の活用)
④大学ボランティアセンターの設立・運営連携事業

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