障がい者

当法人は、前理事長中村　多さんの奥様が、今から５０年ほど前に、今でいう「統合失調症」（当時は、精神分裂症）に罹患され、1級建築事務所をされていた中村さんは、事務所を息子さんに継がせ、ご自身が精神障害者を抱える家族の方々と一緒に、無認可の作業所を約４０年ほど前に始められたのが、そもそもの始まりです。その後、措置の時代を経て、２００３年にNPO法人を設立し、理事長に就任されました。
ところが、昨年、６月大腿部骨折し入院、その後入院中に脳梗塞の起こして、また９４歳という高齢でもあり、理事長の職務を遂行できないと判断し、昨年１０月に新しい理事長を迎えました。
新しい理事長は、就労継続支援A型、B型、グループホーム等の経験も豊富で、また、介護福祉士の資格も持っておられ、適材な人物ということで、就任してくださいました。

通常の活動は、一般的な就労継続支援B型と同じような軽作業をしておりますが、特徴としては、
高単価の作業を導入し、大阪の平均的な工賃の２倍は支給しています。
また、社会福祉士である職員による「こころを軽くするための学習会」を月１回定期的に開催しています。精神科医ウイリアム・グラッサー博士の「選択理論心理学」を中心に、統合失調症の利用者、うつ病の利用者、気分障害の利用さんが出席し、心が楽になったと、好評を得ています。
また、ジョブ・コーチである職員による就労支援です。特に若い利用者さんには、再度、就職し
社会復帰を果たしてほしいと、就職活動に力を入れています。現実的には、年間２～３名という厳しいものがありますが、めげずに支援をしています。
また、お正月、ひな祭り、端午の節句、七夕祭り、ハローウィーン、クリスマスなど、季節的な
行事も取り入れ、楽しく生活ができるように、イベントも企画しています。
また、年に２回。春と秋には、希望者による一泊旅行も企画し、思い出作りをしています。
ふよう福祉会の作業所に来て、良かったと思ってもらえるように、これからも、温かい心で支援を
していきたいと思います。

当法人は、前理事長中村さんが、奥様の精神病の介護をするために、東大阪市で同じような精神障害で苦しむ家族の方々と一緒に、約４０年ほど前に、東大阪ふよう家族会をたちあげ、現在に至っています。
ですから、今でも公益社団法人大阪府精神障害者家族会連合会（通称：大家連）の会員であり、活動をしています。
大家連では、親なきあと、精神障害者である息子、娘がどうなってしまうのか？ということが最大の
不安であり、心配であります。当法人も精神障害者本人のみならず、家族の苦しみ、不安を考え、
今後の対策を考えていきたいと思います。

実績なし

無