代表者の中村滝男は1970年に高知大学に入学。在学中から野鳥保護や子供たちの環境教育に取り組んでいたが、上京して日本野鳥の会や日本生態系協会の職員として勤務した後、高知県に戻って生態系保護を目的とする市民団体として当協会を設立した。以来、高知県の鳥に指定されているヤイロチョウや、四国に生息するツキノワグマなどの希少種の生息実態調査を行った他、身近なメダカの調査や保護活動を通じて子供たちの環境教育にも取り組んできた。調査結果に基づいて報告書やガイドブックを作成。シンポジウムや写真展などを行って一般市民に普及啓発活動を行うと共に、行政に対しては保護対策について提言した。
　身近な水辺環境の保全を目指して『めだかトラスト』を提唱。グラウンドワーク手法で身近な水辺環境を再生に取り組む。現在は『日本めだかトラスト協会』や、日本野鳥の会創立者の中西悟堂思想の継承を目指す『中西悟堂協会』、四国に飛来するツルやコウノトリの保護を目指す『四国ツル・コウノトリ保護ネットワーク』の事務局として各団体の支援活動も行っている。
　2002年からナショナルトラスト手法でヤイロチョウの生息地の森の取得を開始。2003年には日本財団の助成金を得て、森に入ることなくダム湖の上からヤイロチョウの囀りを聞くためのボートを購入し、全国から親子13組が参加して、取得したヤイロチョウの生息地の森を拠点にエコツアーを実施した。

１、生態系保護思想の普及啓発
２、ナショナルトラスト・手法による土地・施設などの取得と当該地域の生態系保全・修復
３、自然に親しむことを目的とした催しの開催
４、ビオトープ構想の普及及び資料の収集
５、生態系の調査研究及び資料の収集
６、生態系に関する出版物及び機関誌の発行
７、国や地方公共団体等が行う生態系保護事業に対する支援
８、全国各地で生態系トラスト活動を進める個人及び団体に対する支援
９、前略号に掲げるもののほか、協会の目的を達成するために必要な事業

２０１３年４月１日に公益社団法人移行

なし

無

2名